梅雨の中、公開レッスンは晴れ!
6月7日は、表参道で初めてのセミナーでした。
カワイグランドピアノSKモデルを使っての公開レッスンだったので、私もとても楽しみにしていました。期待を裏切らず、4人の生徒たちはどんどんいい音が出せるようになり、ホールで自分の音を聴きながらさらに美しい音を求めて演奏するコツがわかったことと思います。
コンクールに向けて無傷で完璧な演奏を求めることも、それはそれでいいのですが、美しい音を求めて味わい、客席と音楽を共有する喜びを感じて欲しい、というのが私の願い。何年生だからこのレベルの曲を…と先生が焦っていると、弾いている曲の難易度だけで人を判断してしまう生徒を育てるような気がします。
美しい音色、音楽の中味こそを問題にするような育て方ができれば、ピアノが“幸せ”につながっていくのではないかと思います。そうすれば挫折する生徒も減るのではないでしょうか…。
脱力した腕としっかりした指で美しい響きを作り、響きの濃淡をつけて音楽を形作っていく楽しさを、生徒もお客様も味わえた、楽しい一日でした。
さて、本番以外は原稿づけの毎日。
それでは、お元気で!