大阪&名古屋『即興演奏 12のとびら』セミナーでとけた“呪縛”

9月10日にカワイ表参道で『即興演奏 12のとびら 音楽をつくってみよう』の出版記念セミナー(カワイ表参道9/11の日記)を開催して2ヶ月が過ぎ、その第2、第3弾として大阪と名古屋に行ってきました!

11月20日は満員のカワイ梅田で、21日も沢山の受講生がカワイ名古屋に集まってくださいました!

 

セミナーの様子を写真で簡単にお伝えしつつ、色々と感じたことを書いてみます。
少し長いので、見出しも用意しました。

 

なんでもいい、じゃ、わからないよね

ピアノの先生と作曲家の頭のなかを覗いてみると……

読譜を教えるのに苦労している方に、伝えたいこと

テキストの世界観を知って、指導に役立てていただければ

子供の頃から、全音音階、モードだって

呪縛がとけた喜びの笑顔 そして、夫の反応

教室まるごと『即興演奏 12のとびら』を当たり前にする!

ありがとう!

 

 

なんでもいい、じゃ、わからないよね

大阪は満員で写真を撮る場所もなかったようなので、会場は名古屋の様子です。

 

 

前半は、「即興演奏なんてできない!」とほとんどの方が思っていらして、言わば“アウェイ”の中で講義を始めました。
帰るまでに、この本をやってみよう、即興って楽しそう、私にもできる!と思っていただくのが私の仕事です。

アンケートにありましたが(大阪 名古屋)、次の言葉が印象に残っています。

♪即興、「なんでもいい」と言われ、いつも困っていたのですが、
「なんでもいい」の方法を知ることができたと思います。

なんでもいいけれど、なんでもいいわけではないんですよね。
「自由」というのは、「どんなことをする自由なのか」を明らかにしてあげることが大事なんだと思います。
音楽には約束事があることをよく知っている先生方ゆえに、ルールを破らないで楽しく素敵にするにはどうしたらいいか、それを知りたいと思っていらっしゃる……のだと思うのです。
だから、誰もが作ったことがないような、痒い所に手が届くような本を作ったつもりです。
1冊学んだ後は、生徒はもちろん、先生も音楽の分析上手になっているはずです。

♪レジメの、「習ってこなかったからと新しいことを取り入れなければ、永遠に進歩はありいません」
この文がとても胸にきます。

我ながら、ハッキリと書いたものですが……大事なことです。
時代が変わっていることに目を背けないで、次の世代のために全力で勉強しませんか?
私は作曲家としてこんなことを伝えたい、知ってほしいと思っています、とお話ししました。

 

ピアノの先生と作曲家の頭のなかを覗いてみると……

 

ここでは1つだけ例を揚げますが、
「みなさんハノンでアルペジオを弾いていらしたと思いますが、何のための練習でしたか?」
と伺ったところ、ほとんどの方が
「指慣らし」「ウォーミングアップ」「1の指をくぐらせる練習」等と思っていたそうです。

「作曲をする立場から言わせていただくと、アルペジオは和音をどのようにほぐして見せるかという手法で、元は和音、コードです。その和音をいかにバラして美しく和声を聴かせるかに作曲家は心を砕いているのです。だから、元のコードを表すということを忘れてはいけないんですね」
ここで、「そうか〜……」と驚くみなさん。(に驚く私……)

例えばディミニッシュコードをアルペジオにしてみましょう。
『ピアノランド スケール・モード・アルペジオ』の中のアルペジオのページで、Cdim7を選んで、そのほぐし方を解説していくと、確かに、このコードの響きを美しく聴かせるための方法がアルペジオなのだと実感してくださって、けして、指慣らしなんかではない、もっと本質的な音楽的な練習なのだと気づいてくださる。

そこで、『即興演奏 12のとびら 音楽をつくってみよう』の中には、コードを凸凹にして即興してみようというページが出て来ます。
先生が弾くお手本は、ベートーベンの月光ソナタの1楽章のディミニッシュコードが出てくる数小節ですが、ここで、「音楽の素材ディミニッシュやマイナーコードをベートーベンがどう料理したか?」という発想に出会うことができる!と、まずは先生方に気づいていただくことができました。

参加した先生方にとって、12種類のコードが様々なほぐし方で即興演奏できるようになっていくプロセスをご覧いただくと、「ああ、これまで、ただ音符を弾かせてきちゃったけど、何を弾いているのか、その中身を教えるべきだった」と思われるんですね。すぐにわかっていただけて、本当に嬉しい。
そんな風に教育を受けてこなかったから、つい見過ごしてしまっただけですから、一旦気づけはすぐに修正できます。

こうして、「12のとびら」を1つずつ紐解くたびに(1ページごとに!)、みなさんが「ああ」とか「ほう」とか「そうだったんだ!」という反応をされるので、本当にこの本を書いてよかったと思いました。

子供達に伝えるためには、まず、先生方にこの本の意味を伝えなくてはなりません。

 

 

 

読譜を教えるのに苦労している方に、伝えたいこと

 

『即興演奏 12のとびら 音楽をつくってみよう』の中には、子供が音符を書いてみるところが沢山あります。
1ヶ月で1つの扉を学ぶことを提案、扉の中は4つに分かれていて、毎週1ページの宿題を出します。
レッスンの終わりに、毎回こんな風に宿題を出しましょうね!と、1レッスン3分、場合によっては1分もかからない宿題の出し方を次々にご覧いただいて、1時間で12のとびらすべてのレッスンを紹介しました✨

みなさん、「え、もう終わり?」と最初はびっくり!
そんなに簡単に教えていくんですね!と、笑っちゃう方も(笑)

 

子供達に譜読みを教える苦労をしている先生方、『プレ・ピアノランド』の二段階導入法の頃から聴いて、歌って、楽譜に書く習慣をつづけていますか? さらに『12のとびら』で書く習慣をつければ、書けるものは簡単に読めます! という話をして、ピアノランド音楽ノートの特別な5線の解説もしました。

 

 

 

テキストの世界観を知って、指導に役立てていただければ

 

休憩前には、イラストと装丁を担当してくれたトナカイフサコさんが登場。
この本に挑戦する子供達を励ますお姉さん役「ウサコちゃん」。
ちょっと不器用で自信のない「くまピョン」。
大事なことを教えてくれるフクロウ博士。

そのキャラクターに託した思いを熱く語ってくれました。

 

 

 

 

子供の頃から、全音音階、モードだって

ドビュッシーは全音音階の即興レッスンに登場(ベートーベンは上記の通り、美しいアルペジオに登場!)します。
子供のうちから、しっかりと耳を鍛え、センスを磨く方法を次々に繰り出していきます。

 

 

 

モード(教会旋法)での即興演奏の参考に、連弾組曲集『時の旅』から「小さな時間旅行」を紹介しました。
特に大切なドリアンモード、フリジアンモード、リディアンモード、ミクソリディアンモードの音列と雰囲気と名前を覚えるための物語も早足で解説。
大阪では勉強会講師の梶光代さん、名古屋では栗原和子さん(写真)との連弾をお届けしました♡

 

   

 

 

呪縛がとけた喜びの笑顔 そして、夫の反応

 

♪夏に手にしたこの本を、表紙を眺め、ワクワクしながらも、
でも、中を開けて読みこむ勇気が持てず、今日を待ちました!
こんなに気軽に遊びながら(1分で!あっさりと!!)指導できるなんて、嬉しいです。
今から使います。ありがとうございました。

 

すぐに本が開けないほど、こんなにも即興演奏への抵抗感があったのですね。
ですが、セミナーを聞いていただいたら、今から使っていただけるなんて、本当に嬉しい。

夫がアンケートを読んで、「本当に画期的な本ができてよかったね〜」と褒めてくれました。
あれだけ苦労したので、「もっと言って(笑)」という感じではありますが、今回のツアーは出版ホヤホヤのときに比べて更に深くみなさんの心に切り込んでいくことを目標にしたので、やはり、伝え方が大事だとしみじみ思いました。

皆さんが本当に困っていること、望んでいることと、しっかり重なったセミナーが初めてできたかもしれません。
もちろん、これまで続けて来た多くのセミナーも役に立ったに違いないと思うのですが、今回のアンケートからうかがえる“爽快感”は、ちょっと異質のもの。

それは多分、多分ですが、
子供にこうさせなくちゃ、先生はこうしなくちゃ、と、何かに追われるような、どこか追い詰められるような「教育」という類のものとは違う、大きな開放感を感じていただけたのでは、ということ。
音楽って本当は、心が軽くなるもの、あったかくなるもの、幸せになるものだよね!ということを実感していただけたかもしれないのは、とても嬉しいことです。

 

教室まるごと『即興演奏 12のとびら』を当たり前にする!

 

ご来場の皆様へは、フサコさんが作ってくれた1年間のレッスンカレンダー、その月に取り組む扉を書き込むシートをプレゼント。これで、教室全員で即興演奏に取り組み、充実した1年を過ごすことができます。

シートに教室名、12のレッスンを行う月を書き込み、今月はこのテーマですよ!という各月のテーマも張り出します。
毎レッスンの最後に1ページずつ、教室の全員に宿題を出します。
特定の子供だけではなく、教室全体の集合知、音楽的教養を同時にアップしていく効果は計り知れません。
幼児から大人まで、それぞれの深さで取り組めて、「こんなことまで学べるんですね」と親御さんにも喜んでいただけます。

 

 

 

 

セミナーにおいでになれなかった方も、音楽之友社のサイトからダウンロードしてお使いください!
下記の絵をクリックすると、スケジュール表の他、お面やぬりえもダウンロードできます。

 

 

 

 

ありがとう!

 

この本は、音符通りに演奏するピアノ教育から、自分で音楽を考えて演奏することができるように育てるところまで、一気にワープするものです。
それを助けるのが、コードを聴いてわかるようにする『耳を開く 聴きとり術 コード編』と、音楽の素材とテクニックを学ぶ『ピアノランド スケール・モード・アルペジオ』であることも、この本を通じて理解していただけました。

これらの基礎があって、ピアノランドは一気に花開きます。
どんな時代の音楽へも、過去だけではない、未来の音楽の扉を開き、次の世代の作曲家も育んでいきたいという願いを、多くの皆様と共有できたことに、感謝申し上げます!!!

 

開催にあたって、大きな力を貸してくださった、ぷち・ピアノランド関西、ぷち・ピアノランド名古屋の皆様、ありがとうございました。ピアノランドメイト会員のみなさんのおかげで、当日の準備や受付その他、本当に助かりました!

 

大阪のセミナー終了後、ランチをご一緒したみなさんとテーブルごとに記念撮影。
ありがとうございました!

 

  

 

名古屋でも楽しいランチパーティーが♡ いろんな質問がありました。

 

 

ツアー中、東京からずっとサポートしてくれた勉強会講師&スタッフの梶さんと、フサコさん(右)と、名古屋前日に晩御飯。二日間、お疲れ様でした。

 

 

 

勉強会で詳しく学ぼう!

 

お陰様で、『即興演奏 12のとびら』勉強会の開講が決まりました。
下記の他、各地でも募集しています。案内はこちら

大阪クラスnew 三木楽器開成館(大阪市中央区)※申込人数が多いため、2クラス開講となるかもしれません。

◎2020年2月10日開講予定。毎月第2or第3月曜日 10:00~13:00

名古屋クラスnew 日響楽器池下店(愛知県名古屋市)

◎2020年2月13日開講予定。毎月第2木曜日 10:00~13:00

 

東京、大阪、名古屋に続き、熊本でセミナー開催が決定!

2020年 2月 10日(月)10:15~12:45 カワイ熊本ショップ(熊本市中央区)

セミナー『即興演奏 12のとびら 〜音楽をつくってみよう〜』熊本で開催!NEW

大阪と名古屋のセミナーが好評だったため、九州からの問い合わせが相次ぎ、急遽故郷熊本での開催が決まりました。
即興勉強会を来年2月10日から始める予定でカワイ熊本を押さえていましたが、この日を出版記念セミナーといたします。
(勉強会については改めてご案内します。どうぞよろしくお願いいたします)

 

ごきげんバンドの“即興演奏”が体験できる!
12の扉 クリスマス🎄

2019年 12月 23日(月)19:30開演 18:00開場(スタート前に、美味しいお食事をどうぞ)

樹原涼子の12の扉 クリスマスNEW

樹原涼子も「いだてん」だった!?
ごきげんバンド25周年を前に

アート・カフェ・フレンズ(東京都渋谷区恵比寿)
樹原涼子スタジオ
TEL:03-5742-7542
mail:info1@pianoland.co.jp

このリーフレットも、トナカイフサコさんのデザインです♡

 

 

樹原涼子
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