樹原涼子ようこそピアノランドへ!

 
 
 


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九州は凄い雨でした!

 ピアノランドフェスティバルの熊本会場、健軍文化ホールへ打ち合わせに行ってきました。豪雨のため大阪か羽田に引き返すかもしれないと断っての出発で、かなりの揺れ…。それでも無事熊本に着陸できてよかったです。

 
 時間的にタイトな打ち合わせでしたが、健軍文化ホールの担当の方々がピアノランドフェスティバルの趣旨をよく理解してくださって、ピアノの先生たちのボランティア精神に支えられての活動にとても興味を持ってくれたのが嬉しい! 子ども券を1500円で提供するための苦労を、こういう打ち合わせで共感してもらったのは初めてです! スタッフの一人の方は、子どもたちのキャンプを率いるボランティア活動をされているとのことで、納得しました。
 ホールに来てくれる人たちと同じ道を通って、と路面電車の健軍駅を下りて商店街を歩いたら、道を訊ねた人みんなが親切で、ホールもとてもわかりやすく便利なところでした。商店街はずっとアーケードなので雨に濡れずにすんだし、昨年より交通の便がよいのもよかったと、ほっとした気持ちで東京に戻ってきました。熊本のみなさん、九州のみなさん、たくさんの子どもたちをお連れくださいね。

 
 それから、ピアノランドフェスティバルでは熊本だけでなく、西宮、東京、名古屋のすべての会場で、ハンディキャップのある子どもたちを招待する取り組みを行っています。なかなか生のコンサートを体験する機会のない子どもたち、親子に、楽しんもらうことを願って毎年続けています。車いす席もあります。ご希望の方、また、お心当たりのある方は、どうぞ遠慮なくご連絡ください!

 
 それから、8月発刊の本のタイトルが決まりました! 『いきなり&もう一度 才能以前のピアノの常識』です。タイトルは、『〜以前の○○』という講談社の人気シリーズに初めて音楽が加わるということで、編集会議で決まったものです。なるほど、「いきなり」で大人の初心者に向けて、「もう一度」で再出発の人にも、「才能以前のピアノの常識」でピアノファンやピアノの先生にも、と誰に向けた本かがわかります。内容をどう伝えるかはタイトルによるところが大きいのだなと、本当に勉強になりました。
 ピアノの基本の知識を150項目くらい書くという依頼は、あれもこれも欲張りに書けそうでとても魅力的でしたが、初心者にわかりやすく、でも、わかる人にもおもしろく、いつもと文体も変えて…ということで、いつになく、校正の段になっても苦労しています。産みの苦しみは大きいほど、出来てからが嬉しいかも…と、歯を食いしばっているところです。

 
 そんな毎日の中、届くたびに楽しみなことがあります。同じシリーズすべてを手がけていらっしゃるイラストレーターのカツヤマケイコさんが、毎ページに4コママンガ、または楽しいイラストを描いてくださっていること。ラフが届くたびにフッフッとほくそ笑んでいます。イラストで本の印象がすごく変わるので、とても期待しています。

 では、みなさん、どうぞお元気で!

2009年07月 2日 樹原涼子
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