汐留ベヒシュタインサロンにて、公開レッスンでした!

昨日、新刊楽譜が印刷屋さんに入りましたので、この数週間というもの昼夜もなく楽譜と向き合っておりましたが、そんな中、7月17日に汐留ベヒシュタインサロンにて、公開レッスンをしました。

前日は熊本での公開レッスンだったので、午後からとは言えなかなかハードでしたが、子供たちがそれはそれは頑張って集中していたので、私もその何倍も集中して(でないと教えられない)みんなの演奏を聴き、アドバイスをしていきました。

 

公開レッスンを受けた子供たちの数も多く(何しろ全国からの応募でしたから)、新幹線や飛行機で出演した家族、聴講した先生方もあり、客席の集中力もまた凄い! パパたちが熱心に聞いていらしたのがとても印象的です。もう、お稽古はママに任せるという時代ではないのだなと、親御さんも講演の一言一言に深く頷いていらして、耳を鍛え、良い音を得るための手法にとても興味を持っていらっしゃるのだなと、嬉しくなりました。

私のレクチャーの内容は、『ピアノランド スケール・モード・アルペジオ』を題材に、真珠のネックレスのようなスケールを弾くにはどうしたらよいかというもので、親御さんと先生方からとても喜ばれました。自分たちの時代は、ただ指を動かすという以外にスケール練習の真の意味を教えてくれる人がいなかったと……。だから、ここで初めてスケールの美しさに触れたと、スケール記念日だと、興奮される方多数でした。もちろん、子供たちも喜んでいましたが、大人には過去との比較があるので、余計に衝撃的だったのでしょう。

レッスンの直前に、10分間ではありますが、ユーロピアノの社長さんでありベヒシュタインのマイスターでもいらっしゃる加藤正人さんに、このピアノについてのレクチャーをしていただきました。何しろ、子供達は人前に出るだけではなく、滅多に触ることができない貴重なピアノで演奏するのですから、ここで心構えができてよかった!

一つひとつの声部を書き分けて作品を仕上げていく作曲家にとっては、それをそれぞれにふさわしい別の音色で弾き分けられる楽器が必要で、そういうことをわかって演奏してもらえたらいいなと、そういうテクニックを身につけていってほしいなと心から思ったレクチャーでした。

 

 

こちらが、頑張った子供たちです!
作曲では、歌詞がとても面白いものがあり、みな、自分の世界を持っていたし、連弾のレッスンでは、ベヒシュタインのフルコンサートグランドを自然に豊かに鳴らすのに皆苦労していましたが、その幅広いダイナミクスレンジを生かすにはどうしたらいいのか手取り足取りレッスンしていきました。何をどう聴いたら演奏が変わるのか、みな、ハッとしていたのが嬉しい。そして、すぐに変われたことが素晴らしい!

 

★作曲の公開レッスン

関谷 真菜(小1)みんなくだもの

市川 日菜多(小1)あたらしいともだち

町田 小春(小2)くらい雨 ・ 雨あがりの空

上野 悠(中2)春の喜びに踊るフローラ

★連弾の公開レッスン

谷井 華織(小1)さらさらおがわ (ピアノランド①)

西村 渚(小3)がんばれ うんどうかい (ピアノランド②)

野瀬 日葵(小2)おつきさまのふね (ピアノランド②)

中島 りな(小3)かっぱのむかしばなし (ピアノランド③)

亀井 琉花(小5)ゆれるメロディー (ピアノランド④)

松隈 琳愛(小5)天の調べ (ピアノランド④)

市原 ひまり(小4)きょうりゅうのテーマ (ピアノランド④)

足立 菜々美(中2)いかないで (こころの小箱)

 

そして、本番の1回に命をかける記念演奏では、なかなか素敵なアイディアの曲たちが飛び出し、連弾も一生懸命な姿が胸を打ちました。

 

〈記念演奏〉

作曲

岡本 織月(小2)ようせいワルツ

秋元 ことり(小2)そらをとびたい

山本 ひかり(小2)みらいへいこう

足立 優妃(小2)だいすききんぎょさん

小林 未空(小6)のどがかわいた

連弾

奥野 真奈(小1)おしゃれなおじょうさん (ピアノランド①)

豊田 奈央(小3)オバケやしき (ピアノランド②)

浪江 美妃(小6)Dreaming (ピアノランド⑤)

 

何しろ、3時間半に及ぶセミナー&公開レッスンとなりましたが、みなさんに「あっという間だった」と言っていただきホッとしています。音楽は、本当に面白い。そして、聴く人も弾く人も幸せにしますね。そして、「音楽を生み出す喜び」を多くの子供たちが経験できたことが何よりも収穫でした。

次は、カワイ表参道で、7月25日(火)10時半から。今回見逃した方は、ぜひ、お出かけくださいね。

 

 

熊本と東京で2日続いた公開レッスンを終えてホッとしていたら、なんと会場の入り口近くにフォルテピアノが置いてあるではありませんか! 疲れているのも忘れて、その典雅な響きに聴き惚れてしまいました。鍵盤の沈み具合が1センチに満たないことや、小さなハンマーが元を打つたびに目の前の赤いフェルトから演奏した鍵盤の部品が飛び出すのも可愛らしくて、ああ、楽器とはなんと愛しいものでしょうか。

 

 

そうそう、7月24日は、非公開ですが武蔵野音楽大学の教員免許状更新講習で、1日5コマ、異なる講義をして試験、採点までいたします。テキストは、『耳を開く 聴きとり術 コード編』と『ピアノランド スケール・モード・アルペジオ』で、テーマは「これからの音感教育」。子供の公開レッスンでも、音楽の先生方の講習でも、内容は同じで伝え方が異なるだけ。私の研究が役立つことは本当に嬉しく、あとは、その翌日の公開レッスンまで体力が持ちますように……!

 

それではみなさま、お元気でお過ごしください!
この夏は、ぜひ、ご一家でピアノランドフェスティバルにお出かけくださいね!

 

2017年 8月 3日(木)

ピアノランドフェスティバル2017東京 vol.18

 

 

2017年 8月 12日(土)

ピアノランドフェスティバル2017 vol.18 熊本特別公演NEW

~樹原涼子と復興を応援する仲間たち~

 

樹原涼子
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