あけましておめでとうございます!
新年、いかがお過ごしですか?
年末は、30日までぎっしりと仕事をして、夜中には腕と胸が苦しくなるまで年賀状と原稿書き、31日は気分転換に私としては本格的なおせち料理に取り組み、いつもが手抜きなだけに久々の充実感を味わいました。つい楽しくて、「お年始にはクッキーを!」と思いつき、除夜の鐘を聞きながらなぜか家中甘く香ばしい香りに包まれるという事態に…。
この、ちょっとがんばりすぎる、調子にのるところを改めないと過労になるのだと、元旦に反省しつつ、いそいそとお年始にでかけました。
今年は、世の中がとても厳しい状況なので、音楽家やピアノの先生にとっても大変な年になるかもしれません。だからこそ「苦しいとき、音楽があったから頑張れた、乗り越えられた…」と言っていただけるようなものを生み出していきたい。そして、生徒たちが「ピアノだけは習い続けたい、ピアノが楽しい!」と思ってくれるようなレッスンをしていきたい、と心から思います。
私のお正月は、そのための具体策をじっくり考える時間でもあります。今年、みなさんにどんな曲や出版物を届けられるか、どんなセミナーや勉強会を企画していくのか---今年の自分がとても楽しみです。まっさらなキャンバスの前で、みなさんは今年どんな絵を描きますか?
私がピアノをやってきてよかったと思うのは、どんなにうまくいかないところでも、よく考えて、時間をかけて練習すれば必ず、少しずつできるようになっていく、前よりも良くなっていく、と言うことを体験してきたことです。それが数日、数週間のこともあれば何年もかかるレベルのものもあるけれど、未来に対してあきらめない生き方をピアノから学びました。また、できない自分を謙虚に受け止めて努力する楽しみも、ピアノが教えてくれました。できた!と思った瞬間には、次の高いハードルが用意されていることも…。
きっと今年も、ピアノが私にいろんなことを必ず教えてくれるでしょう。
ピアノを弾いたことがない方も、何か楽器を弾いてみませんか?
楽器は“楽しい器”。きっと心を軽く、明るくしてくれることでしょう!
今年がみなさんにとってよい年でありますよう、お祈りしています。今年もどうぞよろしくお願いいたします!