宮谷理香さん、お誕生日おめでとうございます❣️　10月のコンサートよろしくお願いします！

今日は、大好きな宮谷理香さんのお誕生日です。

こころから、お祝い申し上げます！

宮谷理香さんは、みなさんご存知の通り、1995年に第13回ショパン国際ピアノコンクールで第5位に入賞、全国各地で引っ張りだこのピアニストです。ご縁があって知り合ってからというもの、リサイタルやコンサートに伺う度に理香さんの音楽に惹かれていく自分がいました。それは、単に演奏が素晴らしいというだけではなくて、「作曲家だったらこんな風に弾いて欲しいだろうなぁ」という、深い音楽への理解があり、それをいく通りにも表現できる豊かな引き出しをお持ちで、そのアプローチがとても知的で洗練されていること、ウィットに富んでいることに惹かれてしまうのです。

私が大好きなピアニストはみな個性的で、もう天国にいる方も多いのですが、こうして同じ地球上に生きているのだったら、やはり、ご一緒に何かできないかしらと思い始めたある日のこと、とあるコンサートのアンコールに、私の曲「やさしいまなざし」をサプライズで演奏してくださる、という事件がありました。

それはもう本当に私の曲ではありますが、思っていたのとはちょっと違ういくつもの仕掛けをされていて、そのスパイスがお洒落で魅力的なことに驚きました。

「わぁ、これは私のピアノ曲のファンのみなさんにもぜひ聴いていただきたい！　ほかの曲も、理香りんの演奏で聴けたらどんなにいいかしら……」

と思いが膨らみ、とうとう、「《樹原涼子》を弾きたいシリーズトーク＆コンサート　第1回　宮谷理香」を企画するに至ったのです。

忘れもしない、昨年の4月26日、カワイ表参道のサロンで行われたコンサートは満員で、みなさんの期待を上回る演奏の数々。私が宮谷さんに捧げた「巡る」という曲の初演も大好評で、それ以来多くの方が演奏されるようになりました。なんて幸せな作曲家でしょう、私！　（当日の宮谷さんの「巡る」の演奏はこちら）（当日の日記はこちら）

ですが、何しろ初の「《樹原涼子》を弾きたいシリーズ」でしたから、トークや進行にも気を取られて、もっとゆっくり宮谷さんの演奏を堪能したかったなと思っていたところに、「東京以外では開催されないのですか？」のお問い合わせの多さに発奮、まずは私の故郷においでいただこうと、2018年10月30日に熊本サロン DOLCEでのアンコール公演が決まりました。嬉しい！

宮谷さんも、このプログラムを各地で演奏したいと言ってくださって、神戸や大阪、倉敷の方からも宮谷さんの演奏で樹原作品を聴きたいとの声をいただき、10月27日には倉敷の児島市民交流センタージーンズホールで、28日には大阪市北区のサロン･ドゥ･アヴェンヌでの開催が決まり、なんと3ヶ所のツアーを行うことになったのです。

日本では、クラシック（と言っても、古典やロマン派の有名曲）のコンサートは多いですが、現代に生きている作曲家ののコンサートはまだまだ少なく、さらに邦人作品のコンサートはもっと機会が少ないのです。でも、今生きて、この同じ時代の空気を吸っている作曲家たちがどんなことを考え、どんな曲を書いているか、生まれて間もない曲を同時代のピアニストが演奏するのを聴いてみたいと思われませんか？

作曲家と演奏家と聴衆が、曲の誕生を祝福し、互いに影響し合いながら切磋琢磨してその時代の文化の花を咲かせていく、という構図ができないものでしょうか？

音楽之友社の皆様、カワイ表参道の皆様の協力の元、「《樹原涼子》を弾きたいシリーズトーク＆コンサート」を開催していただけることとなり、昨年春に宮谷さんのおかげで素晴らしいスタートが切れたことは本当に幸せなことでした。

つづいて、舘野泉先生、小原孝さんもこのシリーズに登場してくださって大好評をいただきました。

こうして、宮谷理香さんに樹原涼子作品を演奏していただく機会を持てることを本当に光栄に思いますし、このシリーズをこれからも続けて生きたいと（誤字ではありません！笑）思います。

ぜひぜひ、宮谷さんのお誕生日を祝い、そして、下記のコンサートをご予約くださいね！

樹原作品と並べて、様々な作曲家の小品も奏でてくださって、それはそれは楽しい時間となります。それぞれの地域と会場にふさわしい公演となりますので、ワクワクしてお待ち下さいませ。

理香りん、お誕生日おめでとうございます❣
10月のツアー、どうぞよろしくお願いします！