舘野泉先生をお招きします! ご来場、お待ちしています

舘野泉先生をお招きします! ご来場、お待ちしています

クラシック界のレジェンド、舘野泉先生をお招きしたコンサートを開催します。

4月18日(木)に東京の汐留ベヒシュタイン・サロン20日(土)に神戸の東亜ホールにて。

舘野先生をご存知の方はもちろん多いと思うのですが、音楽にあまり興味のない方にも、先生のあのど迫力の音楽、生き方に触れていただきたく、その日が近づいてくるワクワクする気持ちをおさえきれず、舘野先生のことを書き始めました。

 

 

まず、舘野先生は現在82歳。

ここ数年、毎年“度肝を抜く”バースデーコンサートを開催されています。何が凄いのか、簡単に書きます。

2016年の80歳傘寿の誕生日にはご自身に捧げられた2つのコンチェルトを初演、さらに左手作品の最高峰とされるラベルとヒンデミットのピアノ協奏曲、合わせて4曲を一晩に演奏されました。ラベル1曲で2部を終えてもよいくらいだというのに、一晩に4曲のコンチェルトとは常人のなせる技ではありません。先生の年齢から考えると、無謀とも言えるプログラム……それを聴き終えた満足感と安堵感が客席に広がる中、アンコールの「赤とんぼ」に客席が泣いたのは言うまでもありません。

2017年、81歳のバースデーコンサートは、今井信子さんを迎えてY.ゴトリボヴィチのヴィオラソナタを初演。その他、朋友池辺晋一郎氏の作品の初演、間宮芳生氏の作品を演奏されました。誕生日の度に大作の初演をされるエネルギーに、この日も圧倒されて帰路に着きました。

そして、2018年の誕生日には、第一部は末吉保雄、ノルドグレン、第二部は立て続けに一柳 慧、吉松隆、coba各氏の作品3曲を初演、固唾を吞みました。

舘野先生のために今、世界中の作曲家が作品を捧げています。現代音楽の初演にこれだけの人が立ち会っているという奇跡。これは、舘野先生が演奏されるからなのです。日本の聴衆は、聴き慣れたもの、有名な曲を聴きたいというので多くの演奏家はヨーロッパの古典、ロマン派の作品を中心に据えることが多いのですが、舘野先生に限っては、その時々に新しい曲の初演、好きなものを演奏されます。このような例は、他に見当たらないのでは。「舘野泉の演奏を聴きたい」と誰もが思うから、歴史的作品が今、次々に生まれているのです。

今年の春の舘野先生のスケジュールは大変なことになっています。3月から6月までに30回のコンサートがあり、その他メディアとの仕事も多いと伺いました。その中で、特に注目していただきたいコンサートをご紹介します。

2019年5月25日(土) 14:00  東京オペラシティコンサートホール

日本フィンランド国交樹立100周年記念公演
舘野泉&ラ・テンペスタ室内管弦楽団による「2つのピアノ協奏曲」

2つのコンチェルトのうちの1曲は、熊本出身の作曲家光永浩一郎氏作曲の「泉のコンセール」という作品で、一昨年、熊本で2楽章まで演奏されたのを聴き感激しました。当時、3楽章を執筆中だったとのことで、今回初めて3楽章まで生で聴くことができるのは大きな喜びです!

フィンランド大使館で行なわれた記者懇親会の様子がHPに掲載されているので、興味のある方はぜひご覧ください。どんな演奏会かよくわかります。

 

 

そして、もう一つは、チケットぴあ等で扱っていないレアなコンサートとして、私が舘野先生をお招きして開催するコンサートのご案内をさせていただきます。オーケストラと一緒の大作を広い会場で聴くのとは対照的に、ピアノだけのために、左手のために書かれた作品を、サロンで身近に聴くというコンサートはいかがですか?

樹原涼子が舘野先生のために書いた作品と、私が敬愛する作曲家の方々の曲を、舘野先生が演奏されます。作品と関連して、様々なトークを繰り広げる予定です。どうぞ楽しみにお出かけくださいませ。

2019年 4月 18日(木)12:00《樹原涼子》を弾きたいシリーズ トーク&コンサートin汐留 ゲスト 館野泉

2019年 4月 20日(土)16:00《樹原涼子》を弾きたいシリーズ トーク&コンサートin神戸 ゲスト 館野泉

これらのコンサートは、応援してくださるピアノの先生方のおかげで開催することができて、本当に嬉しい気持ちでいっぱいです。両コンサートともまだお席がございますので、舘野先生ならではの素晴らしい演奏を間近でお楽しみください。もちろん、初演作品もございます!

 

 

カワイ表参道で2017年に舘野先生をお招きして開催したコンサートの模様はこちらです。

 

演奏予定曲目

樹原涼子 「ふたり」「想い出の小箱」 「相響く」 「母の胸に」
三部作「萌えいづるとき」「濡れた紫陽花」「椿 散る」(初演)

光永浩一郎 「オルフェウスの涙」より第3番

月足さおり 「雫〜しずく〜」「風の彩」

エスカンデ 「三つの俳句」(初演)

※都合により、予告なく曲目が変更になる場合はご了承ください。

 

 

入場料(全席自由)
一般:¥5,000 ピアノランドメイト会員:¥4,500

●チケット お問い合わせ・お申し込み

樹原涼子スタジオ
TEL 03-5742-7542

e-mail:info1@pianoland.co.jp

 

4月18日、20日のチラシ、2017年カワイ表参道でのお客様の感想です。

 

 

 

近々放映されるテレビ番組も御覧ください!

バイオリンの大谷康子さんと春風亭小朝さんが案内役の人気番組「おんがく交差点」にも出演され、たっぷりと演奏とトークがあります! 65歳のときに脳出血で右半身が麻痺されてから左手のピアニストとして活躍されるまでのことや、あっと驚くエピソードの数々も……。

4月13日(土)朝8:00~「おんがく交差点」(BSテレ東)

 

 

何よりも嬉しく有難いことは、80歳を過ぎてもなお輝きを増していく芸術家の生き方を見せていただいていることです。舘野先生はいつも新しいことに挑戦されて、守りに入る気配もなく、しかも、いつも笑顔でいらっしゃる。一番忘れられないのは、一昨年、打ち合わせにお邪魔したときに、左手の激痛で病院に行かれた直後だったのにもかかわらず、包帯を巻いた手でニコニコと……。すぐに回復されて、フィンランドと日本を年に何往復もしながら、精力的に演奏活動をつづけていらっしゃいます。

今年も、いろいろな会場で演奏を聴かせていただくことを楽しみにしています!

 

 

 

樹原涼子
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