時々日記更新 名古屋でNEW!「ピアノランドメソッドの全貌」セミナーでした♪

時々日記更新 名古屋でNEW!「ピアノランドメソッドの全貌」セミナーでした♪

今月のスケジュールはなぜかとんでもないことになってしまって、嬉しい悲鳴の毎日を過ごしています。

昨日は、樹原孝之介の『ふたりで弾こう!ピアノびっくり箱』の勉強会を一緒にやってから、彼の次の楽譜(大好評につき、続編の企画です)の打ち合せに同席、そして名古屋へ前乗り。

今朝(11月16日)は8時半に会場入り、みなさんが会場に来る前から指慣らしをして、10時からのセミナー。

 

カワイ名古屋ピアノランドメソッドの全貌セミナーチラシ

 

2時間半で、ピアノランドメソッド全体の構造と、“二段階導入法”の考え方を今の私の解説で(以前と同じではありません)、そして新たな〈聴く〉メニューとして『耳を開く 聴きとり術 コード編』の12のコードを“聴きとり術”に沿って全て演奏。

受講生のみなさんには子供の気持ちになって目をつぶってコードを味わい、名前を覚え、響きをどう感じたか言葉にしてもらいました。

この“聴きとり術”は、子供が入門したその日からスタートします。

演奏するわけではありませんから、どんな年齢でも、経験も問いません。

とにかく、コードの響きに浸り、名前を覚え、仲良くなるのは一日でも早い方がいいのです。

だって、そのときからコードの様々な色を感じ始めることができる、その幸せを経験できるから!

 

次に、『ピアノランド スケール・モード・アルペジオ』の取入れ方をみっちり。

この本は、『ピアノランドたのしいテクニック』中巻のポジション移動に入ったらすぐにスタート。

スケールとは“物差し”のことですから、まずは調性音楽の物差しである24調のスケールとその集合体五度圏を学び、その後、調性に縛られないスケールを学び、次のモード(教会旋法)、アルペジオの項目へ。

とにかく、スケールの美しさとしくみの面白さに目覚めてもらうためのテキスト。

一音一音の高さを“こころのピッチ”で感じながら美しく演奏していきます。

「ピアノランド」の曲から、どのモードがつかわれているかを探す方法をお伝えしたら、会場のみなさんはとても嬉しそう!

最後に、コードをアルペジオにほどいていく方法、アドリブや作曲に生かす方法では、「そうか〜!」という表情で、この練習の奥深さを感じていただけたようです。

 

 

まとめとして、ピアノランドメソッドを進めていくにあたって、行き当たりばったりにならないように、“レッスン設計”の大切さを理解していただこうと、生徒の年齢別に何通りものレッスンプランを紹介したレジメを制作しました。

久々に電卓を使って(笑)苦労しましたが、ここも大好評でよかった♪♪♪

 

 

『耳を開く 聴きとり術 コード編』ピアノランド スケール・モード・アルペジオ

 

 

「最後まで行ったときが終わり」ではなく、例えば“聴きとり術”なら「12のコードを1年で」(あるいは半年で)という計画にそって計画的に進めていくことが大切です。

人生の時間は無限ではないので、長期計画も、その日のレッスン時間の使い方も大切です。

予定を立てるのは、期間を区切り、効果を上げるため、モチベーションを上げるためです。

(予定を消化することが目的ではないことを、お忘れなく!)

 

 

“二段階導入法”でピアノを弾かない時期の子供のレッスンを見学したい!という声もあり、なるほど、進め方に苦労されているのだなということもわかり、私も大変勉強になりました。

 

 

2016年ピアノランドシリーズ表紙写真

 

 

“メソッド”と言われるものは大きな体系になっているので、その目標に向かって煉瓦を積み上げるように構成されており、それを無視してメソッドの途中であっちこっちのメソッドのつまみ食いをすると、結局はどのメソッドの目的も達せられないので注意が必要なこと。

 

つまづいたときは、それは「なぜか」検証して原因をつきとめて改善すること。

(その理由を、自分の指導以外に求めてよいか? それはメソッドのせい? 自分の理解不足、力不足ではないかを問うことも大切)

それを放置して他のメソッドに行っても、問題はそのまま据え置かれ、先送りになるだけ。

 

音楽に奉仕するのがテクニック。

美しい音がでなければ、音楽にならないこと。

美しいものがわかる“美意識”と、そして、鍵盤の上でそれを実現できる「ピアノを弾く手」を育てて初めて実現できること。

いつも、「〇〇ためには〇〇が必要である……」と考えていれば、なぜ、失敗した(させた)のかも自ずとわかってくる。

 

 

瞬く間の2時間半。

休憩なしだったので、途中ストレッチタイムを設けてリフレッシュ、そのまま駆け抜けました。

 

 

『ピアノランド スケール・モード・アルペジオ』の出版後すぐ9月27日に出版記念セミナーをカワイ表参道で開きましたが、そのときは、1冊だけで2時間半ですから、今回のセミナーのボリュームたるや、はい、もう、それは早口でごめんなさい!

その上、来年2月開講で募集中の名古屋での『夢の中の夢』勉強会の予告として、アンケートを書いていただいている間に、全曲の触りだけちょこっと弾くというおまけ付き♪(勉強会の案内は明日、ニュース欄で告知予定)

【→名古屋での勉強会募集、最新情報を11/17にニュース欄に更新しましたのでご覧ください。変更有り!】

奇蹟のようにぴったりに終了、頑張りました(笑)!

 

 

終了後は、ピアノランドメイト会員のみなさんが昼食会を計画してくださいました。

お腹がぺこぺこのままパチリ♪

 

名古屋「ピアノランドメソッド全貌」昼食会20161116

 

帰りの新幹線では、沢山のアンケートとピティナのレポートを見ているうちに、あっという間に品川着。

みなさんの感想はスタッフがニュース欄voiceに近日中にアップしますので、よかったらご覧ください。

 

 

ご来場のみなさま、本当にありがとうございました!

質問がありましたら、いつでもこちらにお問い合わせください。

 

 

カワイ名古屋のスタッフのみなさま、大変お世話になりました!

 

 

 

 

 

 

 

樹原涼子
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