弾き語りライブ「LiokoとRachelの部屋」合言葉は、「成分」
2022年2月27日(日)弾き語りライブ、歌ってよかった〜!
2019年のクリスマスライブ以来、久しぶり過ぎる歌のコンサートでした。
LiokoとRachelの部屋
LiokoとRachelの部屋 セットリスト
1 OPEN YOUR HEART Lioko
2 Hold my hand Rachel
3 One more night Rachel
4 Late Spring Rachel
5 子供達へのバラード Lioko
6 君は君のままで Lioko
7 アールグレイ Rachel
8 Got to do with myself Rachel
9 Anniversary Rachel
10 永き道 Lioko
11 花 Lioko
12 遠くから Lioko&Rachel
アンコールは
Rachel「Snowflakes」
Lioko 「時の砂」(ピアノソロ)
歌詞が、違う意味に聞こえる
コロナ禍の真っ只中、そして、ウクライナへの侵攻が始まって世界に激震が走る中、足を運んでくださった皆様、ありがとうございました。先日の小原孝さんの演奏会で仰っていた「何があっても開催する」という強い意志を見習い、私も「予約してくださるお客様がいらっしゃる限り、ライブを開催しよう。たとえどんなに少なくても」と心を決め、レイチェルさんと相談を重ねました。
ライブの中で、「これまで歌い慣れた歌が、ウクライナの状況を考えると、全て違う意味に感じられる」と話しました。レイチェルさんの恋人への歌も、私の子どもやパートナーへの歌も、日常がガラリと変わってしまった中で歌えば、違う意味に聞こえてきます。「もう一度会いたい」も、「虹を追いかけてほしい」も、状況によっては意味が変わるんですね。
誰の命も失われないようにと願う気持ちでライブで歌を歌ったのは、初めてのことかもしれません。
いただいた、美しい春の花達を花瓶に生けながら、今日歌った「花」の歌詞も、いつもより深く心から歌えたかな、と思いました。
移ろいやすく はかない生命
それぞれに美しく
誰のためのでもなく ただひたすら
咲いて 咲いて 散るまで 咲いて
「歌う人」でいることをやめない
レイチェルさんに、「ティータイムのライブを一緒にやりませんか。愛いっぱいの弾き語りで」と誘われなければ、歌う樹原涼子はいつの間にかdiminuendoしていたのではと思います。続ける、続けないの岐路に立つこともなく、歌う機会がないままに終わってしまったかもしれないと。
レイチェルさんの素敵な英語の歌、心地よい声に癒されながら、数曲ずつ交替しながら歌う時間はとても楽しく、充実していました。「あ、私も歌う人でいてよかった」と思った瞬間です。
これまでのライブでも、私は心から歌ってきました。
でも、今回は、歌を続けていくかどうかを自分に問われたようなライブでもあり、コロナ禍の中思い切って出かけてきてくださった方々を前に、もっと深いところから歌えたような気がしました。
魂と身体が一体となったような境地で歌えたのは初めてのことです。
数ヶ月前から歌う身体作り、喉を大切にする生活を始めて、やっとシーズンまでに間に合った、という感じでした。初めは声がかすれて無理かも、と思ったし、やっと声が戻ってきたと思ったら歌いすぎて声が出なくなったり、ペースをつかむのが大変でした。ピアノは、多少寝不足でも弾けますが歌はすぐ声に来てしまう。そして、ピアノやパソコンで腕を使いすぎると声が出なくなるという……。
そんな日々の中で本番はプレッシャーだったのですが、当日の朝、なんと、幸せな気持ちで目が覚めました。そうだ、いつもコンサートの日は、こんな風に喜びに溢れて目覚めてきたな。甦ったかな、と思えた瞬間でした。
以前は10数曲バンドと演奏して、終わってもあと1時間いけそう!と思うこともありました。でも、昨日は6曲だけというのに、これまでよりも苦労して迎えた本番。今の私にはそれが限界。それだけに、私にはとても貴重な1日となりました。
写真家の遠藤湖舟さんに「いつも言ってるけど、花は名曲ですね!」と、声楽家の吉武大地さんには「ずっと歌うことをやめないでください。今日は素晴らしかった。たくさんのことを考えさせられました」と言っていただき、嬉しい気持ちになりました。
最後の曲の前に、「今回はカメラマンがいないので、よかったら皆さん撮ってね!」とお願いして送っていただいた中の1枚がこちら。もう、レイチェルさんと私の表情で、この日の楽しさが伝わるかなと思います。
トークタイムで喜んでもらえた「成分」の話
いつもは、本を書いたり作曲したり、配信セミナーの撮影編集をする毎日。コロナ禍では全く「歌う」という成分が入ってなかったところに、今回「歌う」成分の割合が突然増え、生活が変わりました。このライブが終わったらまた配信セミナーの台本と撮影の成分が盛り返すわけですが、そこで、「歌」を忘れないようにしたいと思いました。こんなにお客様に喜んでいただけている、ということが私の目を覚ましたのかな、ありがとうございます。
客席の皆さんとの交流で、皆さんを形作っている成分もライブに来たときと帰るときでは変わっているはずです。だって、私、皆さんのエネルギーを吸い取って歌ってしまった! 笑
でも、皆さんはレイチェルさんと私から、また別のエネルギーを受け取って……。それで、みんなの成分が……。
という話から、会場ではすっかり「成分」が合言葉になってしまいました。
一旦会場の外に出た皆さんが、「成分が薄れる!」と戻ってきて、一緒に写真を撮影したのはとても嬉ししかった!
友人からは、「二人の歌から何やらいい成分をたくさん注入してもらい、人間に生き返った感じ。干し椎茸が戻った感じ」とメールをもらって笑ってしまいました。
写真をありがとう!
皆さんからいただいた写真で、当日の雰囲気をどうぞ。
レイチェルさんの声には歌はもちろん話す声にも癒し成分がたっぷり入っていて、聴いてるだけで心地よいのです(それを「チル」というのですって)。毎週日曜日の夜7時から湘南ビーチFMで『SunsetEasy』という番組のDJをされています。YouTubeはこちら。終演後はCDが沢山売れていました。
いつもは英語で歌うレイチェルさん、1曲だけ日本語の歌を歌ってくれて、それもとても素敵でした。日本語でもぜひ歌ってね!
そして、「遠くから」には、英語で素敵な追っかけフレーズをありがとう。リハ1回のぶっつけ本番で、この日だけの「遠くから」が演奏できました🎶
モノクロにしてみました。
こんな顔して何を喋っているのか……。
ライブ全体が見渡せる1枚もいただきました。ありがとうございます!
終演後、clubhouse仲間で記念にパチリ。
左は、バリトン歌手の吉武大地さん。右は、「樹原涼子とゆるりと過ごす部屋」のモデレーター伊藤美紀子さん。
明日、3月1日は吉武さんがゲストなので、皆さんよかったらお聞きくださいね。
ウクライナへの募金もお預かりしました。皆さん、ありがとうございました! 私達からしっかりお届けします。
▶︎樹原涼子のスケジュール
2022年 3月 15日(火)配信スタート 5月末日まで
「ピアノランドの理念」3回連続配信セミナー 第2回配信 二段階導入法
10時~12時に配信、12時半~13時半は、Zoomで質問&交流会を開催します。
info1@pianoland.co.jp