12月23日 クリスマスコンサート昼の部〜故郷熊本を思う〜 感謝申し上げます
年末になると決まって開催してきたクリスマスコンサート。
年に一度は樹原涼子の音楽を発表する場としてコンサートを開こうと決めて28年。
ごきげんバンドとのコンサートをクリスマスとひな祭りに開催するのが暫く恒例になっていましたが、このところはピアノ曲集をじっくり聴いていただこうとスタインウェイのあるライブハウスアート・カフェ・フレンズで、昼の部はピアノを、夜の部は“ごきげんバンド”をバックに歌をお届けするというスタイルが定着してきました。
一日に別プログラム合わせて30曲程演奏するのは、準備はもちろんのこと、当日の(リハ+本番)×2、計8時間くらい演奏するので体力的にも大変ですが、言い出したのは私です💦
フタを開けて見ると、昼夜それぞれにおいでくださる方が違って(昼の部はお子さんの姿も♪)、それぞれに楽しんでいただけることが嬉しく、「昼夜2公演はもう今年まで……」と毎年思いながら、とうとう今年も開催してしまいました。
終わり良ければすべて良し!
12月23日は本当に楽しいコンサートとなりました。
まずは昼の部においでいただいたみなさま、ありがとうございました!
【今年のクリスマスコンサートの主旨】
これまで、小原孝さんとのユニット“HARA HARA 倶楽部”で東日本大震災の復興支援コンサートやピアノランドフェスティバル、私のクリスマスコンサートを通じて集めた寄附を、中嶋恵美子さんの楽器支援活動(今年終了されました。ありがとうございました!)を通じて20数台の電子ピアノを寄贈することができました。
熊本地震後に「くまもと音楽復興支援100人委員会」が発足、私はアーティスト登録をして、熊本でのケアコンサート活動と、募金活動をつづけています。
今回のクリスマスコンサートでは、地震後の熊本や、ケアコンサートの様子をお伝えしながら、被災地で喜んでいただけた曲を含め、故郷熊本や両親を思って作った曲を中心にプログラムを組みました。
今年開催できなかった代りに来年8月12日に行なうピアノランドフェスティバル熊本特別公演では、大人も子どもも同一料金で1500円程度のチケット代として、被災した方にチケットをプレゼント、ご招待できるしくみを作ろうと考え中です。
また、詳細はお知らせいたしますが、その節にはどうぞご支援いただけましたら幸いです!
【演奏曲目】
一部は、次男樹原孝之介との連弾をたっぷりお楽しみいただきました。
彼がコンサートの二日前に書いた連弾曲「Sillage de rêve」もホヤホヤの初演。そして歌を2曲。
二部では私のソロで樹原涼子ピアノ曲集からの演奏をお楽しみいただき、最後は、孝之介と私がそれぞれに作った熊本を思う曲(“くりーむぱんだ”の復興支援ソング「虹」、地震後の熊本での集中豪雨の後に書いた「君が笑えるように」等)を聴いていただきました。
舘野泉『左手のための小品集 母に捧げる子守唄』の中に選んでいただいた、私が書いた左手のための作品「想い出の小箱」「ふたり」を演奏したところ、左手だけの曲を初めて聴かれた方から感動の声が多く寄せられました。
両手の曲とは異なる世界が広がることを、生でお聴きいただけてよかったなと思いました。
アンコールの拍手でご挨拶に立ったときのこと。
「ごめんなさい、アンコールにと思っていたんだけど、♪願い〜震災を乗り越えて〜♪はさっき歌っちゃったから、何にしましょう……」で、大爆笑。ですよね!
そこへ、思いがけず「大空へ」(『こころの小箱』より)のリクエストをいただきました。
東日本大震災の後に仙台を思って書いた曲をリクエストしていただき、ぴったりの曲を弾き語りして今年最後のステージを終えることができました。
ありがとうございました!
客席からは温かい熊本への応援のお気持ちが伝わって来て、音楽がストレートにみなさんの心に沁み込んでいくのが手に取るようにわかる、幸せなコンサートでした。
ご来場のみなさま、ご寄付を頂いたみなさま、本当にありがとうございました!
週明けには、みなさんからいただいた感想もNews欄のVoiceに掲載させていただく予定です。
昼の部ではスタッフが写真を撮る余裕もなく、よい写真がないのですが、おいでいただいた方とあちこちで記念撮影のスナップ等、よかったらどなたかに写真をいただけたら幸いです♪
では、夜の部については後ほどアップします。