4/4~バッハ インベンションの扉をあける~ 大盛況でした♪

多くの皆様からエネルギーをいただき、おかげさまで無事に4月4日のセミナーを終えることができました。

音感教育とテクニックの融合を! 

話題の『ピアノランド スケール・モード・アルペジオ』応用編

~バッハ インベンションの扉をあける~

 

出版して1年半のテキストのセミナーなので、新刊お披露目セミナーのようにお集まりいただけるかしらと思いましたが、応用編セミナーに100人近くの方が集まり熱気あふれる会場の様子にに驚きました。
ご来場の皆様、主催のカワイ表参道のスタッフの皆様、音楽之友社の皆様、本当にありがとうございました。
本当は、テキストを使い始めてからのセミナーの方がより深く勉強になるのだなぁと、今回受講された方の様子を見て、改めて思いました。

まずは、4月4日は440Hz(A音の周波数)にちなんで調律の日だそうで、当日のピアノを調律してくださった小野寺仁志さんに登場いただきました。

「調律は年に2回という方が多いと思いますが、それは最低限で、できれば季節ごとに……」とのお話。「そうですよね! 事務所のピアノは毎月調律していていただいて」
「ホールでは毎日です」
「そうですよね! それに慣れていると調律していないピアノは……」と、調律の大切さをお伝えしてからスケールの話に入りました。

(バイオリンのように自分では簡単に調弦できませんし、乱れたピッチで練習すると気持ちが悪いし音感が……と、思うのであります!)

 

 

今回のセミナーの大きな目的は、リベラルアーツ(教養)としての音楽をしっかりと教え、ピアノを学んだことが人生で役立つように教えましょう、ということが1つ。
もう1つは、“心のピッチ”で音程を感じて、音楽が目に見えるように立体的に演奏しましょう!ということです。

せっかくピアノを習うのに、調がいくつあるかを知らない子供達ばかりでは本当に残念です。
そして、心を動かして音楽を奏でたり聴いたりするためには“心のピッチ”を意識させることが大切です。“心のピッチ”に興味を持ってくださった方は、最近の日記に連載していますので(下にリンクを貼りました)、ご覧いただければ幸いです。

 

まずは“聴きとり術”で12のコードの響きと名前を生徒に覚えさせながら自分も覚え、そのコードを使ったカデンツ(ドミナントモーション)を12通り覚えます。その上で『ピアノランド スケール・モード・アルペジオ』でスケールの五度圏のしくみを教えて一気に24調を理解させ、平行調をセットにして美しい演奏に取り組み、モード(教会旋法)の知識も教えて近現代に備え、コードを自由にアルペジオにほぐして使えるように育てていきたいと思いませんか?

それを、いかに興味を引いて楽しく伝えていくか、リベラルアーツに繋げるかという切り口でお話したセミナー。
「あとで役立つようにしくみを教えましょう! 一生役立てるための10分を惜しまないで……」
そのように先生が心がけるだけで、音楽の本質に近づいていくための知識や言葉と良い耳を持った、自分の頭で考える生徒が育っていきます。
曲を進めることに追われて、“心のピッチ”で音程を感じることもせず、音楽のしくみも知らないままいつかレッスンを辞める日が来たとしたら、本当に勿体無いと思うのです。

 

 

『ピアノランド スケール・モード・アルペジオ』を使っている方の多くは、先に出版した『耳を開く 聴きとり術 コード編』とリンクするように使っていらして、効果があったのでと生徒全員に持たせる、という方が増えました。
「一生使えますから」とアンケートに書いてくださった方もいて、本当に嬉しいです♪

 

 

セミナー前半では、スケール勉強会15回分を約1時間に凝縮してお伝えしましたので、初めての方にとっては情報量が多く大変だったかもしれません。もっとじっくりと詳しく勉強したい方は、ぜひこちらをチェックしてみてください。

 

セミナー後半で、インベンションの原典版やNewEditionを例に、研究者による考え方や提案の違いを紹介しつつ、私自身の考えや演奏の例もお聴きいただきました。
ここでも問題になってくるのは、“心のピッチ”を感じて演奏しているかどうかということです。

バッハのインベンションの1番、6番。

この2曲だけでも、語りつくせないくらい伝えたいことがありましたが、研究は研究者に任せればよいのではなく、楽譜も1種類だけ持っていれば事足りるのではなく、どういう考え方でバッハに取り組めばいいのか、その元となる考え方についてみなさんに感じていただけたらと奮闘しました。
それぞれの方がご自身の考えを持って、ワクワクと楽しんでバッハを、そう、何通りにも弾いていただけたらと思います。

ドライブ感のある生き生きとしたバッハ、という私なりの目標はお伝えできたと思いますので、また、『ピアノランド スケール・モード・アルペジオ』の次の応用編までの間、今回のテーマを実践して深めていただければ幸いです。

スケールのバリエーション練習の実践として『風 巡る』の「小さなお伽話」のスタッカートやノンレガートで和声感を出す方法をお聴きいただいたところで丁度時間となりました。本当に盛りだくさんの2時間、お付き合いいただいて感謝申し上げます。

 

 

今回と同じテーマのセミナーを、11月22日カワイ梅田で開催予定です。聞き逃した方はどうぞ梅田までお出かけください。『ピアノランド スケール・モード・アルペジオ』の応用編第2弾として、ショパンにつながるお話を11月21日にカワイ名古屋で予定しています(東京では、多分、来年です)。チラシが出来次第、スケジュール欄に詳細をアップいたしますのでお楽しみに♪

 

最後に、セミナーでお世話になったスタッフの皆様とパチリ。本当にありがとうございました!
私のお隣は『ピアノランド スケール・モード・アルペジオ』の編集担当、山本美由紀さん。
後列左から営業の宍戸佐弥さん、調律の小野寺仁さん、セミナー担当の甘利滋さん、樹原孝之介。

 

遠くは北海道や大阪名古屋方面から駆けつけてくださった皆様、ありがとうございました!
お近くの方も、もちろんありがとうございます♪

 

今回のセミナーに繋がるスケールに関する連載記事↓

勉強。それは、知りたいことを突き詰めていく面白さだ 1

勉強。それは、知りたいことを突き詰めていく面白さだ 2

勉強。それは、知りたいことを突き詰めていく面白さだ 3

勉強。それは、知りたいことを突き詰めていく面白さだ 4

 

セミナー来場者の感想はこちらです。

 

次は、樹原涼子作品を小原孝さんが演奏してくださるコンサートでお目にかかりましょう!

2018年 5月 17日(木)11:00〜13:00

《樹原涼子》を弾きたいシリーズ トーク&コンサート 第3回 小原孝

出演:小原孝×樹原涼子

ピアノランドメイト事務局

カワイ表参道
TEL 03-3409-2511
FAX 03-3409-2598

 

 

樹原涼子
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