近所の公園の桜がとても美しく咲きました。帰りにゆっくり眺めよう!と所沢のセミナーへ向かっています。
久しぶりの3日連続セミナー。堺、植田(名古屋)は汗ばむほどの天気。そして今日の東京はうららか。何とか元気に最終日を迎えられてよかった。もしかしたら一生のうち一回しかお目にかかれないかもしれない機会に、最低の体調では困るので、まずは健康第一です。この頃では何十回足を運んだかわからないというくらいセミナーに来てくださる方も多く、少しでも声がかすれているとアンケートに心配やお見舞いが綴ってあり、ありがたくて申し訳なくて―。
やっと戻った声を大切に、今日のセミナーも頑張ります!
堺のカウンセリングレッスンのセミナーでは、よいレッスンをするためのコミュニケーションの技術について、そして3人の小学生のモデルレッスン。子どもたちが「間違えないで弾けた」と満足しているところから、いかにして「よい音で、音楽的に!」と、目指すレベルを引き上げられるかがテーマ。そして本人が「できた」と思っていることはそれ以上伸びていかないので、小さい頃から何をもって「できた」と言うのかを教えていくのは大切なことだと、改めて私も勉強になりました。子どもたちはみんな吸い取り紙のように素直で、今日のことをきっと役立ててくれるでしょう。
植田では、「ピアノランドコンサート上中下」の中から、本当のコンサートさながら、かなりの曲数を実演、解説できました。こんなにステキな曲がいっぱいあったんですね…と喜んでいただけて嬉しい! また、発表会で無理な選曲をしがちな先生たちに、実力の中で無理せず、心から楽しんで弾かせることの大切さを伝えられたと思います。“音の楽しみ”を分かち合うのが発表会。難曲に挑戦させることと、音楽を味わって弾くことのバランスを上手に取って、発表会が幸せな一日になるといいですね。初めてのタイトルのセミナー、好評でホッとしています。各地でやりたいセミナーの種類が増えて、嬉しい&困ってしまいます。
今、所沢で「プレ・ピアノランド3」のセミナーが終わりました。初めてピアノを弾かせるときに、こんなに手をかけて大事に育ててあげたらどんなに上達するでしょう! じっくり3回取り組めて本当によかったと思います。
この3日間のセミナーで回ったところは、いずれも勉強会がスタートしそうです。興味のある方はお問い合わせくださいね。
次は4月2日のバロック&古典の公開レッスン。ここでは、コードネームで分析しながらのレッスンがテーマ。子どもたちがどんな反応をするかとても楽しみです。
皆さんのお宅の近くの桜はいかがですか? 花冷えに気をつけて!
お元気で。
今年は、毎月熊本に出かけているのに、桜の時期をはずしてしまい残念!
お元気ですか?
先週は、ピアノランドスクールの小中学生にアナリーゼ(楽曲分析)のグループレッスンをしました。小さい子は小さいなりに、大きい子は深く曲を読み取って、自分で自分にレッスンができるようにと2種類のプリントを作り、いつでも確認できるようにノートに貼って…。こういう、小さな日々の積み重ねの中の1シーンを、大きくなったときに懐かしく思い出してくれたらいいなと思います。
東京のマスターコースは、いよいよ残すところあと10回となり、10月に卒業するまでのスケジュールが出ました。やり残すことのないよう、今後の方針を詳しくお知らせしたら何だか淋しい気分です。10期生のみなさん、あと半年、頑張りましょうね!
熊本のマスターコースは中盤にさしかかり、みなさんの調子がぐんぐん上がってきました。九州各県から、車や高速バス、列車などで早朝出発して集まってくださるので、目がランラン!
前回行なった、講義のあと、午後の公開レッスンが大好評だったので、4月21日(月)と6月9日(月)も2時から2時間程度行なうことにしたら、あっという間に弾きたい人で埋まってしまいました。「九州ではなかなか楽器店主催のセミナーが開かれないので、九州のピアノランド勉強会受講生、卒業生にも、マスターコース生の公開レッスンを聴講できるようにしたらどうでしょう」というアシスタントのアイディアに納得、さっそく実行に移すことにしました。九州にお住まいのピアノランド勉強会に参加された先生方で4月21日、6月9日午後2時より、公開レッスンの聴講希望があれば、ご連絡くださいね。
この1ヶ月は、ラファエル・オルグのバイオリン、田代ユリさん&小原孝さんの日本の歌、八代邦義さんのジャズ、中野振一郎さんのチェンバロ、明日昼間は青柳いずみこ先生の演奏会、夜はギターの宮野弘紀さんのコンサート…と、仕事の隙間を縫って耳の贅沢をしています。5月21日のアルゲリッチ音楽祭東京公演のチケットも何とか取れたし、この春は幸せです。
みなさんも、いいコンサートに出かけてじわっと幸せになってくださいね。ちなみに田代ユリさん&小原孝さんの日本の歌コンサートは大阪クリスチャンセンターOCCホールで5月18日に、1月に見て感激したオペラ“オルフェオ”の主役、春日保人さんのアンサンブルで“情熱のフランスバロック”は4月5日熊本(阿蘇高原聖フランシス森の教会)、4月19日東京(雑司ヶ谷音楽堂)、5月2日横浜市旭区民文化センターサンハート音楽ホールで行なわれます。
このところ、タイトルの違うセミナーが連日続くので、慎重に準備して出かけなくては。
25日の堺のセミナーでは、小学生2人が公開レッスンに出演、26日植田では、昨年小原孝さんと全曲録音した『ピアノランドコンサート上中下』の3冊をいっぺんに解説&演奏する初めてのセミナー、27日は所沢ではじめてピアノを弾く生徒のためのプレ・ピアノランド3のセミナー。そして4月2日は、小学生4人のバロック&古典の公開レッスン…。どこかでお目にかかれたら幸いです。
それでは、桜の咲くのを楽しみに、春をお過ごしくださいね!
また、冷え込んできましたね。
お元気ですか?
ひな祭りライブの余韻さめやらぬうちに、6日の古典のコード分析セミナーの準備をしていたところ、黄砂が大量に飛んで来たあたりからみるみる体調を崩してしまいました。目と鼻にきたので、今年から花粉症? それにしては肺まで苦しく、身体中のリンパ腺が腫れて痛いので風邪? と言っているうちに当日(汗!)。それでも、本番中はなぜか大丈夫で、終わったとたんに鼻声に…。今週になってやっと症状はおさまったのですが、窓を閉め切り、マスクが手放せない毎日です。
前回のセミナーは盛り沢山で猛スピードだったので、今回は一曲一曲にじっくり取り組み、ハイドン、ベートーベン、モーツァルトの作品の和声の動きを味わっていただきました。古典の作品は和声が分析しやすいので、このやり方を参考にレッスンの中でどんどん役立てていただけたらと思います。
「ベートーベンはバリバリ、というイメージだったのが、バガテルの曲の美しいこと! 繊細なところがよくわかって嬉しいです。ベートーベンに改めて恋をしました」「思いがけない転調も、書いてあるとおりに弾いているだけで、何も感じていなかったことがわかり反省しました。私の生徒も、感じないで弾いていると思うので、やり直します」「経過的ディミニッシュ、意識したことがなく、なるほどと思いました」など、たくさんの感想をいただきました。
内容とは関係ないのですが、アンケートに、「開場前に来場したにもかかわらず、早く来た方々が前の席の大半を、あとから来る方のためにとってしまわれていました。結局、後方になってしまい、悲しく思います」と書かれた方がありました。百数十名の方がお集りくださるのは本当にありがたいことですが、あとから来る方のための席取りは、次回からご遠慮くださいますようお願いいたします。
このシリーズの次の回は、4月2日のバロック&古典の公開レッスン。4人の小学生が演奏することになり、曲目も決まりましたので、楽しみにお出かけください。生徒さんや親御さんの聴講も歓迎します。
それから、今月下旬発売のムジカノーヴァ4月号に、1月31日のバロックのコード分析セミナーの取材記事が詳しく出ます。記者の方がよく勉強されていて、とてもわかりやすくまとめられています。また、同じ号に、指先がつぶれないための特集にも執筆しているので、合わせてご覧くださいね。
さて、今月末は25日から3日間、堺でカウンセリングレッスン、植田でピアノランドコンサート、所沢でプレ・ピアノランド3のセミナーが続きます。体力を蓄えなくては!
みなさまも、どうぞお元気でお過ごしくださいね!
今日は、ほんとのひな祭り。
窓から見える桃の花も、いくつか可憐にほころんでいます。
3月1日のひな祭りライブ、おかげ様で楽しい一夜となりました。客席はいっぱいで、ごきげんバンドもごきげん。新曲「バロックによせて」「じまんできること」も好評で嬉しい! 声も、摂生の甲斐あってクリスマスコンサートよりは快調に出て、なんとか自分の声らしさが戻ってきました。この身体が元気でいてくれるから、コンサートやセミナーや執筆、作曲、レッスンができるのだし、これからは家族や友達との時間ももっと大切に過ごしたい…。喉を長く痛めたおかげで、そんな当たり前のことに気づいて、心から感謝することができました。“じまんできること”が生まれたのも、そのおかげかな、と思いました。
客席との空気がとてもなごやかで、本当にうちのリビングにお招きしたようなライブでした。新人ギタリストとの共演も好評でホッとしています。応援してくださったみなさま、ありがとうございました。
そうそう、ひな祭りライブ特別メニューの“ごきげんちらし寿司”と“しらたま桜アイス”がとてもおいしくて、全食売り切れでお店の人も喜んでいました。また、来年もひな祭りライブをここでやりますね!
6日(木)は古典のコード分析セミナーなので、今日は気持ちを切り替えて打ち込まなくてはと思ったのですが、私の中では同じ“音楽”なので、このまま切り替えなしでOKだったことに気づきました。便利! 6日は、ベートーベン、ハイドン、モーツァルトさん、よろしく!
そうそう、そのコード分析セミナーの流れでこのごきげんバンドのメンバーで6月29日(日)3:00から、国立でレクチャーコンサートを開きます。専門家でない方でも、それぞれの楽器から見た音楽観や演奏のコツや、音楽で心が動くヒミツなどがわかり、コンサートも2倍楽しめることと思います。ピアノもベーゼンドルファーなのでお楽しみに!