新刊『ピアノランド スケール・モード・アルペジオ』お披露目セミナーで伝えられたこと♪

新刊『ピアノランド スケール・モード・アルペジオ』お披露目セミナーで伝えられたこと♪

2016年9月27日(火)カワイ表参道にて、新刊『ピアノランド スケール・モード・アルペジオ』で、音楽の美しさと知識とテクニックを手に入れる! と題した新刊お披露目セミナーを開催しました!

私より早く到着される方もあり、満員の会場でご挨拶をした瞬間、

「伝えたかったことが形にできてよかった!発表の場が持ててなんて幸せな作品だろう!」

と思い、編集者やスタッフとの長かった制作の日々の苦労が今日報われるのだと、武者震いしました。

メソッド、教材が星の数ほど出版されている昨今、やはり、著者から直接話しを聞きたいという方が大勢いらっしゃるのは嬉しいことです。

 

 

「スケール」お披露目セミナー カワイ表参道

 

 

なぜ、「ピアノランド」を冠にしてスケール・モード・アルペジオの本を書いたのか、書かなければならなかったのかをお話して、3つの部分についてそれぞれ丁寧に解説していった2時間半の流れをダイジェスト。

 

 

まずは、美しい音を。

その美しい音を使って、音と音との関係を形づくっていくのが音楽であるということ、そのために、スケールの音の並び、その種類や意味を理解することが大切であること。

作曲家は、その美意識によってスケール(物差し)を持ち替えて楽曲を作っていきますが、その頭の中を理解するために知っておきたいこと。

調性に縛られるもの、縛られないもの、様々な世界のスケール達。

中でも、全音音階とディミニッシュトスケールについては、多くの方が目からウロコだったようです。

 

 

モードとは何か、どのような仕組みになっているのか、現代で使われている形は? モードをどうやって見分けるのか、どんな種類があるのか、どこまで勉強すればいいのか。

84通りのモードのカタログの使い方がわかったときのみなさんの笑顔!

 

 

コード&アルペジオでは、12半音階上の12種類のコードとアルペジオのカタログの使い方に感激していただけて嬉しい!

言葉と響きと意味が一致したときに応用できる世界がどんなに広がるかを体験していただけて、ホッとしています。

特に、アルペジオのほぐし方の例、使い方の例は新鮮だったようで、アドリブへの道が開けたのではないかと思います。

 

 

スケール・モード・アルペジオ、それぞれの項で、初心者、中級、上級者にどの部分をどのように教えていったらいいのかを解説できたので、小学生からピアニストまで使えることもご理解いただけて本当に嬉しい。

 

 

みなさんからの感想を、少しだけ、アンケートから抜粋させていただきます。

 

・スケールを教える目的について何も考えて教えて来なかったので、ただ、これは音楽を弾くための知識に必要だとか、指をくぐらせるための練習と教えられてきたので、驚きました。これからは、生徒に、自信を持ってスケールやコードを教えることができます。

・ディミニッシュトスケール。とてもわかりやすいです。大学でコードを教えていますが、とても参考になりました。

・オクターブユニゾンと反進行のスケールの素晴らしさ、長短3つずつの新しいカデンツの美しさ!
(これまでの)マイナースケール(の練習)はいつも付け足しのようでしたので、素晴らし過ぎます。

 

・セミナーで役立ったところは、「スケール」:レベルに合わせてどこをすればいいのかよくわかる、カデンツのいろいろな例、反行形が含まれていること、「モード」:現在使われているモードの覚え方、練習の仕方、元々の音階からの導き方、「コード&アルペジオ」:C以外のコード全てが出ている、アドリブがやりやすい、等。

・(これまで)ハノンに費やした時間を、モード、アルペジオに割いていたら!  全調を征服するためにではなく、音の美しさを手に入れるために、というのが心に響きました。

 

・1冊全部弾けると、すばらしい力がつくことがわかり、やる気がでました! 全ての生徒に、一人一人使い方を変えて使いたい。

・モードが全てあるのが very good です! スケールは全調が五度圏で、モードのしくみまで1冊にまとまり、クラシック、ポピュラー、ジャズまですべての使えるテキストで素晴らしいです! 幼児〜大人まで指導します!

 

 

『ピアノランド スケール・モード・アルペジオ』解説

 

 

 

直接伺った感想の中で、絶対に編集者も喜んでくれる感想は次の通りです(笑)。

「内容が濃くて本が薄いから、持ち歩くのに助かる」

「テキストが安いので、レッスンですすめやすい」

「他にない本ですね!」

 

 

おいで下さったピアニスト、音楽大学の先生方にも好評だったことも嬉しく、さらに研究を重ねたいと思います。

ピアニストの藤木明美さんが、感想をブログに書いてくださっているので、よかったらこちらをご覧下さい。

なるほど! とうちのプロデューサー氏が納得しておりました。

 

 

そうそう、モードの曲例を沢山用意していたのですが、紹介しきれず残念でしたが(聴きたかった!とアンケートに書いてくださった方、すみません!)、モードのページ下にモードごとに沢山の曲例を紹介していますので、ご自身で弾いて確かめてみてくださいね!

 

 

『ピアノランド スケール・モード・アルペジオ』の勉強会樹原クラスは、ありがたいことに瞬く間に満員以上のお申し込みをいただきました。

各地でセミナーや勉強会ができるようになるといいなと思います。

 

 

お世話になったカワイ表参道のスタッフの皆様、樹原涼子スタジオのスタッフとパチリ♪

 

スタッフ、カワイ表参道の皆様と

 

私の思いを乗せて羽ばたいていく楽譜達♪

 

売り場にて 『ピアノランド スケール・モード・アルペジオ』

 

 

最後に、音楽之友社の編集担当のお二人に、そして、セミナーに同席できずに事務所で留守番役だった秘書(校正で活躍!)にも感謝♪

 

 

本日おいでになれなかった方は、『ピアノランド スケール・モード・アルペジオ』をピアノランドメソッドの中でいかに使うかという内容のセミナーも参考になるかと思います。

10月13日(木)松尾ホール 詳細はこちら

そして、ピアノランドマスターコースの開講は11月24日(木)です。

それでは皆様、美しい音でスケール・モード・アルペジオを!

 

 

 

 

樹原涼子
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