『こころの小箱』の「大空へ」が、震災特番の主題歌になりました!
3月1日午後4時、BSジャパン「ともに生きていく~SHELLYとダニエルが歩いた 東北500キロ~」
大急ぎでお知らせです!
ここ数年、大人のためのピアノ曲集をつづけて出版してきましたが、
その第一弾である『こころの小箱』の中の「大空へ」という曲が、ドキュメンタリー番組の主題歌になりました。
昨年作った2枚組の
CD「こころの小箱」を聴き、
この曲を気に入ってくださったディレクターの奥村健太さんから、
使いたいと連絡をいただいてびっくり。なぜなら、震災の特番で、しかも、空撮を駆使した番組と聞いたからです。
あれは震災の年の初夏、仙台に公開レッスンに行った時のことでした。タクシーの運転手さんが、何気なく話された一言。
「ここをまっすぐ行くと、何もないところに着くんですよ。家も、電柱も、道も、何もないところに」と。
何もない地上を見るのは、どんなに辛いことでしょう…。
目をそらさずに見ることができるのは、空しかないのだろうか…。
そう感じて書いたのが、あの「大空へ」なのです。
ずっと後になってこの曲を演奏することを考え、また、誰にでも空への憧れや故郷への思いがあることを考え、
震災には直接触れない歌詞を書きました。美しい大空への思いを持ちつづけて、
少しずつ元気になっていけたら、という気持ちで、何処にすむ人にもわかっていただけるような曲にしたかったのです。
今回の番組は、3年経った被災地の現在を、お涙頂戴ではなく伝えたいと、
何ヶ月もかけて制作されたと聞きました。空撮用ラジコンヘリを使って、空から被災地を見下ろした映像が沢山あるそうで、
私が大空を見上げた気持ちとリンクするものを感じ、とても不思議な気がしました。
本人が語らなくても、作品は勝手に語るのですね。
歌入りのものが番組テーマ曲、そして、番組の要所要所でピアノだけのバージョンも何回か使われているそうです。
ピアノ曲集『こころの小箱』は
音楽之友社から発売されていて、中のページを「立ち読み」することができます。前書きや楽譜の一部をご覧いただけたら幸いです。
また、作曲者本人(私です 笑)が演奏したCDも発売しています。
Amazonやピアノランドメイト事務局でも取り扱っています。他の曲もお聴きいただけたら、こんなに嬉しいことはありません。
3月1日(土)午後4時から1時間、BSジャパンをご覧いただけましたら幸いです。
番組ホームページはこちらです。