放送間際のお知らせでしたが、お聞きいただけたでしょうか?
3月11日のNHK-FM“日曜喫茶室”、たくさんの反響がありました。私自身は番組を聞いたことがないまま出演が決まって打合せをしたので、それほど緊張せずに本番に臨んだのですが、あとからあとから「すばらしい番組に出演されておめでとう」「各界の第一人者しか出ない番組に樹原先生が出られてとても嬉しい」との声をいただき、今頃になって緊張しています。ムジカノーヴァから、番組内容の執筆依頼も舞い込み、5月号に書くことにもなりました。
「頭の体操」シリーズの著者で有名な多湖輝先生と、作家であり、慶應義塾大学教授の荻野アンナさんとお話をして思ったことは、何に対しても好奇心を持ち、瑞々しい心で人と接することの大切さです。対談の相手にはもちろん、ラジオの向こうにいる人へ楽しく伝えたいというエネルギー、当意即妙なあたたかい反応、など、たくさんのことを学ばせていただきました。
それにしても、「ピアノには嫌な思い出が…」とおっしゃっていた荻野アンナさんと、ピアノランド1の「どどどど どーなつ」「さらさら おがわ」を連弾して「ドしか弾いてないんだけど、とっても楽しく、凄い音楽を弾いているように聞こえた」と喜んでいただけたのが嬉しかった! それから、ピアノランドの“二段階導入法”でピアノを弾く前に聴く力、歌心、ピアノを弾くための手を作ること、そして読譜力をつけておくという話をしたところ、多湖先生からバイオリンの鈴木メソッドは素晴しいが読譜力がつかない点でプロになるのに大変苦労された方々の話があり、ピアノランドで読譜をはじめにやる点について「そこが新しいメソッドだ」と言っていただいたことが印象に残りました。
番組の中で「君は 君のままで」と「花」が流れたので、ピアノメソッドの著者が歌っているのに驚かれた方もあるかもしれませんね。専門家向けのセミナーだけでなく、こういうお仕事も大切にしていこうと改めて思いました。
前回、ひな祭りライブのアンケートからの抜粋をとお約束したのでいくつかご紹介します。
それでは、19日上野楽器(栃木県宇都宮市)、20日ヤマハ堺店でセミナーがあります。お近くの方はぜひいらしてくださいね。
お元気で!
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