倉敷ではみなさんの想いが詰まった、プレ・ピアノランドフェスティバル♪ 

倉敷ではみなさんの想いが詰まった、プレ・ピアノランドフェスティバル♪ 

7月30日、倉敷文芸館アイシアターはとてもホットで濃密な空間となりました。

昨年の女神山合宿で「倉敷に、ピアノランドフェスティバルの代わりに、孝之介さんとコンサートに来ていただけませんか?」と氏峰裕子さんから“プレ・ピアノランドフェスティバル in 倉敷”の企画の相談を受けました。

あれから11ヶ月後の昨日、それが現実となり、多くの方のご協力を得て無事にコンサートを開催できて、こんなに嬉しいことはありません!

 

第一部は、ピアノランドの人気曲をフェスティバルとは少し違うラインナップで孝之介と連弾したり、歌ったり、ソロ曲を孝之介が演奏したりというコーナーからスタート。

 

倉敷プレ・ピアノランドフェスティバル1

 

 

次に、私が母となってから作った「君は君のままで」、息子達が大学生のときに書いた「船出する君へ」の2曲を弾き語りで演奏しました。

いつか船出をすると思っただけで涙ぐんだ私ですが、その長男は現在シンガポールで仕事をしていて、歌ったことがいつの間にか現実になっています。

月日とは一日一日がかけがえがなく、同じ一日はもうないのだと強く思います。

 

 

 

 

親になる大変さや切なさ、喜び、迷い、淋しさ等様々な感情が私を成長させ、そのまま作品として残せたことで、多くの方と共有できた貴重な時間。

どちらの曲も作りながらポロポロと涙をこぼしたことを思い出しながら、子育てと仕事を両立した日々を振り返ってのトークを交え、子供達の未来へつながる教育とは何かを会場のみなさんとご一緒に考えました。

 

 

そして、ピアノランドのピアニスト体操を2つと、『耳を開く 聴きとり術 コード編』のドミナントモーション編から耳を開くコーナーを、とのリクエストに応えて、おじぎゲームのバリエーションを。

長調、短調のドミナントモーション、分数コードやテンションを加えたドミナントモーションを感じ分けて身体で表現するコーナー♪

前日のリハーサルで、私のピアノに合わせて孝之介が様々なお辞儀を振り付け、当日は会場のみなさんも一緒に!

コード進行の違いに興味を持っていただく絶好のチャンスとなりました。

 

ぐーぱー体操

倉敷プレ・ピアノランドフェスティバル

 

分数コードでのドミナントモーション♪

倉敷プレ・ピアノランドフェスティバル2

 

 

第二部では、倉敷の子供達と音楽でコミュニケーションをしようと、ステキなコーナーができました。

丸山紗奈さんはピアノランドコンサートの「ビッグサマー」を私と、渡邉結心さん&渚月くん、野村悠美子さん、松尾咲佑さん、林美希さん(広島から参加)は『ふたりで弾こう!ピアノびっくり箱』を著者の孝之介と連弾、お客様のあたたかな拍手と微笑みに包まれました。

子供達の伸びやかな表現力はとても素晴らしく、この日のための努力と自信が伺えるもので、鑑賞している他のお子さんにとってもとてもよかったのではと思います。

 

倉敷プレ・ピアノランドフェスティバル3

 

 

そして、最後は樹原涼子作品をたっぷりと楽しんでいただこうと、代表曲でもある「花」と、『こころの小箱』『夢の中の夢』『やさしいまなざし』各巻から2曲ずつ私のソロを聴いていただきました。

こちらは弾き語りのリハーサル中のスナップ。

 

倉敷プレ・ピアノランドフェスティバル8

 

演奏の前にピアノ曲集への思いを語りました。

 

倉敷プレ・ピアノランドフェスティバル4

 

 

そして、ラストはせっかく孝之介と二人で伺ったので連弾を2曲。

CD『こころの小箱』でも一緒にレコーディングした「明日はいい日だ!」につづき、『ラプソディ第1番』を演奏しました。

 

 

倉敷プレ・ピアノランドフェスティバル9

 

 

コンサートやセミナーのツアーを始めた頃にはベビーシッター付きで各地を回ったことが思い出されますが、その息子と一緒に『ラプソディ第1番』を連弾する日がくるとは夢にも思いませんでしたし、まさか、息子が作ったゲーム音楽の主題歌を私が歌うことになることも予想できませんでした。

主催の氏峰さん、お嬢さんの栞里さんから花束をいただき、アンコールにはゲーム「俺の屍を越えてゆけ2」の「WILL」を、私の25年と25歳の孝之介の人生を重ねあわせての共演で幕を閉じました。

 

 

倉敷プレ・ピアノランドフェスティバル5

(ここまでの写真は、アムズの松岡さん。感謝!)

 

 

私には薔薇を中心に、孝之介には向日葵を中心に作ってくださったその花束が、つい先程宅急便で東京の自宅に届きました。

倉敷プレ・ピアノランドフェスティバル7

 

 

 

 

どなたかが主催してお招きくださることでコンサートは実現します。

ですが、音楽事務所や放送局などではなく、それを個人、あるいは有志で行なうのはとても大変なことです。

コンサートには企画運営、チラシ作り、チケット販売、会場との連絡や交渉、調律、交通宿泊の手配、プログラム決定までのやり取り、印刷、当日のスタッフ等様々な裏方の仕事があり、準備から開催まで一言では言えない大変さがあります。

それでも、どうしても樹原作品を地元のみなさんに聴いて欲しいからと企画してくださった氏峰さんを、ピアノランドメイトの仲間たちがしっかりと支えてくれたことでこのコンサートが実現しました。

河越敦子さんがmusicaldoを立ち上げ、ピアノランド勉強会を中心に多くの方から賛助金を募ってくださったのです。

その想いになんとしてもお応えできるようにと、私自身も最大限の努力をして当日を迎えました。

終わってからの清々しさは、自分で企画したピアノランドフェスティバルとはまた違った種類のもので、感謝の気持ちと幸せな気持ちに体中が満たされている感覚です。

みなさま、本当にありがとうございました!

 

 

企画/主催の氏峰裕子さん 右

左は、応援隊長の河越敦子さん

倉敷プレ・ピアノランドフェスティバル6

 

当日のお手伝いにも、九州、四国、大阪他から多くの有志が駆けつけてくれました。

倉敷プレ・ピアノランドフェスティバル8

 

 

27日に名古屋入り、28日に名古屋のピアノランドフェスティバル終了後に追いかけてきたゲラを2つ抱えて倉敷へ、29日はリハーサル、30日のコンサートを終えて、昨夜はやっと自宅でゆっくり眠ることができました。

でも、もう明日は、ヤマハ銀座店でのプレ・セミナーではありませんか!

今日は3ヶ月ぶりのオフ。これから都知事選挙に出かけて、明日の準備です。

 

25周年の夏は本当に熱い!

 

 

そう言えば、小原さんが「僕がピアノを選んだのではなくて、ピアノが僕を選んだ」と仰ったことを思い出します。

そう、私が音楽を選んだのではなく、音楽が私を選んだのかもしれない。

逃げも隠れもせず、その道を歩いていこう。どこまでも上っていこう!と思います。

 

 

 

 

樹原涼子
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