ピアノランドフェスティバル2016 その1 みなさんからの熱い思いに感謝!
2016年8月24日に、ピアノランドフェスティバル東京公演が終わりました。
ピアノランド25周年記念のピアノランドフェスティバルは、沢山の想いや、書いておかなくてはならないテーマがあるので、何回かに分けて日記に書くことにしました。(直後の興奮は、すでにこちらに書きました!)
今回はその第1弾として、「みなさんからの熱い想いに感謝!」というタイトルで熊本地震への寄付のご報告と、みなさんからいただいた有形無形の贈り物について書きます。
●熊本地震への寄付のご報告
名古屋、西宮、札幌、東京を通じて、熊本地震への寄付をご来場のみなさんからお預かりいたしました。
ありがとうございます!
¥72,208
上記は、くまもと音楽復興支援100人委員会への寄付金(端数を足して¥75,000で)とさせていただきます。
避難所や仮設住宅でのコンサートのため、そして、益城町文化会館のベーゼンドルファー(過去にピアノランドフェスティバルを開催した会場でもあり、素晴らしい音色のピアノでした)の修復費用などに充てられます。
さらに、東京会場ではアンコールに歌った“くりーむぱんだ”の「虹」のCD(¥300)を発売(通常はダウンロード販売のみ)、24枚の売り上げ利益をすべて熊本県の義援金として寄付させていただくことができました。
くりーむぱんだ、協力ありがとう! 若いみんなが震災支援、復興支援に力を貸してくれて嬉しいです。
Web上では、¥250でダウンロードできますので、いつでも音楽での復興支援にご協力いただくことができます。
熊本へ、あたたかいお気持ちを寄せてくださったみなさま、どうもありがとうございました!
熊本の先生達の何人かは自宅に大きな被害を受け、周りの生徒さん達の半分以上が引っ越していなくなったり避難生活が続いたりで、教える仕事の多くを失った人もいます。
報道量がすっかり減ってしまいましたが、東日本大震災のときと同じように、熊本へも息の長い支援が必要です。
♡これらの寄付とは別に、苦しんでいるピアノの先生や子供達のため、来年の熊本のフェスティバルに使って欲しいと、ピアノランドメイト会員、樹原涼子のファンの方から、使途を指定してお預かりしたものがあり、これらは、樹原涼子が責任を持って「先生方へのお見舞金」や(すでにお渡ししています)、「来年開催予定のピアノランドフェスティバル熊本の被災者の方への招待券」にさせていただきたいと思います。
本当にありがとうございます。
心から、御礼申し上げます!
9月11日には、熊本の仮設住宅の集会所にてミニコンサートをさせていただく予定です。(地元では、炊き出しコンサートと呼ばれています。音楽は心のご飯だから!)
時間や場所が決まりましたら、News欄でお知らせ致します。
また、熊本地震への関心を持っていただけるようにとムジカノーヴァ9月号で姜尚中さんとの対談をいたしましたので、そちらもご覧いただければ幸いです。
●みなさんからいただいた贈り物 形有るもの&形の無いもの
各会場の入り口にはピアノランドフェスティバル2016の特製タペストリーが飾られ、多くの方がその前で記念撮影をされていました。
これは、「熊本地震の影響で熊本のフェスティバルが開催できず残念ですが、その代わりに記念のタペストリーを私達からプレゼントさせてください。私達の気持ちは、名古屋、西宮、札幌、東京のフェスティバルを樹原先生と一緒に回ります。成功を祈ります!」と、熊本の勉強会のみなさんからプレゼントしていただいたもの。
何という有り難いメッセージでしょう。
そのおかげで、私は強い心を持ってピアノランドフェスティバルに臨むことができました。
毎回、「熊本の分まで頑張るから、来年の開催を待っていてね!」と心に誓い演奏しました。
人は、自分のためだけではなく、誰かのためを思うときに強くなれるのですね。
サイン会の後、東京公演を手伝ってくださったみなさんから「ピアノランドメイト有志より」とカードを添えたお花とプレゼントを、そのタペストリーの前で手渡されました。
もう、涙をこらえるのに必死の樹原涼子、こらえた樹原涼子、美しい花。(みなさん、写真の提供ありがとう!)
そして、プレゼントをしてくださったみなさんと♪
小原孝さん(左)、ダンスの木原浩太くん(前列右)、樹原孝之介(前列中央)、熊本地震のための寄付集めに協力したくまモンも。
さぁ、家に帰ってからプレゼントの包みをテーブルにおいてパチリ。
みんなから「想い出のプレゼントです!」とのことでしたが、何が入っているのかな?
おおお! これは、7月30日の倉敷でのプレ・ピアノランドフェスティバルの写真です!
「倉敷に、ピアノランドフェスティバルの代わりに、孝之介さんとコンサートに来ていただけませんか?」とお招きいただいた7月30日の樹原孝之介とのジョイントコンサート。(この日の日記はこちら)
その想い出の一コマを切り取って飾れるようにと、入れ替えの写真も沢山つけてくださるお心遣いたるや!
倉敷で主催してくれた氏峰裕子さん、カメラマンをしてくださったアムズの松岡さん、東京のピアノランドメイトのみなさんの心がつながっての粋なプレゼントに、じわじわと幸せがこみ上げてきます。
みなさん、本当にありがとうございます!
お金では買えない、心からの想いが伝わってきて泣きそうです。
この夏みなさんからいただいた熱い気持ちを、ずっとずっと忘れません。
週末は、リビングの壁に飾り付けるぞ〜!と張り切っています。
そして、書斎には25周年の記念にといただいたバルーンアレンジとお花♪
むせ返るほどの花の香りに包まれて、新しい曲が生まれるかも……。
ピアノランド25周年記念のフェスティバル開催までの沢山の苦労がほどけていくような時間を、ここ数日味わっています。
これまで頑張った自分にも「ありがとう」を、家族、友人、スタッフにも「ありがとう」を言わせてください。
そして、25周年のステージを見てもらえなかったけれど、父と母に心から「ありがとう」を捧げます。
次回は、演奏のこと諸々、録音応募プロジェクトに応募した子供達のことなどを書く予定です。
追記
この日記を公式Facebookページにアップしたところ、下記のような書き込みをいただきました!
とても嬉しかったので、追記としてそのままご紹介いたします。
「募金に一役買って出てくれた男の子がいました。『3月まで熊本に住んでいましたがその後東京に引っ越してその後に熊本地震が起きました。僕に募金の手伝いをさせてください』
心からの声で何十回も呼びかける姿に感動しました!
カメラマンの方もその彼の様子を撮影していらっしゃいましたよ。ホントに最初から最後までやり遂げたのも立派でした!
彼が呼びかけるたびに大人から子どもまで大勢の方が募金してくださいましたよ」
とのこと!
私は小原孝さんとサイン会できづかなかったのですが、自主的に募金を呼びかけてくれた少年の行動力に心打たれました。
どうもありがとう!!! 本当にありがとう!!!