8月10日、名古屋のフェスティバルも賑やかでした!
台風を心配しながらの当日でしたが、本番前後は雨も降らず、当日入りのスタッフも無事到着。一日ずれていたら、台風と地震で開催も危ぶまれたところでした。とは言え、名古屋には、静岡からもたくさんのお客様がいらしていたので、とても心配です。
たくさんの方のご協力をいただいて、4カ所でのフェスティバルが終わりました。私の夏が終わった…そんな淋しさと、充実感の両方が、心地よい疲れと一緒に漂っています。アンケートの回収率がいつも高いのが嬉しく、出しそびれた人からのFAXもたくさん届いて、改めて読み返しています。
今日は事務所で反省会。全体に、昨年までの経験を生かして工夫したところがうまくいって、プログラムも好評だったので、ほっとしています。また、各地でボランティアスタッフとして参加していただいたピアノの先生たちとも、子どもたちが楽しめるようにと、一緒に心を合わせてステージが進められて嬉しい!
そして、東京で売り場に立った編集者から「子どもが、かわいいお財布からお小遣いで本を買ってくれたり、お母さんにマンガが楽しいから買って買ってとせがんでいたり、びっくりしました」と聞いて、カツヤマケイコさんのイラストの楽しさに感謝です。大人向けのつもりが、子どもにも人気なんて!
名古屋では、ステージに乗り切れないかと思うほど大勢の子どもたちがピアニスト体操に参加してくれて、本当に賑やかでした。でも、クラシックコーナーではちゃんと静かに聴いてくれて、これは毎年開催してよかったと思える成果でもありました。小さいときから音楽の中身に興味を持てるように、少しずつ聴く姿勢、聴き方を伝えていく努力、聴く練習を根気よくさせていくことが大切だと、改めて思いました。ただ静かに、といっても幼児には難しいことです。このノウハウを、さらに生かしていこうと思います。
ちからんどのコードで作曲ごっこも、自由に鼻歌を楽しんだ人がたくさんいたようです。「苦しかった音大の作曲科在学中にこの方法を知りたかった」というアンケートがあって、思わず笑ってしまい(そうになり)ました。そう、楽しいという原点を忘れないで勉強すると、どんどんおもしろくなるんですが、禁則で頭をいっぱいにしてから作らなくちゃとおもったら、辛いですよね…。
さらに興味のある方は、8月23日の国立でのセミナーにぜひいらしてくださいね!
子どもならではの自由な発想で、曲ができていくところをご覧いただけるはずです。
爆笑レッスンのコーナーは、特に毎年来ている子どもたちに大ウケでした。“小原くん”が今年も小学2年生だったことを心配してくれたり、今回は前の方の席に座って小原くんが本当は大人だと気づいて心底びっくりしたり(え、ほんとに?と、私たちが大ウケ!)、樹原先生がほんとに怒ってるんじゃないかと心配してくれたり…、もう、定番になって止めるわけにはいかないコーナーとなりました。小原さん、演技もお上手なんですよ!
それにしても、子どもたちのためにずっと何年もおつきあいいただいている小原孝さん、ありがとうございました! ラ・カンパネラに目が点になった子どもたちの中に、未来のピアニストがいるかもしれません。大人の本気、プロの本気を見せたい、その願いが叶って嬉しいです。
それでは、やっと私も夏休み。
みなさんどうぞ、お元気で!