“HARA HARA 倶楽部”支援活動のご報告♪

“HARA HARA 倶楽部”支援活動のご報告♪

“HARA HARA 倶楽部”(小原孝さんとの歌のユニット)は、東北の震災直後から毎年震災支援コンサートを開催、これまでに中嶋恵美子さんの楽器支援活動等を通じて20数台の電子ピアノ等を被災地に贈ってきました。

音楽を愛する方達の温かい思いを集めて、家や楽器を失った子供達、学生、ピアノの先生方へ楽器や楽譜等を贈る活動を5年間も継続することができたのは、多くのみなさまのご協力あってのことで、これまでに支えていただいたみなさまに心から御礼申し上げます。

コンサートの度に駆けつけてくれたピアノランドメイト会員のみなさん、友人知人に励まされながら、小原さんとの支援活動は細く長く続いてきました。

ここに載せることはできませんが、ピアノが届いて喜んでいるお子さんやご家族の写真、メッセージを沢山いただいています。

 

電子ピアノ以外にも、今年の3月には仙台のかじはらかおるさんから「石巻市の大橋会館に、津波で流されてしまったミュージックベルを」というお話を伺い、ピアノランドフェスティバルでの寄付とクリスマスコンサートでの寄付金から6万円をお送りすることができました。

窓口になっていただいた石巻市の平塚由美子さんから、購入したベル、みなさんが演奏している写真が届いています。

大橋会館にはピアノランドシリーズの楽譜もお送りして、地元のピアノの先生やお子さん達が使ってくれているとのこと。

こうして、地元のために尽くしている方、橋渡しをしてくださる方のおかげで、コンサートの収益や寄付金をきちんと届けることができます。

本当にありがとうございます!

 

 

そして。

4月14、15日。私の故郷熊本が、震度7という大地震に見舞われました。

4月29日の“HARA HARA 倶楽部”の震災支援コンサートでの寄付金は、気仙沼の「すがとよ酒店」に建設中のミニホールに入れるピアノを購入していただく資金にと計画していましたが、急遽、支援金の半分は熊本と大分へと小原さんから提案いただきました。

コンサートの様子は、“時々日記”に詳しく書きましたので、よかったらこちらをご覧ください。

 

 

 

地震直後に小原さんのコンサートで集めてくださった熊本への支援金と、私がコンサート前にお預かりした熊本への寄付金も足して、下記のように役立てることができました。

ご協力くださったみなさま、本当にありがとうございます!

出演してくれた*マリエリカ*、くりーむぱんだ、どうもありがとう♪

 

支援金(4/29 コンサートのチャージ&CD売り上げより、寄付金) 合計 ¥277,670

すがとよ酒店のピアノ購入資金として         ¥116,257

「くまもと音楽復興支援100人委員会」※    ¥102,000

大分へ 義援金として              ¥59,413

 

小原孝さん他、“HARA HARA 倶楽部”の震災支援コンサート出演者一同

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その後も、熊本地震で被災した方のためにと寄付金を預けてくださる方があり、本当に感謝申し上げます。

コンサート終了後にお預かりした寄付金も、今後有効に役立てていきます。

 

 

5月23日に熊本のピアノの先生方のためにお見舞いコンサート(この様子は、改めて書きます)をしたときに、熊本の各地の状況を伺いました。

 

熊本の避難所は、当初800カ所ありましたが、減ったとは言え、現在でも300カ所にあります。

地震から50日経過しても、自宅を失った方、自宅が危険で戻れない方が沢山いらっしゃるということです。

地元では、音楽関係の友人知人を中心に「くまもと音楽復興支援100人委員会」(上記※の寄付先)が5月21日に発足、避難所のみなさんのためのケアコンサートが始まっています。

私は、その演奏メンバーとして、また、東北への支援の経験から熊本でも楽器支援のお手伝いもすることになり、早速ケアコンサートで使うキーボードの調達を依頼されました。

県外からも一流の演奏家のみなさんがボランティアで来てくださること、コンサート設備のない避難所での演奏になることを考え、タッチとペダルにこだわり、本体からも音が出る持ち運びの簡単なキーボードを……と探していたところ、「少しでも被災地のお役に立てたら」と、ローランド株式会社から発売したばかりのFP-30を提供していただくことになりました!

すでにケアコンサートで大活躍、喜ばれているようです。ローランド株式会社に御礼申し上げます。

 

私も、ケアコンサートの演奏メンバーとして、6月19日には避難所を回って演奏いたします。

丁度前日はつぼみコンクールの審査員、翌日はピアノ曲集の勉強会

故郷に帰る度に、何かしらできたらと思っています。

 

また、熊本ばかり報道されていますが、大分の湯布院の復興も心からお祈りいたします。

 

最後に、

“HARA HARA 倶楽部”のパートナー小原孝さんのおかげで、この活動が続いています。

小原さん、本当にありがとうございます。

 

そして、

小原さんをゲストにお迎えする、8月5日の熊本でのピアノランドフェスティバルですが、森都心プラザの被災により開催できるかどうか、今のところ未定です。

このような時だからこそ、小原さんの演奏を熊本の方にお聴きいただきたく、熊本の子供達を励ましたく、何とか開催に向けて努力しています。

他の日に会場を変えての開催も視野に入れて準備しており、決り次第ご報告いたします。

みなさま、応援よろしくお願いいたします!

 

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なお、ピアノランドフェスティバルに先駆けて行なわれる7月3日(日)のプレ・セミナー(録音応募プロジェクトの公開レッスン含む)は、予定通り7月3日(日)にサロンdolce にて開催いたします。(ピアノを教える方、学ぶ方のための、親子で楽しめるセミナーです)

熊本の録音応募プロジェクトは、受付期間を6月10日(金)まで延長しています。応募お待ちしています!

 

ご報告が遅くなりましたが、その間「くまもと音楽復興支援100人委員会」の発足があり、安心して寄付を預ける先ができました。

また、折々にご報告いたします。

ありがとうございました!

 

 

震災支援2016

樹原涼子
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