樹原涼子ようこそピアノランドへ!

 
 
 


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いつもより熱い夏が来そう…体力をつけなくては!

 この夏のたくさんのイベントに向けて、それぞれが一斉に準備にはいりました。7月18日から3日間は、大田区民ホールアプリコの展示室で、子ども向けのワークショップ5コマを連日(汗)、30日は母校武蔵野音楽大学の社会人のための夏期研修講座、8月2日はゲーム音楽の名曲をオーケストラで演奏する PRESS START 2009 昼夜2公演で「花」を歌い、5、6、7、10日はピアノランドフェスティバルを各地で、23日は国立で「ヒミツのちからんど」の公開レッスンの第2弾。 打ち合わせ先が多岐にわたる上、ピアノランドフェスティバルのチケット発送作業がスタートしたため、事務所は大騒ぎです。
 そんな中、昨日19日からコード塾の第3期の講義をスタートしました。絶対音感と相対音感の人はそれぞれどうやって和声感覚を伸ばしていったらいいのか、知識でなく感覚を磨くためのノウハウは、作曲家の考えを汲み取るためのコードの勉強とは…今だから伝えられることを精一杯伝えていこうと熱く語ってきました。北は青森、南は長崎から、そして親子2代並んでの受講生、2度目の受講生も…みなさん中堅からベテランのすばらしいピアノの先生ばかりなので、私のテンションも上がります。 
 この夏、すべての公演や講義にベストの体調で臨めるよう、体力作りにも励んでいるところです。

 今週は、 PRESS START 2009 のプロフィール作りのために、スタッフがこれまでにやったゲーム音楽の仕事を年代順に並べたのを見て、なつかしく振り返りました。

1987年「桃太郎伝説」88年「桃太郎電鉄」のFC版で編曲(作曲 関口和之)を担当。1996年PCエンジン版「リンダキューブ」97年PS版「リンダキューブアゲイン」98年セガサターン「リンダキューブ完全版」99年PS版「俺の屍を越えてゆけ」の作曲を担当、主題歌となった「花」は多くのファンを得る。 

 一つのゲームで、映画1本分かそれよりたくさんの曲を書いてきたので、勉強にもなりました。初めて手がけた「桃伝」、それに続く「桃鉄」は今でも続いている人気ゲームで、その第1作目をそれぞれ編曲しました。曲はサザンオールスターズの関口さん。六本木の合宿所みたいなところで、関口さんが口ずさむメロディを採譜して、「こんな感じ?」とその場でアレンジしていったのでした。 (そのご縁で、私のライブでベースを弾いてくださったこともありましたっけ!) 

 この頃は、まだピコピコ音で同時発音数が3か4くらいだったので、バッハの手法が大いに役立ちました。その後手がけたゲームではすでにたくさんのサンプリング音が使えるようになり、スタジオ録音の音も使えるようになり、技術の進化にも立ちあいました。
 実は、これらの経験が、ピアノランドのミュージックデータの開発に大きく役立つことにもなったのです。神様の計画にムダはないなぁと思います。

 さて、来週23日は、大阪で“The Four Seasons ベスト・セレクション”の弾き語り公開レッスン。最近、この楽譜がまた注目されていてとても嬉しいです! 大阪方面の方、どうぞお楽しみに!

2009年06月20日 樹原涼子
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