メリークリスマス❗️ モードでクリスマス

メリークリスマス❗️ モードでクリスマス

メリークリスマス❗️

 

12月23日は恵比寿アート・カフェ・フレンズで「樹原涼子のモードなクリスマス」を開催しました。

歌うことは 生きること」と日記に書いたように、今年は、
「樹原涼子」を生きるために、全身全霊で歌ったコンサートでした。
セミナーとは違う覚悟の樹原涼子をお聴きいただき、ありがとうございました!

私の歌の中には、情景や景色の美しさを歌った曲と
心から溢れ出る思いを歌ったものがありますが、
今回のコンサートでは一部にモード(旋法)を使った曲を集めて
つまり、前者の曲たちを集めてちょっとお洒落にスタイリッシュに、
二部は後者の曲を集めて、クリスマスらしくあたたかな雰囲気でと考えました。

 

なんとオープニングアクトで出演した「くりーむぱんだ」までモードを意識した新曲を作ってきて
ちょっとびっくりしました(2曲め)。

プログラムです🌟

 

 

スタートは、CD「ギリシャ神話のように」の中から2曲、
きりん きりん
ちょうど満月近くなので、静かな美しい夜空を、そして
ROUND & ROUND
私のこのところのテーマである「巡る」歌で幕を開けました。
今回はモードを強調したハードなアレンジで、
理不尽にも過ぎていく時に挑むように歌う……。
いかがだったでしょうか。

 

 写真は全てヒダキトモコさんです。

 

そして、連弾組曲集『時の旅から「小さな時間旅行」を“ごきげんバンド”で。
楽譜集にある物語を簡単に説明してから連弾でスタート、4曲つづけましたが、
宮野弘紀さんのギターのアドリブには抑えきれない拍手が!

「ドリアンボートに乗って」
「フリジアンの罠」
「リディアンドールの家」
「ミクソリディアンの活躍」

いつも自由に演奏しているジャズ系のみなさんが、
ちゃんと譜面通りに、そして
譜面以上のサウンドを実現してくれるのが嬉しい。

ピアノだけの世界も、そしてトイピアノも使ってのバンド演奏も
どちらも捨て難いとたくさんの声。

 

 

写真家の遠藤湖舟さんに「ゆらぎ」という写真を表紙にいただいて、
こんなに素敵な『時の旅』の表紙ができました!
今年もこの会場で聴いていただいて本当に嬉しく、ご紹介させていただきました。
みなさんもぜひ、遠藤さんの個展にお出かけくださいね。
来年も多分日本の各地で、そして海外でもまた個展を開催されることでしょう。

 

 

小原孝&樹原涼子 デュオ・コンサート〜 連弾で旅する珠玉の時間〜でも演奏いたします。

 

一部の最後は、多重録音を駆使した「ふわふわ」を、くーこさんと孝之介と3人で歌いました。
いつの間にかひたひたと盛り上がっていくごきげんバンドのサウンドの中で
声と声が重なって生まれる不思議な世界に、
歌いながらも引き込まれていくようで とても面白い時間を体験しました。
客席で聴きたかったな〜。

今日はヘアメイクの河岡芳枝さんが、曲と衣装(風間てるみさん)に合わせて
いつもと違ったイメージを考え抜いてくれて……嬉しい!
ステージは、多くのプロの力に支えられて実現します。

✨ ✨ ✨ ✨ ✨

 

第二部は、ちょっとお茶目なラブソング「多分あなたでいいの」でスタートしました。

こちらは、クリスマスの楽しさを……と60年代風のスタイルで登場。
孝之介がいるとピアノを弾かないでボーカルに専念するシーンも作れるので自由度が増します。
すぐ後ろに高尾幸宏さんのウッドベースが心地よく、海沼正利さんの繊細なリズムにのって、
宮野弘紀さんのギターにしびれながら歌いました🎵

 

 

祈り」はクリスマスには外せない曲。
父の転勤で転校生少女だった頃、意地悪をする人がいたらその人の幸せを祈ることで
自分を保つことができました。
また、作曲することで何かを乗り越えてきたかもしれません。
父が買ってくれた『少年少女世界名作文学全集』の中の「少女パレアナ」や、
母が習わせてくれたピアノがいつも私を助けてくれたなぁと思います。

そんな話をしながら、パートナーとの人生を歌う「永き道」や
離れて暮らす高齢の両親の幸せを祈って書いた「HAPPY LIFE」。
多くの方が共感してくださって、
音楽は極めて個人的に生み出すものだからこそ普遍性があるのかもしれない、と
しみじみ思いました。

 

 

ここで父、長谷川孝道の話と本の紹介をしました。
熊本日日新聞の社会部の記者だった父が、
日本人として初めてオリンピックに出場した金栗四三さんに直接取材して記事にしたものが
単行本『走れ二十五万キロ マラソンの父 金栗四三伝』として講談社から出版、その後時を経て絶版となったこと、
けれど、自分が死んでしまったら、金栗さんの功績も、考え方も人となりも、
伝えていく人がいなくなる……と、母の看病をしながら80を過ぎて壮絶な執筆活動の末、
新たに原稿を付け加えて『走れ二十五万キロ マラソンの父 金栗四三伝』自費出版したのが2013年8月のこと。
そして、なんとその1ヶ月後に2020年東京オリンピックの開催が決まる!という不思議!
さらに、2019年のNHK大河ドラマ「いだてん」で金栗四三さんが主役となるとは!
それを受けて『走れ二十五万キロ マラソンの父 金栗四三伝』が今度は熊日出版から第2版が出版されました。
この間の詳細は、こちらをご覧ください。
(この本のリメイク、編集に奔走した私は、父の気持ちを伝えるべく、
金栗四三記念ミュージアムオープン行事で1/19にミニトーク&コンサートをいたします)

父は大河ドラマ「いだてん」と東京オリンピックを楽しみにしています。

 

長谷川孝道著 『走れ二十五万キロ マラソンの父 金栗四三伝』熊日出版

 

人生は予期せぬことが次々と起こり、本当に不思議ですね!
私も、まさか父の本がこんなことになるとは夢にも思いませんでした。

そして、次の曲。
生きる者全てを愛しく思う気持ちがある日突然、命令形の歌となって降ってきました。
愛する者たちよ

最後に、ゲーム主題歌となったお待ちかねの「」。
長く愛される曲があるというのは、作曲家冥利に尽きます。

 

アンコールには、1曲めにマイクトラブルがあった「きりん きりん」をもう一度、
そして、くりーむぱんだも、お客様も一緒に「クリスマスには」の大合唱。
きっと2019年は良い年になりますね!

 

 

ごきげんバンド。
左から、高尾幸宏、須見邦子、樹原涼子、樹原孝之介、宮野弘紀、海沼正利。
来年もクリスマスに! いえ、その前にもバンドで演奏したくなりました🎵

 

くりーむぱんだ、ありがとう!

 

終演後も名残を惜しんで残っていてくださったみなさんとパチリ✨

 

左は『時の旅』編集担当山本さん、
右はくりーむぱんだの曲「虹-七色の音-」を合唱曲として教育音楽で取り上げてくださった、
合唱曲集『エスペランサ〜希望〜』の編集者星野さん。

 

やっぱり、どこか似ているでしょうか?

 

このコンサートのチラシ、大好評でした!
イラスト・デザインのトナカイフサコさん、ありがとう❣️

 

そして、来年2月24日のコンサートのご案内です。(これもフサコさん!)
今度は、音楽の友ホールで小原孝さんとの連弾でお楽しみくださいね。
予約受付中です。

 

1年に一度だけ歌手になる樹原涼子でしたが、
今年は何か良い意味で吹っ切れたような気持ち良さがあり、
来年のエネルギーをたくさんいただきました!
これも、あたたかな、すばらしい客席の皆さまのおかげです。
本当にありがとうございました。

メリークリスマス&良い年をお迎えくださいませ。

音楽は、神様からの贈り物ですね❣️

 

 

樹原涼子
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