英語で「ピアノランド」を歌う子どもたち!

英語で「ピアノランド」を歌う子どもたち!

DVD「えいごでピアノランド」が今年5月に発売され、お陰様で本当によく売れています。こんなに沢山の方がピアノランドが「英語」になるのを待っていてくださったのかと、本当に嬉しい気持ちです。

カワイ表参道で開催した5月の発売記念セミナーは、コロナ禍の中、配信でお届けすることができました。「ピアノランド」を英訳したクリステル・チアリさんの楽しい解説と、ミニコンサートが好評で、こんなに感想が届きました。第1弾第2弾第3弾

ただ、コロナ禍の中、しばらくリモートレッスンが主流になった方も多く、夏から秋にかけてコロナ疲れも見え始めました。
先日、マスタークラスで弾き語りをテーマに講義したときに「えいごでピアノランド」を取り上げたところ、
「コロナで忘れていたけれど、やっぱり取り入れなくては!」と思われた方も多かったようです。そこで、私もDVD「えいごでピアノランド」をどうやってレッスンに取り入れるかの記事を書かなくては!と思った次第です。おまけに、クリスマスプレゼントに間に合うかもしれませんし、お正月のお年玉にもいいかも。冬休みの宿題にももってこいです!

 

 

DVDを買ったけれど、見ただけで歌っていない方、いらっしゃいませんか?
どうやって取り入れていこうか迷っているうちに、DVDが眠っていませんか?

 

そんなタイミングにぴったりの映像をお届けします。
英語で「ピアノランド」を歌う、子どもたちの動画をご覧ください。

全国の子どもたちにもこの楽しさを経験してもらえるように!と
ピアノランドスクールの保護者の許可をいただいての公開です。
(今年は各家庭ごとに順番に動画を撮影して、YouTubeの限定公開で楽しんでいただきました)

 

 

ほんっとに可愛いですよね!(すみません!我が生徒を……笑)

初めの頃は英語で歌うことに戸惑っていた子どもたちですが、
習慣にすることでいつの間にか楽しくマスターできるようになっていきました。
毎レッスンに取り入れて3、4ヶ月くらいでの様子です。
この調子でいくと、来年はどうなっているか楽しみです。

みなさんも、この取り組みを始めてみませんか?

 

習慣を変えれば、必ずできるようになる

何事も、マスターするには習慣にすることが決め手です。
やったりやらなかったり、そのまま放置していてマスターできることはありません。

でも、どうやったら習慣化できるのでしょう?

 

秘訣は、始めることです。

始めた人しか辿りつけない。当たり前ですが。

 

やることは、この3つだけです。

1 英語で「ピアノランド」を歌うメリットを、きちんと伝える

2 家庭での協力をお願いする

3 毎レッスン、1曲1回だけでも一緒にうたう

 

そして次には、

4 成果を実感してもらう

5 英語を教えるのではなく、音楽教育の中に自然に英語もセットにする

 

これで、必ず続きます。
大切なのは、焦らず、コツコツと少しずつ取り組んでいくことです。

私も、改めて発表会での動画を見て、
「初めは大変だったけれど、取り組んでよかった!」と思いました。

何より、子どもたちに自信がつきました。
親御さんもとても喜んでくださっています。
講師陣も、子どもたちは自分たちの時代とは違う力を身につけているなぁと
深く実感しながらレッスンしています。
だって、英語で弾き語りをするなんて!

では、一つずつ解説していきます。

 

1 英語で「ピアノランド」を歌うメリットを伝える

 

そのためには、まず、子どもたちと親御さんに、
英語で歌うことにどんなメリットがあるのか、
それが将来にわたってお子さんをどんなに助けるのかを伝えることです。
私は、こんな風にお伝えしています。
ぜひ、下記をクリックしてお読みください。↓

 

どうして、「えいごでピアノランド」を作ろうと思ったのか

 

私の人生において、もっとこうしておけばよかったということ、
そして、その反省を自分の息子たちの教育で解消できたこと、
「ピアノランド」を通して社会に貢献できることがあると思ったことを綴りました。

こうして、何のためにこれから自分は「ピアノランド」を英語で歌わせるのか、
親御さんは、それが我が子のためになるのかを理解しておくことが大事です。

 

発売記念セミナー終了後、英訳&歌のクリステル・チアリさん、樹原孝之介と。

 

2 家庭での協力をお願いする

 

メリットを理解していただけたら、ご家庭での協力もお願いしましょう。
小さいお子さんの場合は、例えばこんなことです。

・DVD「えいごでピアノランド」を、いつでも見られるようにしておく

・中にある歌詞カードをピアノの近くに置いて、すぐに見て歌えるように

・子どもが英語で歌うのを忘れていたら、一緒に歌ったり、楽しく促してもらう

・歌ったら、「今日も英語で歌えたね!」と取り組んだことを認めてもらう

・「次のレッスンの始めに英語で歌う曲は何?」と興味を持ってもらう

・時々動画を撮影していただく

等です。
忙しい親御さんも多いと思いますので、
そんなときは繰り返し再生して見せるだけでも効果があります。
ディズニーなどのアニメを見るように、
丸ごと再生していただくと耳が英語に慣れるばかりでなく、
クリステルさんが各曲に込めた歌への思いが、しっかりと伝わってきます。

また、私と樹原孝之介が連弾している様子が常に画面左下に映っていますので、
ピアノを弾く姿勢や呼吸が常に目に入り、ピアノの音を聴きあい反応し合う醍醐味、
イントロや間奏のちょっとしたアドリブなども記憶に残っていきます。

まずは日本語、次に英語の歌詞で歌っていますから、
意味がわかった状態で英語を聞き、字幕も見ることになります。
発音と文字との関係も繰り返し見て自然にマスターしていきます。

『プレ・ピアノランド』の指の体操のフォームは私の動作を、
発音はクリステルさんの口元をご覧いただければ、
いつの間にか楽しく覚えてしまいます。

 

 

3 毎レッスン、1曲1回だけでも一緒にうたう

 

レッスンでは、最初に英語で1曲歌うことを習慣にします。
『ピアノランド①』の曲は、日本語と英語で歌っても1曲1分かかるかどうか。
たとえ1回でも歌うことが大切です。

生徒によって進み方をかえていますが、
1ヶ月同じ曲を歌ってだんだん上達していくように促す場合と、
毎回違う曲を披露したくて持ってくる子もいます。
暗譜して歌える子、1番だけなら暗譜で歌える子、弾き語りもできる子など様々です。

先生は英語で教えるわけではありませんから、
「英語の歌、発音の手本はクリステルさん」と割り切って、
一緒に楽しく歌うだけでよいのです。

教室では歌詞カードを大きめにコピーして、
子どもたちが歌いたいという曲をさっと出して、楽譜の横に置いて一緒に歌います。
一緒にレッスンについてくる妹や弟たちは、
きっともっと早く歌えるようになることでしょう。

 

 

4 成果を実感してもらう

 

これもとても大事です!
日頃の努力の積み重ねを何かの形で披露して、
「頑張ってよかったね!」と思えるようにしましょう。

発表会やクリスマス会なども良い機会ですが、
「動画を撮影しておじいちゃんやおばあちゃんに送って見てもらう」
のもいい考えですね!
孫がピアノを弾いているだけでも嬉しいのに、
英語でも歌って演奏していたりすると、大感激ではないでしょうか。

そして、数ヶ月、1年、2年経ったときを楽しみにしてレッスンを進めていきましょう。

 

初めは大変でも、軌道に乗ってしまうと何でもなくなります。
そして、当然ですが、“聴きとり術”のときのように、
やっているうちにどんどんコードネームがわかるようになる、
和音が綺麗に弾けるようになる、機能を感じるようになる、
という効果があったのと同じことが成果として見えてきます。

「先生、yummyって美味しいだよね。おやつの時間てhappy snack timeなんだね〜」
「ハッピーだもんね〜」という感じになってきます。

 

汐留ベヒシュタインホールでの撮影後のスナップ。

 

5 英語を教えるのではなく、
音楽教育の中に自然に英語もセットにする

 

私は英語の専門家ではないので、ピアノを教えながら英語に親しむ環境を作る、と割り切っています。

ブロークンでもいいので、どんどん怖がらずにコミュニケーションをとろうとすることが
日本人は苦手と言われますね。
それは、正に、何年もピアノを弾いているのに即興演奏ができない、という気質と
関係しているような気がします。

「英語を母国語としない国の人たちとも英語で話をすることが多い」と海外勤務の長男から聞きます。
それなら、耳慣れておくことが環境としてとても大事だと思うのです。

もし、保護者が語学に興味がないという家庭であっても、
ピアノのレッスンで毎回触れていたら、その違いは後々大きくなることでしょう。

子どもたちに少しでもよい機会を提供したい、という私のこの気持ちは、
ピアノランドを始めたときと同じです。

 

 

これは、編集者からいただいた写真です。
一緒にDVDを作り上げるまでの大変な日々を思い出し、
この作品への愛情がひしひしと伝わってきます。

クリステルさんの美しい英訳、発音、孝之介との連弾、そして可愛いパッケージ。

DVD「えいごでピアノランド」を、みなさんのレッスンの中で役立てていただけますように!

 

 

 

来年の樹原涼子のセミナー

🔶2021年 1月 18日(月)10:30~12:30 エナスタジオ
配信は、2月初旬から約1ヶ月間の予定

成果を報告!新たな提案『即興演奏 12のとびら 〜音楽をつくってみよう〜』2

『即興演奏 12のとびら』を使い倒して、レベルアップしていくために!

ピアノランドメイト事務局  info1@pianoland.co.jp tel:03 5742 7542

 

 

🔶2021年 2月 24日(水)10:30~ カワイ表参道 コンサートサロンパウゼ(東京都渋谷区)

新刊『ピアノランドこどものスケールブック』《発売記念セミナー》 配信も予定

『ピアノランド スケール・モード・アルペジオ』の姉妹本が登場!

カワイ表参道 電話:03-3409-2511 メール 担当 甘利:amarisi@kawai.co.jp

 

樹原涼子
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