名古屋でのセミナー、目を見て話せるのは最高!
「先生、オスカルみたい!」と思ったそう。
思わず「アンドレ!」と言いたくなる私。
ロングヘアーに巻き髪はコロナ禍にいつの間にかそうなったのだけど、
ランチタイムには巻き方の話で盛り上がりました。
ほぼ2年ぶり、新幹線に乗って名古屋へ。早朝の新幹線はまぁまぁの混み具合。
調べてみると、2019年8月に「レッツプレイピアノランド」で子ども達の公開レッスン、11/21に『即興演奏 12のとびら 音楽をつくってみよう』のセミナーをして以来でした。それまではこうして毎年、名古屋には2、3回伺っていましたから、コロナ禍になっていかに多くの旅が無くなったことか。
これは2年前の8月に、子ども達に手の形を横から見せて説明している写真。
「タッチポイントで壁に触って綺麗なフォームができたら、ほんの少しだけ重みをかけてごらん」と解説しているところです。
今回のテーマは、HAPPY PIANOLAND
正式には『教える人も習う人も幸せになる ピアノランドメソッドのすべて』(音楽之友社)ですが、表紙のデザインにHAPPY PIANOLAND と入れていただきました。
言いたいことは正式なタイトルに、本の内容は愛称で覚えてもらえたら、という目論見は上手く伝わっているかな?
こんなご時世にも関わらず、カワイ名古屋には沢山の方がおいでくださいました。
配信でのセミナーが主流になった今、皆さんの目を見て語りかけることができる幸せ。
「ほんっとに、来てくれてありがとう!」という気持ちのまま、
ほとばしるように新刊の内容について熱く語りました。
翌日、Twitterにこんな感想をいただきました。
一番言いたかったことが、伝わって嬉しい。
久しぶりの樹原涼子先生の対面セミナー、参加してよかった❣️
「ピアノは、だれかにほめられるために弾くのではない。目に見えやすい達成感ではなく、生徒自身の中に基準を持たせ、生徒自身の魂の満足感を。」
今、私の中にある迷いに、道筋が。ありがとうございます!
幸せなピアノレッスンしたい!— Koyumi (@comusicapiano) December 9, 2021
まずはこうして、本の第1部の「ピアノランドの理念」を中心に据え、熱く語りました。
特に、センスを伸ばすことと幸せとの関係については理解していただきたく、
本にも詳しく書きましたが、対面だからこそ深く伝わったのではと思います。
そのために必要なこととして、二段階導入法とカウンセリングレッスンは大切な概念であり、手法です。以下、本の流れに沿って大切なポイントをお伝えしていきました。
第1部 幸せなピアノレッスンのための具体策とは
第2部 価値観・発想・視座・分類・概念・アプローチを変えて、時代を作る
第3部 「センス」「知識」「聴く力」で未来を切り拓く
『こどものスケールブック』と『ある日、オリーブの丘で』から
短い休憩の後には、『ピアノランド こどものスケール・ブック』より、五度圏から始める楽しく、一生役立つスケール教育について。
※このテキストは大変好評で、2月に発売以来すでに2回重版されました。その使い方を詳しく知りたい方は、こちらの3回連続セミナーをご覧ください。(テキストの隅々まで解説、実演しています。特に、レッスンで子どもに教える口調での解説が好評です。12/31まで)
そして、『ある日、オリーブの丘で』(春畑セロリ・轟千尋共著 音楽之友社)から樹原涼子の4作品を演奏しました。
曲集の1曲めはとても大切なので、親しみやすい調性音楽、ただし、左手がメロディでイントロとエンディングをお洒落に。私が担当した2曲目は連弾、3曲目は歌、4曲目は黒鍵だけの五音音階で……と、樹原涼子らしいラインナップを楽しんでいただきました。皆さんがお二人の曲も含めて全曲を発表会やコンサートで上演してくれたら嬉しいなぁ。
カワイ表参道でのセミナー受講生しか見ることができなかった本間ちひろさんの原画も見てもらおうと、私が気に入って購入した4作品を宅急便で送り、カワイ名古屋のステージにも素敵に並べていただきました。沢山の方が記念撮影をしていました。
そうそう、本間ちひろさんの原画は、音楽之友社のこちらのページでダウンロードできるようになりました。発表会などでお使いいただけるようにとのことで、嬉しい限りです。
また、セロリさん、千尋さんとのトークと演奏(11/2カワイ表参道 作曲家談話室2)は、こちらで12/19までご覧になれます。
ピアノランド30周年である2021年に3冊も出版できたので、それら全てについて紹介できたのは本当に嬉しいことでした。
また、このようなセミナーが各地で開催できるようになればいいなぁと心から思います。
このような機会を作っていただいたカワイ名古屋の皆様に感謝申し上げます。榎さん、伏見さん、大変お世話になりました。
ランチタイムは、相馬和子さんと水野泰江さんのおかげで、皆さんの感想をゆっくり伺いながら美味しい時間を持つことができました。人と人とが実際に会えるということは、本当に素晴らしいことですね。
こちらは、ピアノランドメイト主催の様々な勉強会で講師を務めている栗原和子さん(右)と平山晶子さん(左)。
お二人が担当する名古屋、大阪等での勉強会にもどうぞご参加くださいね!
詳細はお問い合わせください。
公開レッスン
午後は3人の方の公開レッスンで、素晴らしい楽器(ショパンコンクールでも多くのピアニストが演奏したShigeru Kawai)で、ホールの響きの中で勉強できる幸せを感じました。
「弾く」ことよりも「聴く」こと、そして、弾く前には分析して曲を理解する大切さを皆さんで確認できた日でもありました。
受講、聴講の皆さん、ありがとうございました。
前半の講義でお話しした「センスとは、違いがわかること」ということも、実際のレッスンを通してお伝えできたかなと思います。
来年も楽しくいきましょう! 生きましょう!
来年2月からは、『教える人も習う人も幸せになる ピアノランドメソッドのすべて』に沿って、配信で連続セミナーを開催します。
ご案内はこれからですが、こちらのスケジュール欄にアップしていきますので、チェックしていただければ幸いです。
年明けは、こちらからスタートします。
2022年 1月 6日(木)
マスタークラス 第24回 マスタークラスで伝えてきたこと 総集編
樹原涼子が伝えたいことを伝え尽くすためのクラス
10:30〜13:00
名古屋の皆さん、また、お会いしましょう!
ありがとうございました。