イベント盛りだくさんの夏が、いよいよ始まります!
七夕の日は、早朝から掛川へでかけ、美感ホールでピアノの先生たちの質問に答えるセミナーでした。幼児に教えるコツ、やる気のない生徒や音楽に興味のない親への接し方、発表会の選曲など、みなさんが現在どんな悩みを抱えているのかよくわかりました。同じテーマでも大分のときとは全く違う流れで、それぞれの地域の特色が表れます。変わらないのは、全国どこにでもピアノを愛している情熱的な先生がたくさんいるということ!みなさんの質問に答えるセミナー、他の地域でもご希望があれば伺いたいと思いました。
そのあと、12月13日に御前崎市民会館での“樹原涼子とごきげんバンドのウィンターコンサート”の打ち合わせ、会場の下見に出かけ、その足でハンディのある子どもたちのための教育施設、“まなびの場わくわく”の交流会へ。
4年前に児童養護施設“まきばの家”設立のためのチャリティコンサートに呼んでいただいて以来、“わくわく”の子どもたちをピアノランドフェスティバルに招待したり、“わくわく”の美味しいジャムや焼き肉のタレを愛用してきましたが、今回は、いつか訪ねたいと思っていた“わくわく”で、子どもたちの親御さんや、市民会館のスタッフ、施設を応援する人たちが集まり、私の歓迎会を開いてくださったのです。
いつも子どもたちが勉強しているテーブルには手作りの料理やお菓子が並び、いろいろな話を伺えて、ほんとうに勉強になりました。子どもたちにクイズを出したり、一緒に七夕飾りを結んだり(久しぶりに願い事を書きました!)、手話で歌ったり、記念撮影をしたり、そこにはゆったりとした愛に満ちた時間が流れていました。「友人のピアノの先生に誘われて行った東京のコンサートで感動して、なんとか地元で樹原涼子さんのコンサートを開きたいという夢を実現したのが4年前。今度は、バンドで!と、新しい夢に向かって準備を進め、いよいよコンサートまであと147日! それまでに、みなさんと1席ずつ売って1ヶ月前には売り切れにすることが目標です。その日までをカウントダウンするのは、いつか来てしまうその日までをみんなで楽しむため。月日にも、そして、残りの席にも限りがあるのです。限りがあるから、また頑張れるんです」と、“わくわく”の眞野先生のお話と意気込みに圧倒されました。
楽しいときはすぐに過ぎて行きますが、私は一日の大切さを学び、子どもたちの笑顔、見守る親御さん、応援団のみなさんに励まされて、エネルギー満タンで帰ってきました。この御礼は、フェスティバルのステージでお返ししますね! そして、もちろん12月13日のコンサートでも!
10日は、第3期のコード塾2回目の講義。各地で始めたコード勉強会の受講生の反応や、新しい本のために絶対音感と相対音感について研究を深めたことで、これまでと大きく方向転換したカリキュラムでスタートしています。絶対音感の人と相対音感の人は、コードや機能についての感じ方が違うので、それに応じた伸ばし方をしていくというのが、今期の大きな目標でもあります。感じるコードネーム、伝わるコードネーム…、音楽の根っこにつながる道がまたひとつみつかって、本当に嬉しい。
さて、18日から連休の3日間は、大田区アプリコ展示室での樹原涼子のワークショップが開かれます。12時からと3時から、各1時間ずつ、(最終日は12時の回のみ)、しかも20分のメニューをいくつも用意していますので、グループレッスンのヒントがいっぱいです。ピアノランドフェスティバルは、同じ建物の上の階ですから、フェスティバルの下見がてら、親子で遊びにきてくださいね! 区のイベントなので入場無料です。
ピアノランドフェスティバルの準備も着々と進んでいます。
幼稚園、保育園、小学校くらいのお子さんがいらっしゃるお宅では、ちょうど夏休みの計画を立てている頃かと思います。ピアノを習っている子どもたちの憧れとやる気を引き出すのはもちろんですが、コンサート初体験の子どもたちが楽しめるように、前半は短い曲がいっぱい。また、特に後半は子育てに疲れたママの心を癒すためのプログラムも組んでいます。ちらしの裏にプログラムがありますので、ご覧下さいね!
NHKの趣味悠々で講師役で出演中の小原孝さんの「ラ・カンパネラ」を、子どもたちが生で聴けるチャンスは滅多にありません。番組では、イ短調のやさしいバージョンですが、フェスティバルでは本物が聴けます。それから、聴いてみたら、あ、あれね!とわかるドボルザークの「スラヴ舞曲第10番」は、小原さんと私の連弾で。
今年も“今”をいっぱい詰め込んで、各地を回りますね!
今年のボランティアスタッフの Tシャツは、ピアノランド2巻の緑色。ご一緒に汗を流してくださる方、西宮会場のみ、あと少しだけ募集中です。
それでは、みなさんもどうぞ一日を大切に!