8/7 ありがとう!西宮でのピアノランドフェスティバル♪
ピアノランドフェスティバル西宮公演が8月7日、神戸女学院ホールで開催されました!
ピアノランド25周年を記念して、そして地方公演はこれで一区切りということで、多くの方が駆けつけてくださいました。
このホールはすり鉢状でベーゼンドルファーインペリアルがとてもよく響き、小原さんも私もお気に入りの場所。
コンサートはその一瞬一瞬がとても大切な宝物のように進んでいきました。
本番中の写真を何枚かスタッフが撮ることができましたので、25周年特別プログラムの大きな流れを書き留めておきます。
第一部のピアノランド人気曲パレードは、小原孝さんとの連弾を中心に「どどどど どーなつ」から「子猫のワルツ」まで、途中樹原孝之介と「王宮の音楽」の6手連弾や小原さんのソロで「夕べの祈り」等のソロ曲も含め、たっぷりと楽しんでいただきました。
つづいての「樹原先生と小原くんの爆笑レッスン」。
小原くんに「練習してきた?」と聞くと無口になってしまいますが、特訓の結果『ピアノランド スケール・モード・アルペジオ』の反行形のスケール、何種類ものカデンツをステキに弾けるようになったり、ディミニッシュのアルペジオのアドリブもカッコよくキメたりで、最後は拍手喝采♪
いつも、私が伝えたい音楽的なポイントをユーモアたっぷりに見事に伝えてくれる小原さん、本当に凄いです!
このコーナーはアドリブなので、各会場でいろいろな事件が起きますが、それも楽しみながらのツアー。
さて、札幌ではどうなりますやら(笑)。
そして、録音応募プロジェクト、公開レッスンを経て選ばれた「リトル作曲家&ピアニスト登場」のコーナーでは作曲部門の3人が選ばれ、ステキな演奏を聴かせてくれました♪
「さくらのき」は、桜が咲いて散る様子を竹内唯夏さんの弾き語りで、
「おにぎりのうた」は作曲した渡辺花梨さんがピアノを弾いて、作詞をした妹の花澄さんが歌い(私も一緒に歌いました)、姉妹での共演、
「雨乞い」は、横山華さんのピアノソロで雨乞いの様子が目に浮かぶように演奏されました。
子供達のオリジナリティ溢れる作品を聴き、未来の可能性にワクワクする気持ちを押さえることができません!
9月にはpianolandwebに全公演での子供達の動画をアップしますので、楽しみにお待ちくださいね。
ピアニスト体操のコーナーでは、25周年にふさわしく「ともだちになりたい」の手話コーラスを会場のみなさんと。
一部の最後は、「ぐーぱー体操」を賑やかに♪
第二部は小原孝さんのソロコーナーから。
まず、ピアノは、倍音の響きのおかげで美しい音が聴こえることを解説、その倍音を利用した練習曲や身近な題材からピアノの魅力を引き出す楽曲を沢山収録した新刊『ようこそピアノ・アイランドへ』からスタート。
ピアノランドから派生したピアノ・アイランド、と仰っていましたが、ピアノランドを使っている人にとってそのよさがすぐにわかる曲集です♪
そして、「赤とんぼ」「旅立ちの日に」で、会場はうっとりしっとり。
小原ワールドの魅力に、皆さんどんどん引き込まれていきます。
樹原涼子のソロコーナーでは、25年を振り返り「君は君のままで」そして、「子供達へのバラード」を弾き語りしました。
円形劇場で囲まれるようにして演奏すると、みなさんとの一体感がとても大きく感じられます。
そして、父に捧げたピアノ曲集『やさしいまなざし』より「森を吹き渡る風」を樹原孝之介が演奏。
表紙を描いてくれたイラストレーターの本間ちひろさんも会場にいらして、全曲を聴いて描かれた表紙が偶然にも私の実家の庭とそっくりであるというエピソードもご紹介しました。
つづいて、孝之介作曲の6手連弾「海辺のノクターン」を小原孝さん、孝之介、私で演奏、ホールはたちまち美しい渚になったよう。
この写真は撮れなかったので、名古屋公演でのリハーサルのスナップを。
そして、いよいよ今年の見所、ピアノとコンテンポラリーダンスとのコラボレーションです!
会場によって舞台のつくりが違うので、同じものは二度と見られないのだなと思いながら、指先からつま先まで研ぎすまされた木原浩太くんの踊りと小原さんの演奏の一体感に胸が熱くなります。
小原さんの「ランチでピアノ3」からサティの「ジムノペディ1番」「千本桜」、『やさしいまなざし』の「光」と、次々に繰り広げられる迫力ある演奏とダンスに、会場は釘付けに。
プロの写真家でなければとてもダンスの撮影などできるものではありませんが、雰囲気だけでも。
ピアノに触発されたその瞬間の動きが、音楽とともにどんどん渦となっていくような、ダンスのエネルギーが一瞬でホールの空気、空間を変えていく様は、本当にそこにいた人にしかわからない素晴らしさがあります。
最後は、7月になってからやっとできた新曲「君が笑えるように」で、ピアノと歌とダンスの共演をご覧いただきました。
熊本で被災した方に、一刻も早く届けたい曲でもあります。
浩太と小原さんの迫力あるステージ、そして歌も加わってのプログラムが終了。
アンコールは孝之介作曲の「虹」を小原さんとデュエットで歌い孝之介が伴奏、いつの間にかそこに浩太の踊りも加わって、夢のような時間が終わりました。
この「虹」は、孝之介のバンド「くりーむぱんだ」が熊本地震の復興支援ソングとして発表しており、ダウンロードいただいた利益全額を義援金として寄付しています。
くりーむぱんだはHARA HARA 倶楽部の震災支援コンサートでも共演しています。
「合唱曲に!」とのリクエストも沢山いただいている「虹」で、チャリティの輪も広がれば嬉しいです。
西宮でスタッフとしてご協力くださったみなさん、ありがとうございました!
沢山の方に支えられた西宮公演、おかげ様で無事に終了いたしました。
ご来場のみなさま、ありがとうございました♪
ピアノランドフェスティバル2016、残る2公演は下記の通りです。
どうぞ、ピアノランド25周年記念のプログラムををご一緒に体験してください♪
2016年 8月 17日(水)16:00開演 北海道立道民活動センター(かでる2・7)かでるホール
ピアノランドフェスティバル2016(札幌)
2016年 8月 24日(水)13:30開演 渋谷区文化総合センター大和田さくらホール
ピアノランドフェスティバル2016(東京)
7月28日の名古屋公演でのアンケートは、こちらでご覧になれます。