東京の桜も、いよいよ咲き始めました!
珍しく晴天に恵まれた昨日、たまたま通った千鳥が淵や靖国神社界隈の桜が咲き始めていて、カメラを手にしたお花見の人が。満開まではあと数日ですが、もうこんなに人出があるんですね。ソメイヨシノやしだれ桜、白い桜、濃いピンクの桜…日本の春はいいですね〜。
車の窓からではありますが、打ち合わせの往復に行楽気分を味わった午後でした。今日もお天気なので、お花見で賑わうことでしょう。
先週、無事にピアノランドメイトは印刷屋さんへ。
それから、A4サイズに衣替えした ムジカノーヴァの4月号が発売になり、5月号の校正も終わりました。紙面が広くなって、楽譜が見やすくなりました。今までに右から開いていたのが左開きになり、樹原涼子の“耳を開く聴きとり術講座”のレイアウトも大幅に変わりました。
これまでは、子供向けの聴きとり課題をピアノの先生に解説したページ作りだったのが、タイトル付き、歌詞までついた短い曲を聴きとらせて、イラスト付きの楽しい紙面を見ながら生徒自身で答え合わせする形にしたのです。ミスがないかどうか先生に丸付けしてもらうのもいいけれど、自分の目で正しい楽譜と照らし合わせる方が、ずっと学べるはず! しかも、答え合わせの後は、歌ったり、伴奏とあわせて連弾で仕上げます。我ながら、ピアノのレッスンや発表会でもに使えるような曲を聴きとりの課題にするのは、とてもいいアイディアだったと、4月号を見て思いました。
昔ながらの聴音よりも楽しくて、ピアノのレッスン時間内にできて、しかも演奏の宿題にもできて、ちょっとした楽典の知識まで覚えられるように…また、てんこ盛りになってしまいましたが、今時の忙しい子ども達に聴きとり、書きとりまで教えるには工夫が必要です。季節の景色や子どもの心が動くようなテーマで、6月号もがんばろう!
ところで、年度が変わる春は、模様替えや片付けにぴったりの季節ですね。いつの間にかたまった書類や楽譜、本、雑貨、洋服など、それにパソコンの中まで、整理整頓しているところです。用事が多くてバタバタしているときは、いろんなものが散らかって探し物も増えるものですが、本当に忙しいと探している暇もありません。欲しいものがすぐ出てくるようにするには、いらないものは捨てていつでも使い勝手がいいように、家中のもの、情報をすっきりさせなければ…と、行動開始!
そのときは面倒でも、整理の行き届いた空間は気持がいいですよね。言うのは簡単ですが、やり通すのは大変なので、有言実行中です。見た目も大事ですが、機能的に、よく考えて整理しないと(押し入れに詰め込むのはNG!)キレイが続かないのは経験済み。できる日だけでも、引き出しひとつでも、と牛の歩みのようですが、結構成果が現れてくるので、自分を励ましつつ、仕事の合間に少しずつ進めています。あ、これも仕事だと考えればいいのかも…。
それでは、日差しに誘われて、薄着でお風邪を召しませんように!
昨日は冷たい雨、いえ、雹まで降りました!
桜のつぼみがふくらんできたところで、すぐには暖かくならずに冷えるんですよね。風で花粉も舞う毎日、お元気でお過ごしですか?
今年は予定外のことが多くて、いろいろと大変です。1月中に発行予定だったピアノランドメイトは、そのために取ってあった日程にちょうど親戚の不幸があって、その後全く時間が取れずに延び延びになってしまいました。たった数日のことでもカバーできないくらい予定がぎっしりで、2月は他の月より短くてタイトな上に本番もあって、それでも、徹夜を続けてコンサートをするわけにもいかず、連載に穴をあけるわけにもいかず、元気で生きていれば書けるから…と無理をしたくなるのを我慢して、やっとここ数日で仕上げているところです。
発行が遅れたためにご心配いただいたり、お問い合わせも多くてごめんなさい!
これからは、少しゆとりをもってスケジュールを…。
今週印刷屋さんに入るので、来週以降の発送となります。ということは、次の号も急いで書かなくちゃ!
18日の国立での楽典のセミナーの第2回、準備が大変でしたが無事終わってほっとしています。楽典、という文字だけ見ていると、楽しそうですよね。全調を覚えるのも、音程の数え方も、丸暗記するよりいい方法があって、それは、実はとても楽しい、ということが伝わっていたら幸せです。
4月2日の公開レッスンでは、楽典に関連したことをピアノレッスンの中で教えていくところをご覧いただきます。生徒もドキドキしているかもしれませんが、私も何が出てくるのかドキドキ…。カウンセリングレッスンやコードの話、楽典の知識あれこれが有機的につながっていくように進める予定なので、どうぞお楽しみに!
それから、スケジュール欄にアップしたのにお知らせするタイミングが遅れてしまいました。5月30日(日)に、アートカフェ・フレンズで今度はソロを中心にしたライブを開くことになりました。ピアノはスタインウェイが入っていて、クラシックのライブも多い会場です。昨年のごきげんバンドとのクリスマスライブでは、ピアノにマイクを入れずによく響いたので、とても楽しめました。今度は書き下ろしのピアノソロ曲と弾き語りがメインなので、心ゆくまでピアノの音色を楽しんでいただけると思います。
後半には、ウッドベースとジャズバイオリンで彩りを。ちょっとお洒落なライブになりそうでしょう?
お店のオーナーは有名なプロデューサーでもあるのですが、とても気に入っていただいて、どうしても5月にやるようにと。それから、クリスマスはたくさんお客様を入れすぎて席が窮屈だったので、5月は定員を減らしてゆっくりリッチに楽しんでいただけるように、昼夜2公演でとのおススメ! なんて贅沢な計画でしょう。
そんなわけで、すでにチケットを売り出しました。昼の部が人気です。どうぞお早めに、お申し込みくださいね。
それでは、喜びの春、体調を崩されませんように!
熊本は桜がほころび始めました!
14日の熊本市現代美術館でのコンサートは、“親子で楽しむ歌とピアノのコンサート”というタイトルでしたが、思いのほか大人の方が多くてびっくり! 一番前にはずらりと子ども達が並んだものの、ほとんどが熟年の紳士淑女ではありませんか!
そこで、「音楽を楽しむのに大人も子どももない!」と、ピアノランドの曲は「大人の方も脳の働きをよくしましょう!」と声をかけて「コロコロコロッケ」を大合唱、手拍子や手遊び、「ともだちになりたい」の手話コーラスにも参加していただきました。こういう参加型のメニューは、一般の大人の方にも喜んでいただけるんですね。保護者としてではなく、ご自身が音楽を楽しんでいる様子がとても嬉しかったです。
また、じっくり歌を聴いていただけるコーナーを、はじめと終わりにもってきて、大人の方へのメッセージも。大人向きの予備曲にと、「魔女の悩み」の楽譜も用意しておいたので、東京以外で初めて演奏できたのも嬉しい!
何しろロビーコンサートなので席が足りず、立ち見の方々ごめんなさい! 連弾の楽しさや、歌の心が伝わったら嬉しいです。また、8月5日の熊本でのピアノランドフェスティバルでお会いできますように。
そして、熊本市現代美術館のステキなスペースが気に入ったので、またチャンスがあれば伺いたいと思います。
15日は、コード勉強会の第2回。なかなか優秀なクラスになるかも…という予感。午後はFMKで打ち合わせ後、実家にとんぼ返りで荷物を持って空港へ。
東京に戻ったら、小原さんからデビュー20周年記念作品の「小原孝のピアノ詩集〜愛の讃歌〜」と、NHK趣味悠々のリメイク「指1本からはじめる大人のピアノ・レッスン」の2冊が届いていて、ハードスケジュールの中、よくこんなに手のかかったものを次々に…と感心!
小原さんに御礼の電話をしつつ、来年のピアノランド20周年に向けて、私も少しずつ、ステキな計画を進めて、みなさんに喜んでもらえるようにがんばろう。え? まだまだ中身はヒミツです(笑)
そうそう、ゲーム「おれしか」や「リンダ3」のゲームデザイナー桝田省治さんから、『ジョン&マリーふたりは賞金稼ぎ』(ハヤカワ文庫)が送られてきて、往復の飛行機で楽しく読ませていただきました。この春は毎月新刊が出るそうで、今やすっかり作家としても売れっ子です。さすがゲーム界の鬼才と言われた桝田さん、先が気になり止められないのは困りました。
才能豊かな友人達を見習って、私も作曲に、コンサートに、明日のセミナーに、今できるベストを尽くします。ではまた。お元気で!
歯医者さんに行ったら、私のピアノソロが流れていて…
先日歯の治療に行ったら、リットーミュージックから出版されている楽譜集“The Four Seasons ベスト・セレクション”の付録の、ピアノソロCDが流れていました。 歌のCDはかなり出ているけれど、レアな方が流れていてびっくり! そして今日、受付で「ひな祭りライブ、感動してCD買いました! すごくよかったです。先生も行かれたんですよ」と聞いてまたびっくり! 知らなかった〜
看護婦さんは「round & round 」が気に入って当日ゲットした「ギリシャ神話のように」のCDを嬉しそうに見せてくれました。先生は「ピアノを弾いてあんなに歌ったあとすぐに、よく息も切らさず話ができるものですね。驚きました」とのことで、そんなことに驚かれたのも初めてで私も驚きました! かなりアップテンポの曲もやったのでそう思われたのかも…。
私も歯医者さんで気づいたことがありました。作曲する仕事柄か、BGMが流れているとついコード進行を聴いてしまいます。どんな和声進行か気になるんですね。ところが、自分の曲だとコード進行を知っているので、治療の音に遮られて音楽が聴こえなくなっても安心していられました(笑)。ほんとに、ハーモニーが気になる人なんだと、なんだか自分で可笑しくなりました。
10日は、名古屋で“発表会の曲発掘セミナー”の最終回、連弾曲のセミナーでした。1本指から本格的な作品まで、勉強会講師2人と4手、6手連弾曲をたくさん演奏しました。「連弾曲はソロ曲よりも、弾いてみなくちゃ、聴いてみなくちゃどんな曲かわからない」と思う人が多く、楽譜を買うのに迷う人が多いようなので、少しでも参考になったら嬉しい!
数週間続いたハ−ドスケジュールと移動の疲れも、アンケートを読んで吹き飛びます。作曲者のイメージ、心に近づこうとする楽しみ、誰かと音楽を作り上げる喜び、人に聴いてもらう喜び、それらがミックスされて、人生の楽しい時間を過ごせたらと思います。1台のピアノを囲んで生まれるコミュニケーションを想像しながら、連弾曲をレッスンできる先生が増えますように。
名古屋では今年の9月に上級テクニックのセミナーが決まり、さらに来年の6、9、11月は楽典のシリーズが予定されています。どんどん埋まるスケジュールの中で、作曲や執筆、ゆとりの時間を確保していくことに気をつけなくては。家族、生徒一人ひとりを大切にしていく中で、私の音楽は生まれるのだから…。
明日は熊本へ! 14日(日)に熊本現代美術館でどんな子ども達に会えるか、楽しみです。そして来週18日(木)は国立で、本当に楽しい「楽しい楽典1、2、3」のセミナー!
それではみなさん、お元気で!
3月3日は、楽しいひな祭りライブでした!
ぐずついたお天気が続いたのに、この日だけ晴天でうららかな春の日! キッチンの前の桃の花もほころんで、とてもいい気分でスターパインズカフェへ。
満員のお客様を前に、7時半から(休憩をはさんで)10時まで(遠くの人ごめんなさい!)、アンコールを含めて全20曲、とても盛り上がったひな祭りライブとなりました。
前半は、ふだん演奏するチャンスの少ない、隠れた名曲を演奏。CDでは多重録音しているので、生ではなかなか再現できない「round & round」「ふわふわ」なども、エレキギターとピアノ、コーラスに息子二人が参加できたので実現! また、ゲームの主題歌「リンダのテーマ」など懐かしい曲も演奏しました。
そして、トークゲストの澁谷利秀さんのコーナーでは、澁谷さん作詞の『サカナヨ』「pray」の2曲とそれにまつわるお話や、TVのプロデューサーならではのとっておきのエピソードなどを伺いました。澁谷さんのところには、亡くなった有名人の資料がなぜか集ってくるそうで、これまでも美空ひばり、向田邦子さんなどの特番をNHKでプロデュースされていましたが、今度は世界的に有名なあの歌手の資料が集ってきているとか…さぁ、誰の番組ができるのでしょうか?
ライブのアンケートや感想を書いた手紙が毎日届いているのですが、澁谷さんの深〜いお話は大好評でした。飾らないステキなゲストにおいでいただけてよかったです。 それに、また私のために詞を書いてくださるお約束も! 楽しみです!
そうそう、イラストレーターのカツヤマケイコさんが、今回も聴きにきてくださって、以前作詞のお願いをしたら無理…とおっしゃっていたのですが、ひな祭りライブを聴いて、前言撤回、書いてくださることに! わくわく
後半は、いろんな形の愛の歌を集めて。母から子へ、友へ、恋人、パートナーへ、そしてもっと大きな愛を…。「船出する君へ」「どんな日もどんな日も」「約束」「その手を胸に」「永き道」などバラードを、そしてアンコールは絵門ゆう子さんのご主人三門健一郎さん、絵門さんの絵本のイラストを描かれた山中翔之郎さんもいらしたので「光る星があったから」を、さらに「愛する者たちよ」。
いつの間にか会場がすごい熱気で、ごきげんバンドもご機嫌な演奏。ライブが続くとチームワークもバッチリで、本当に楽しい“ひな祭り”に。アンコールのときに、サプライズでくーこさんのハッピーバースデイを歌ったら、会場中で大合唱になり、くーこさん大感激でした。
「今まで生きた中で、こんなに歌と楽器に魅せられたことはありませんでした」届いたファックスを読んで、もっと演奏のチャンスを増やし、曲作りの時間を確保して、と心新たにしています。お客さまがどんどん友達を連れてきてくださって、友達の友達が友達になって、と音楽の輪が広がっていく様子に、ちょっと感激している私です。みなさん、どうもありがとうございました!
ライブ翌日は朝からマスターコース、午後はミニ公開レッスン、その翌日はスタッフミーティング、そしてたまった仕事の山を切り崩して前へ、少しでも前へ。
10日(水)は、名古屋で“発表会の曲発掘セミナー”の連弾編なので、週末はその1ダースの曲の練習! 生徒には、「練習は時間じゃなくて集中力よ!」と言っているので、がんばらなくては。
それでは、みなさんお元気で!
温かさについ油断してしまうのですが、まだまだ寒いですね…
22日の熊本コード勉強会は、本当に楽しいものでした。いつもコード塾やセミナーなど、50人〜100人くらいの前で講義をすることが多いのですが、勉強会は10人前後のメンバーでみっちり一人ひとりに向き合うことができます。現在、講師を派遣して全国各地で30クラス近く開講中ですが、私自身が行なうのは初めてで、とても新鮮な感動を覚えました。
コードは、知識だけあっても使えない。感性、感覚を目覚めさせるという根本的なところからスタートするべきだと考え、一見まわり道に見えるやり方ですが、実は一番の近道なのだと、毎回手書きのプリントを作ってがんばってきました。今回自分でそのカリキュラムを行なって、大変大きな手応えを感じ、本当にこれで良い結果が出る!と、確信することができました。一足先に各地で始まったクラスのみんなと一緒に、しっかり取り組んでいこうと思います!
コード勉強会のあと、FM熊本で打ち合わせ、そして熊本現代美術館でコンサートの打ち合わせをしてきました。
偶然にも3月15日に予定している勉強会の前日に、熊本現代美術館でのロビーコンサート“ミュージックウェーブ”の出演依頼をいただき、二つ返事でお引き受けしたのです。故郷でも音楽活動をしようと勉強会日程を決めたとたんに舞い込んだお話で、なんだかびっくりしました。
熊本にお住まいのみなさん、3月14日(日)午後2時から1時間、親子で楽しむピアノと歌のコンサート(無料)、どうぞお楽しみくださいね!
http://www.camk.or.jp/event/fridayjam/
24日は、3月3日のひな祭ライブの最後のリハーサル。編成を変えた曲、久しぶりの曲を中心に確認しましたが、今回はなんと6曲も歌に専念できるのでとても嬉しい! ピアノを弾きながら歌いたい曲ももちろん多いのですが、立って歌うことで歌詞の伝わり方が違う曲もあって、新鮮な感覚です。
「ライブの度にはじめてのお客様が増え、そして次も足を運んでもらえるようになったのはよかった。でも、しょっちゅうやってないとね、聴きたくてもチャンスがなくっちゃ聴きに行けないんだよ」とある方にいわれて納得。今年は、いろんなライブを計画することにしました。生で伝えるのに勝る伝え方はない、と思うから、スケジュールはタイトでもがんばろう!
で、自分の本番前ではありますが、思い立って生の舞台を見てきました。昨年見逃してしまったので、なんとか再演を見たいと思っていた「モリー先生との火曜日」。ALSという難病の先生から毎週火曜日に人生についての講義を受ける、という実話をもとにした感動的な音楽劇で、小原孝さんが音楽監督。客席では、モリー先生の言葉に多くの人が自分の人生を振り返り、重ね合わせて、静かな感動が広がっていきました。そのラストに、小原さんとのユニット”hara hara 倶楽部”のCDにいれた「星になって」が歌われ、まるでこの物語のために作られた曲のようにぴったりで、本当に驚きました。
こうして小原さんも、ピアニストの枠に入りきれない活動を続けていらして、本当にステキです。いいお仕事を続けていくためのたくさんの努力を惜しまないからこそ、結果がついてくるんですね。行ってよかった! 勉強にもなりました。
それでは、みなさんお元気で!