樹原涼子ようこそピアノランドへ!

 
 
 


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みなさん、お元気でお過ごしですか?

 東京では突風、九州では雪がちらほら、という中またあちこち移動してきました。

 22日は新曲中心のリハーサル。今回の2曲はバンドにもプロデューサーにも好評でほんとに嬉しい。一緒に演奏する人が心から楽しんでその曲の中に入っていけると、私も一瞬で曲の心そのものになれる、というか無心で奏でることができます。作った曲のエネルギーが一番ピチピチしている、この“初めての曲”のリハで、全員がひとつになれる!と確信できたとき、作曲者として、大きな充実感を味わうことができます。バンドメンバーが一緒にアレンジのアイデアを出して、それぞれがよりよいものを目指してひとつの頂上を目指す。どんな仕事も、チームのひとりひとりの力量や熱意や、愛情や、そういうものがなければ成り立たないのよね…と、つくづく思います。本作りも楽譜作りもレッスンもステージも、みんなそうなのだな…と。
 今回は、数曲、若手ギタリストが共演、リハでは、みんなが厳しくもあたたかい雰囲気を作ってくれています。

 そして24日は、田代ユリさんと小原孝さんのジョイントで、日本の曲のコンサート。一日に二人のピアニストを堪能できて本当に楽しかった! ユリ姉はユリ姉、小原さんは小原さんの音色、スタイル、アレンジで、同じ曲も別の曲のよう。それぞれの魅力と輝きがいっぱいつまっていて、ああ私ももうすぐライブでよかった!と燃えながら、その足で強風の中、熊本へ。電車が止まるほどの風でしたが飛行機は無事飛んで、胸をなでおろしました。
 
 25日、熊本でのマスターコース、午後からは4人の受講生の公開レッスン。ピアノの先生がピアノの先生の前で公開レッスンを受けるというスタイルも、この頃ではみなさん抵抗なく我も我もと弾いてくれるようになりました。ただ曲を仕上げていくレッスンではなく、自分の問題点や疑問を解決するためのレッスンと位置づけているので、演奏する人も聴講する人もポイントをしぼってぐんぐん変化していくので見ごたえ、聴きごたえがありました。
 好評のため、続けていこうと決めました!

 27日はバンドの通しリハ。
 そして、今日28日は、またしても富士山を見ながら西武線で所沢へ。これから、プレ・ピアノランド2のセミナーです。
 では、みなさん、お元気で!

2008年02月28日 樹原涼子
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こんにちは! お変わりありませんか?

 昨日は今週になってできた新曲2曲をどんな風に料理しようか、ごきげんバンドのギタリスト中村信吾さんに来てもらってのリハーサル。

 1曲は、昨年からバロック曲に取り組んでいる影響か、とてもバロックな曲。果たして歌のライブでどのようになるのか、不安なような楽しみなような、ドキドキしちゃいます。

 そして、もう1曲は、詞から先にできて後からメロディをつけたもので、これも今までの私らしい感じからはずれているかも。

 どちらも明日のバンドリハまでには、細部まで仕上げることにして、まずはお披露目できそうで胸をなでおろしています。


 こうして作曲者の私はワクワクしていますが、肝心の喉の具合は、この2、3日やっと通常に近い声にもどってきて、なんとか間に合ったかな、というところまで治りました。セミナーをやっても声が枯れなくなって、鼻声も治り、久々の自分の声です。長い長い不調で辛いものがありましたが、声が出ることへの感謝と、ベストの状態でスタンバイできるように、あと1週間、頑張りすぎないで過ごさなくてはと思います。(頑張りすぎないように頑張るというのも、何だか変ですが…)

 マスターコースの卒業生達が同窓会がてら来てくれることになったり、「透き通るような歌声で、夢の世界にひたりたいです」と、親子三代で予約して下さる方がいらしたりと、本当にありがたいことです。

 それから、嬉しいことシリーズです! 1年間見ていた受験生に嬉しい春が来て、親戚に赤ちゃんが生まれたり、浪人していた甥が第一志望の大学に受かったり…身近な人の喜ぶ姿は、こちらまで幸せな気持ちにしてくれます。


 まだ寒いけれど、春はもうすぐそこですね。
3月1日スターパインズカフェでお会いしましょうね!

2008年02月21日 樹原涼子
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お元気ですか?

 先日は所沢へ向かう西武線の電車の中から、美しい富士山が見えました! 昨日の東京マラソンも晴れてよかったですね。

 さて、3月6日の古典派のピアノ曲のコード分析の準備のため、久しぶりに武蔵野音楽大学(江古田)のオーディオルームに行ってきました。振り返れば、学生時代にもっと活用しておけばよかった…と、苦笑い。楽譜もCD、DVDも、お店ではすぐに手に入らないものが勉強できるので本当に助かりました。

 若いときって、勉強以外に気になることがたくさんあるので、身近に宝物があっても気づかないのですね。ああ、楽器博物館も時間があるときに、2、3日かけて勉強できたらと思います。先日、バロックのセミナーで昔の楽器に興味を持った方も、ぜひ出かけてみてください。こんなにすごい楽器がそろっているところは他にないですよ!

 図書館とオーディオルームは原則として卒業生、楽器博物館はどなたでもご覧になれます。

 1月31日の「バロックの曲を分析しよう」のセミナーのアンケートから、いくつか抜粋して、様子をお伝えします。


 何といっても、2回に分けたかったくらいの分量を凝縮したので、初めて私のセミナーを聴いた方にはペースが速かったかもしれません。古典のときはもう少しゆっくりお話していくつもりですので、安心していらしてくださいね。今回からおいでになる方は、席があるか確認してお出かけください。

 ひな祭りライブの5日後に古典のセミナーがあるので、いろんな曲が頭の中でいつも鳴っていますが、私にとってはバロックも古典も自分の曲もみんな同じ“音楽の引き出し”に入っているので、混乱することはありません。引き出しの中はいつもにぎやかで、「これからやって!」「いえ、私から弾いて!」とすでにある曲たちがひしめいていて、新しいメロディがふと心をかすめると「私を仕上げて!」と大騒ぎになって…。なので、取りかかる前には引き出しの前でよーく考えます。

 あっ、新しいメロディが騒ぎ始めたので、この辺でごきげんよう!

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2008年02月18日 樹原涼子
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みなさんこんにちは。

 東京は冷たい雨やからっ風の吹く日が続きましたが、昨日今日はよい天気。所沢に向かう電車の中でペンを走らせています。
 

 先週は4日に広島で公開レッスン、5日は大阪でコードのセミナーがありました。広島でのピアノの先生4人の公開レッスンは、それぞれに The Four Seasons の中からの選曲で、曲への想いがあふれていてとてもよく弾き込んでありました。ちょっとしたアドバイスにも打てば響くような反応があって、なかなか感動的な仕上り。倉敷、福山、福岡などから、演奏するために広島まで来てくれた音楽への情熱と探究心に、強い拍手が送られました。
 ただ「上手になりたい」という人よりも、「誰かのために演奏したい」とか「この曲のメッセージを伝えたい」と思っている人の方がよい演奏ができますね。よい評価のために演奏するよりも、自分が音楽そのものになりきることに集中できれば、公開レッスンでもみるみる変わっていきます。受験生にいつも言っているのですが、「たとえ試験でも、試験のために弾くよりも、たとえば試験官に美しい音色を楽しんでもらいたいと思って弾いた方がずっといい結果がでるのよ。そのメロディーの美しさをどう感じているのか伝えて」と。音楽は義務でもノルマでもありません。必要以上に緊張しないよう、音楽への向きあい方も小さい頃から教えていきたいものです。
 

 翌日の大阪では、連続セミナーならではの成果がみられました。和声変化を感じる力が全体に高まってきたのがわかり嬉しくなりました。次の応用編も5月、7月に決まり、本当に楽しみです。アンケートを見ると先生が変われば生徒が変わることがよくわかります。


 さて、今日は所沢でプレ・ピアノランド1のセミナーを終えたところです。声も少しずつ治ってきて嬉しい! ぎゅうぎゅう詰めのセミナーで次は2週間後! 忘れないうちに次があるのもいいかもしれません。今日いらした方が二段階導入法を実践して、悪いクセをつけない!はじめからよい音を!が、レッスンで当たり前のことになっていくといいなと思います。


 先日は、大急ぎで国立セミナーの曲目のみお伝えしましたが、アンケートは次回にご紹介しますね。


 明日はコード塾。いろいろなことが同時進行であっという間に2月が終わりそうです。ライブの準備も着々と進んでいます。みなさんお元気で、たくさんお友達を誘って来てくださいね!

2008年02月14日 樹原涼子
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みなさんお元気ですか? 広島、大阪とセミナーを終わって元気に戻って来ました。

 いろいろ報告を書きたいところですが、今日のところはまず、大急ぎで3月6日の国立でのセミナーの曲目をお知らせします。

 古典の楽曲の中から、ピアノのレッスンでよく使う曲で、みなさんが分析しやすいもので時代の特徴も表われているものは? ということで

ハイドンの Cdur のソナタ Hob.XVI:35(全音のソナチネアルバム1では13番になっている曲)とモーツァルトの Cdur のソナタ Kv.330 の2曲。
どちらもよく弾かれる曲で Cdur なので、初めての方も大丈夫!
そしてベートーベンからはかわいらしい
ソナチネGdur(Anh.5-1)とFdur(Anh.5-2)(全音のソナチネアルバム2では10、11番になっている曲)。
それから Op.119のバガテル(11曲中いくつかのさわり)を取り上げる予定です。

 全ての曲の全ての楽章というわけにはいきませんが、この時代の和声を味わって演奏するヒントを少しでもお伝えできたらと思います。
 どの版をお持ちいただいても構いません。

 それでは、お元気で!

2008年02月 7日 樹原涼子
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昨日、東京を出るときは美しい銀世界!

 駅まで車が走れるか心配しましたが、無事到着。新幹線も少しの遅れで広島に到着しました。
 
 1月31日のバロックのコード分析セミナーは、120名の受講生で会場がいっぱいになりました。九州、大阪あたりからも参加があったとのことで嬉しい!
 今回はコード分析に入る前に、バロックまでの簡単な音楽史、通奏低音について、各国のバロックの特色、楽器の話、当時の組曲の様式などについても触れたので、2時間半ぎっちり。ピアノの先生は、バロックと言えばバッハからと思っている方が多いようで、前半の講義も改めて勉強になったと好評でホッとしました。
 後半は、様々なスタイルのバロック小品を13曲も分析して、いかにしてバッハやヘンデルが誕生したかまでたどりついて…。それにしても、和声変化をキーワードに時代ごとの作品を掘り下げて、演奏解釈やレッスンに役立てるというアイディアは大成功だったと思います! 問題は、限られた時間の中でどのように伝えていくかということですが、今回はちょっと分量が多過ぎたかな、と反省。次回の古典はじっくり、ゆっくり取り組む予定です。曲目は次の更新でお知らせしますので、お待ちください。今回のセミナーのアンケートも、続々とFAXが届いているので、次回ご紹介します。

 それでは、これから広島のセミナー、ピアノソロ公開レッスンがスタートです。そして明日は、大阪でコードセミナー。
 みなさんお元気で!

2008年02月 4日 樹原涼子
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