合唱って、なんて素晴らしい！

合唱って、なんて素晴らしいんでしょうか。

マスターコースの講義終了後に、8月2日のピアノランドフェスティバルでみなさんと歌う「虹-七色の音-」の合唱の練習をしました。一人ではもちろん表現できない世界です。たくさんの人と心を合わせて作り上げて行くのは、独特の緊張感と喜びがあります。

作詞の浦川光一くん（くりーむぱんだのボーカリスト）、作曲の樹原孝之介も参加して、とても楽しい時間を過ごしました。卒業生も参加して30人くらい（本番はもう少し多くなる予定）で声を合わせ、溶け合う喜びは格別です。大阪地震のあと遠方から参加の方も、音楽の力はなんて大きいのかと、気持ちが晴れてよかったと語り合いました。私も、ソプラノパートで声を合わせ、久しぶりに合唱の楽しさを味わいました。

日頃から、マスターコースで聴き合うことの大切さをともに学んでいる仲間なので、どういうコードの第何音を歌っているのか、という視点でパートごとにバランスを取ることができるので、短時間に響きが整っていきます。歌詞にこめられた思い、織り込まれた景色を感じながら、和音の役割、各音の役割を皆が聴き合い、感じあい、バランスをとりながら歌う時間は楽しく、あっという間に時間が経ちます。もちろん、プロの合唱団のようにはいきませんが、歌う喜びには年齢も専攻する楽器も関係ないですね。20代から80代まで声を合わせ、至福のひとときでした。

それぞれが持ち帰って練習を重ね、8月2日はきっとすてきな本番になることと思います。

参加の皆さん、ありがとうございました！

ピアノランドフェスティバル当日は、春日保人さんの指揮で歌います。

この合唱曲、「虹-七色の音-」の混声三部合唱の楽譜が、音楽之友社からピースになって発売されました！

オンデマンドで、ピアノランドメイト事務局でも受け付け中。

合唱のお手本音源は２種類あって、一つは『教育音楽中学高校版』6月号に付録CDがあり、お手本とカラピアノ（と言うんですね！）が入っています。

もう7月号が発売になりましたが（孝之介のインタビュー記事、虹の解説が掲載されています）、6月号もまだ手に入りますので、お手本CDが欲しい方はぜひ。

もう一つは、くりーむぱんだの熊本復興支援CD「虹」です。iTunesならこちら。

こちらは、小原孝さんの伴奏、春日保人さんの指揮で、素晴らしい有志合唱団の録音の他、ボーカリストが次々に歌い合う１曲めのカラフルバージョン、“HARA HARA 倶楽部”、小原さんのピアノソロ、孝之介のトイピアノ、くりーむぱんだのバージョン、カラオケ等、虹のオンパレードです。

合唱団やクラスでの選曲のために沢山の曲を聴きたい方のためには、『エスペランサ』10曲の楽譜とCDもおススメです。全曲のお手本とカラピアノCD付きです。

こうして、幾つもの形でみなさんのお手元に届けられる曲は幸せです。みなさんの思い出の曲となっていったらと願わずにはいられません。

昨日の練習では、「譜めくりの音に気をつけて」と、合唱経験のあるスタッフからのアドバイスもあり、「おお！」と目からウロコでした。ピアノの譜めくりの音には気をつけるのに、そうか！合唱ではもっと多くの人がいっせいにめくるので、注意していないと大変な騒音になるのでした！　

何事も経験ですね。

今回のマスターコースでの講義は、アゴーギグ（テンポをコントロールする手法）がテーマ。「虹」にもテンポコントロールが大切な場面がいくつかありますが、指揮者がいればついていけばいい。ですが、ピアノソロの場合は自分が指揮者であり演奏家になるわけですから、アゴーギグのチャンスがありながらも無難にまとめてしまいがちな人が多いのです。連弾の場合は、相手にテンポ変化を演奏で伝えることができるか、相手から感じることができるかが問題です。そして、その流れに乗り、細かい部分でサインを出し合いながら進んでいきます。

多くの人の気持ちをつかむアゴーギグに憧れながらも悶々としている人が多いようなので、このテーマはいつかまたどこかで講義しようと思います。

今年の11月にマスターコース15期が終了します。何年にも渡り、多くの方が口コミで集まってくれたことに感謝いたします。来年、マスターコースは生まれ変わります。どんな風にかは、ずっと少しずつ考えていますので、秋以降のお知らせを楽しみにしていらしてくださいね。興味のある方は、夏休みの8月25日から軽井沢合宿でぎゅっと勉強しませんか？
来週から、各地でもみなさんにお目にかかれることを楽しみにしています。ぜひ、お出かけください。