またたく間に新年も過ぎていきます。
初心を忘れず、と、今年はかなり年頭の計画をしっかりと立てました。実現できるようがんばろう!
すでに決まっているスケジュールのすき間に新しくやりたい事を入れていくことになるので、時間差を考えて、上手に段取りをしないとパンクしてしまう…それはまるでパーティー料理の準備のようです。
あ、仕事もいろんなパーティーだと考えると、何だか楽しくなってきますね! そう、人との出逢いが大切!
そういう意味では、年末年始にかけての大パーティーはNHK教育テレビの『ヒミツのちからんど』でした。
12月23日のクリスマスコンサートのあと、2日間で内容をつめて、26日、27日と続けてロケ。15日のロケでやったコードネームを子どもたちはちゃんと覚えていて、年末の2日間でコードを組み合わせての曲作り、みんなでテーマを決めてそれぞれ歌詞を作り、子ども自身でメロディを考えて…と、3回のセッションで何とか曲が完成したのには、本人たちもスタッフも感動!
その後、子どもたちだけの練習日もあって、1月7日の4回めのロケではみんなバッチリ歌えるようになってきました。ここで、楽器やコーラスをふり分け、11日のNHKスタジオ撮影でのプロとの演奏に備えて練習。なかなかできないところも、「できます!」と言い切って、できるまでがんばるところは、子どもながらもあっぱれ、プロ根性があるなーと感心。
そうして迎えた11日のNHKでの本番。私の楽屋を覗いて、「先生、僕たち振り付けも考えてきたんだよ」と嬉しそうに話す男の子、髪を結って「よろしくお願いしまーす」とあいさつに来る女の子たち。何回か会う間に、4人とも我が生徒のようにかわいくなってきました。
子どもたちは軽いリハーサルのあと、本番1回に力を出し切り、なんとテイク1OK! 約1ヶ月の努力が実って誇らし気な4人の顔を見て、私もほっとしました。曲作りも演奏も、本当によくがんばりました!
パーカッションの伊勢友一さん、ウッドベースの木村将之さんも、子どもたちをあたたかく支えてくれて感謝です。
5日間に及ぶ撮影は終わりましたが、まだこれからの編集作業が大変なことでしょう。素材をどう生かしてどのような番組に仕上がっていくのか、とても楽しみです。みなさんも2月21日(土)、楽しみにご覧くださいね。
これまでは、ピアノランドの取材という形でNHKの芸術劇場やLaLaTV、ローカルTVなどに出演したことはありますが、今回のように企画から一緒に進めていく教育番組というのは、もしかして、とても私に向いているかもしれません。作曲、レッスン、セミナー、コンサート、執筆活動の全ての経験が生かせて本当に楽しく、勉強にもなりました。
今回の経験をそっくりセミナーに生かして、春休みにコードを使った作曲の公開レッスンをしようと計画中です。
また、1月25日の武蔵野音楽教育研究会での “聴く力を伸ばすワークショップ” でも、今回のノウハウが応用できそう。音楽の全ては有機的に結びついているのだと、しみじみ思います。
それでは、みなさんの今年の計画もどうぞうまく進みますように!
寒くなりそうですが、お元気で!