樹原涼子ようこそピアノランドへ!

 
 
 


« 2010年03月 | TOP | 2010年05月 »

やっと冬物をクリーニングに出しました。。。

 毎日の気温差で体調を崩す人が多いようですが、お元気ですか?
 
 22日(木)は、マスターコース10期生の同窓会がありました。午前中はブルクミュラーの詳しいコード分析をして演奏に生かすノウハウ、ミクロコスモスのレッスンの具体例、ムジカ連載中の耳を開く聴きとり術の使い方など、盛りだくさんの内容でしごきまくって(卒業生ですからね!)、午後は恵比寿のアートカフェ・フレンズでリッチな気分で昼食会。
 卒業後のみんなの勉強や活躍ぶりを聞いて、お互いに励まされたり、励ましたり、次の演奏会も企画されているようで、とても充実した楽しい時間を過ごしました。勉強しているってことは、輝いている、ということですね。
 早いもので、今は11期を開講中ですが、この秋には卒業を迎え、やがて12期生の募集が始まります。時は流れるけれど、流されないで、しっかり歩いていかなくてはと思います。そして、いつまでも一緒に学んだ仲間との交流が続き、高めあっていけますように! 

 そして、その日の夕方は、世界的に有名な写真家レスリー・キーの写真展「SUPER TOKYO」へ。つい先日、レスリーがNHKのトップランナーに出演したのをご覧になった方も多いかもしれませんね。
 実は、友人の紹介で私もモデルの一人として参加しています(この日は、モデルとして参加した人達だけのためのオープニングパーティー)。昨年、はじめてレスリー・キーに会ったときに、母子家庭で育ち13歳で母を亡くしたこと、小さい頃の自分の写真がないのが悲しくて、お母さんからプレゼントされたカメラで妹の写真をたくさんとってあげたことを聞きました。
 スマトラ沖の津波の時は、各界のスーパースターを口説き落とし「SUPER STAR」という写真集を出版して売り上げの一部を寄付。アートとチャリティーを一体化させて、素晴らしくレベルの高い仕事をしていることに感動しました。
 
 そして今回は、出産などで生命を落とすお母さんたちがアジアにはとても多いことから、天国のお母さんのためにも…と、東京で活躍する1000人の笑顔を撮りたい!と、数年がかりで挑んだプロジェクト。国連人口基金の「お母さんの生命を守るキャンペーン」に協力する写真集ということで、当日はマラソンの有森裕子さんもご挨拶にみえました。これは、母の歌をたくさん作っている私としては、協力しないわけにはいきません。
 レスリーの愛情いっぱいの笑顔に魅せられた多くの人達の願いが、素晴らしい写真集を生み出しました。みなさんも、ぜひ、表参道ヒルズ本館B3Fで5月7日まで開催中なので、ご覧になってくださいね。ちなみにモデルは、ユーミン、Char、広末涼子、中山美穂、桃井かおり、ビートたけし、KONISHIKI 為末大選手他数えきれない方々。
 あ、特筆すべきは、そのパーティーの最後に、欧陽菲菲、杏里、ユーミンなどがゲストで目の前で1曲ずつ歌ってくれたんですよ! とっても素敵な一日でした!

 強く願えば、叶う。レスリーは、そう締めくくりました。本当にそうですね。強く願うこと、そして行動を起こすことです。叶えるのは、自分自身!
 レスリーからもらったエネルギーが、5月30日のライブ「さわやかな風」の中にしっかりと投入されそうです。ありがとうレスリー・キー! そして、「CDを出す時は僕に撮らせてね!」と言ってくれたことがいつか実現するようにがんばらなくっちゃ。

 それではまた! どうぞお元気で。

2010年04月27日 樹原涼子
はてなブックマークに登録 Yahoo!ブックマークに登録 Buzzurlにブックマーク

世界中の空の旅が大変なことになっていますね

 世界各地で、地震や噴火が続いています。地球が震えたり、くしゃみをしたりするだけで、世界中のたくさんの人が影響を受けています。改めて、地球も生きて変化し続けていることに思い至りました。便利な世の中になっても、地球の歴史の中では、人間の都合なんてちっぽけなことかも…と、スケジュールのやりくりに神経をすり減らす現代人の暮らし、“自分の時間割”を見つめ直すこの頃です。
 と言っても、急に時間がゆったりと流れるわけではないのですが、そう思って客観的に、俯瞰して自分の毎日を眺めるだけで、少し余裕が生まれます。うまくいってもいかなくても、間に合っても間に合わなくても大丈夫! でも、きっとうまくいくし、間に合うから、と。

 15日はマスターコース、16日はコード塾と講師の研修、18日は午前に予定していた便に都合で乗れず、なんと最終便の残り3席に滑り込みセーフで熊本へ…19日は熊本コード勉強会、FMKで打ち合わせ、20日は熊本のアルファシステムというゲーム開発の会社へ。
 以前音楽を担当した「リンダキューブアゲイン」や「俺の屍を越えてゆけ」のゲームは、偶然にも故郷熊本にあるアルファシステムの制作で、久しぶりに佐々木社長さんはじめ懐かしい方々とお目にかかり、いろんな話に花が咲きました。メールは便利ですが、やはり、人と会って直接話すことでしか得られないことはたくさんありますね。自分と異なる分野のエキスパートからの刺激は、発想の転換、変化、進化のきっかけになりそうです。

 いろんな締め切りを抱えて、ノートパソコンを持ち歩く旅(重!)はなかなかスリリングでしたが、収穫の多い出張でした。旅の間中冷たい雨だったので、一夜明けてさわやかな朝で嬉しい! 今日はなんとかピアノに向かう時間を取って、作曲の続きまで辿り着けるよう、原稿をがんがん書く予定です。
 それではどうぞ、毎日の温度差に負けないでお過ごしくださいね! 

2010年04月21日 樹原涼子
はてなブックマークに登録 Yahoo!ブックマークに登録 Buzzurlにブックマーク

新学期、いかがお過ごしですか?

 ピアノを教えていると、そしてピアノの先生のための仕事をしていると、春は新学期だなぁと思います。進級や入学で生徒たちの時間割も変わり、レッスンスケジュールが大幅に変わるこの時期、今年も生徒たちとつつがなく楽しくレッスンできる幸せをかみしめています。
 ピアノランドスクールでは発表会の日程も、ゲスト演奏も決まり、秋に向けての準備がスタート。夏のピアノランドフェスティバルのチラシも制作中です。1年はいつも、あっという間ですね。

 6日の大阪でのセミナーは、古典からロマン派への橋渡しをした、ウェバー、シューベルト、メンデルスゾーンの作品のコード分析をしました。時代ごとに、なぜ和声が変化してきたのかを考えると(時代背景、楽器の進化、作曲家の生活など)、ピアノを弾くのも教えるのも楽しさ倍増です。今回は、コード勉強会に参加している受講生も多く、同じテーマを他の会場で受けた人もいて、かなり理解度が上がったようでした。
 6月はいよいよ、ロマン派。音楽史は更に、今、このときまでつながっていることを実感してもらえたら嬉しいです。

 というのも、ちょうど今、5月30日の”さわやかな風”のためにピアノ曲を作曲中。講義のための曲を勉強したあとに自分の曲を練習すると、同じピアノという楽器を使って、和声の使い方や曲のスタイルが何百年もかけて変化してきたのだ…としみじみ思うのです。綿々と続いてきたこの歴史の上に、今自分が生きていて音楽家であることが、まだこれからも曲を書き続けていけることが、とても幸せに思えます。百年経っても、誰かが演奏してくれるような曲を書くことを目標に、心を研ぎすませてピアノに向かう毎日です。

  
 昨夜は、何年も前に行った、熊本の菊池水源の、鮮烈なまでに美しい湧き水を思い出し、深くイメージに浸っていたら、それこそ、雫が生まれるように曲が溢れ出し、一気に書き上げることができました。日本の自然の美しさを音符に縫いとめようと、何年も前から取りかかっていたことを、いよいよ形にする日が近づいてきたのだと、気持ちが引き締まります。
 ソロのライブコンサートは、バンドとのライブとはかなり違ったものになりそうです。まだまだ、あと何曲も書き下ろすので、ピュアな気持でがんばろう!

 それではみなさん、お元気で!

2010年04月11日 樹原涼子
はてなブックマークに登録 Yahoo!ブックマークに登録 Buzzurlにブックマーク

国立駅前の桜並木は、本当に綺麗でした!

 4月2日は、恒例の春休みの公開レッスン。今回は、楽典のセミナーのつづきとして、楽典を取り入れたピアノのレッスンを見ていただきました。
 4人の小学生それぞれが、異なる時代、異なる国の曲で、進度もそれぞれだったのがよかったようで、曲のレッスンの中での調性の教え方、コードのみつけ方、強弱との関係、アウフタクトの教え方、拍子感を持つことの大切さなど、いろんな局面を見ていただけました。
 はじめは緊張していた子ども達も、カウンセリングレッスンでコミュニケーションを持ちながら進めていくと、人前でもよく考えて音楽に集中していきます。作曲家は楽譜にしか自分の考えを記せませんから、楽譜にある全ての情報をきちんと読み取るためには楽典の知識が必要です。今回は、技術的な上達だけでなく、音楽の中身が成熟していくための基礎作りにあたる、作曲家とのコミュニケーションがテーマでもあるので、とりあえず曲をまとめることよりも、その曲の本質に近づく手助けができればと心を砕きました。
 多くの方から参考になった、生徒の演奏が変わったと感想をいただきましたが、参加した子ども達が次に新しい曲に出会うときに、楽譜に向き合う姿勢が少しでも変わっていれば嬉しいです。
 先生方には、音符を弾かせる前に、どのように曲と出会わせるかを考えていただくきっかけになったでしょうか。

 翌日は、ニューヨークで活躍中のジャズピアニスト、白崎彩子さんの帰国ライブへ。ニューヨークでピアノを教えるために教材を探していてピアノランドに辿り着いたとかで、ごきげんバンドの高尾さんからの紹介で初対面。
 この日は、ベースとドラムとのトリオで、本当に楽しかった! ピアノの音色が美しくて、しかもドライブ感もセンスもあって、オリジナル曲もよかったし、音楽への愛と情熱もしっかり伝わってきて、見ていて気持のいいライブでした。そう、ジャズっぽく弾きたいと夢見ているピアノの先生達、こういう演奏を聴いて、浸ってみましょうよ。あと数回、日本でのライブも予定されています。

 1部の最後に、お客さんの中から7歳の女の子がとび入りで「TAKE FIVE」をトリオと演奏して拍手をもらっていました。一生懸命弾いているかわいい姿が前日の公開レッスンに重なります。これくらいのときに何を吸収するか、どんな風に勉強するか、本当に大切ですね。子ども達の可能性を引き出すには、と、つい考えてしまう私です。

 日曜日は、自分の練習や諸々の仕事を片付けて、大阪のセミナーに出かける準備を…と思っていましたが、とても疲れたのでお休みに。そう、お休み、という概念がこのところなかったので、身体がストライキを起こす前に休まなくっちゃ。
 スタッフも花粉症や風邪でちょっと大変なこの頃。みなさんも、どうぞお元気で。これから、大阪に出発です!

2010年04月 5日 樹原涼子
はてなブックマークに登録 Yahoo!ブックマークに登録 Buzzurlにブックマーク













過去の日記