ムジカノーヴァ9月号、姜尚中さんとの特別対談他、ご覧ください♪
ムジカノーヴァ9月号に特別対談「姜尚中×樹原涼子 熊本地震後、被災地に音楽が貢献できることとは」が掲載されました。
政治学者の姜尚中氏は熊本のご出身で、今年1月から熊本県立劇場の館長さんに就任されたことから、文化・芸術が被災地に果たす役割について対談させていただくことになり、6月27日に音楽之友社にて初めてお目にかかりました。
姜尚中さんが2010年に出版された『母ーオモニー』(集英社)を拝読していたので、名刺交換の後サインをいただきました。
お目にかかるなり熊本と私との関係について(熊本を離れてからの故郷との関係)、また、編集長さんが用意してくださった『ピアノランド』シリーズを手に取りながらその内容について沢山質問してくださって、短時間に私のルーツや目指していることを把握されていく鮮やかなテンポ感に感動。
初対面なのにもう、話しが弾む感じでびっくりしました。
そして、なんて穏やかなおやさしい声でしょう!
「声」というのは「人」を表すものだ、と改めて認識した対談のスタートとなりました。
対談の詳しい内容はムジカノーヴァをご覧いただくとして(姜尚中さんは県立劇場主催のアウトリーチのコンサートのことやご自身の音楽感動体験を、私は勉強会でのお見舞いコンサートや地元有志で立ち上げた「くまもと音楽復興支援100人委員会」のこと等お話しました)、大地震という困難な状況を乗り越えていくために「こういう時だからこそ、言葉にならない感動の力、文化がものを言うのです」と仰ったことがとても印象に残っています。
4ページに渡る特別対談、どうぞご覧くださいませ。
熊本地震はまだ終わっていません。
昨日熊本から戻りましたが、二日間の滞在中も震度2が数回、熊本城も被害の大きかった地域もまだまだ、避難所、仮設住宅に暮らす方も沢山いらっしゃいます。
支援活動についても書きましたので、公式Facebookページの記事、よかったらご覧ください。
それから、ムジカノーヴァ9月号に、執筆記事とセミナー取材記事も出ています。
1つ目は、ロングベストセラーピアノ教本特集として「ピアノランド」「バーナム」「バスティン」「みんなのオルガンピアノの本」が取り上げられており、私は『ピアノランド スケール・モード・アルペジオ』の出版直後なので「モード(教会旋法)の曲も学べる」ことを執筆、3巻からドリアンモード、5巻からミクソリディアンモードの曲を紹介、解説しています。
これまで、モードをどのように教えたらよいかというテキストはありませんでしたので、ピアノランドの新しい仲間『ピアノランド スケール・モード・アルペジオ』を使って、モードの曲を意識して教えられるようになっていただければ幸いです!
もう1つの記事は、ピアノランドフェスティバル2016 プレ・セミナーの取材記事(取材:豊永泰子)です。
7月26日にカワイ表参道で開かれたセミナー&作曲の公開レッスンについての渾身のレポート。
何年も継続してきた録音応募プロジェクトの成果が上がり、子供達が作曲を楽しみ、よい作品が生まれてきたことがとても嬉しくなりました。
これまで、何百人もの子供達が「演奏する」だけではなく「曲を作る」喜びや大変さを経験できたこと、全作品にアドバイスできたこと、毎年数十人には公開レッスンができたことを思い、この企画に協力してくださった楽器店や先生方、保護者のみなさんにも改めて感謝の気持ちでいっぱいになりました。
この記事に書かれた公開レッスンで選ばれた子供達の作曲作品は、8月24日(水)ピアノランドフェスティバルで発表されますので、一人でも多くの方にお聴きいただければ幸いです。
♪作曲者自身が演奏する曲と、小原孝さんに演奏していただく曲があります!
(作品が子供の演奏技術で手におえない場合、ピアニストに弾いていただくことでさらにモチベーションが上がります♪)