お元気でお過ごしですか?
10月23日にピアノランドマスターコース10期生の卒業パーティーがありました。
恵比寿にある Q.E.D CLUB のステキなお庭の見える部屋で、卒業コンサート&フランス料理をいただいて、2年間の勉強会に一区切りをつけました。
途中、出産した人、家族の看病で大変だった人、くじけそうになりながらも卒業できた人etc、それぞれの思いがいっぱい詰まった2年間だったことでしょう。音大卒業ホヤホヤの人からベテランの先生まで、年令に関係なく、音楽を学ぶために集まったみなさん。2年前に比べて進化した自分に自信を持って、美しく輝いて見えました。卒業は淋しいけれど、また、新たなスタートラインに立ったのですね。卒業生全員が「樹原涼子のみんなでコーラス」の本から、最後に「ともだちになりたい」を手話付きで合唱してくれました。
みんなからのメッセージカード、花束、プレゼントを抱えて胸いっぱいで帰宅。「こんなに喜んでもらえてよかったね。先生冥利に尽きるね」と、メッセージカードを見た家族にねぎらわれて、ひとつ、大仕事を終えた気分です。みんな、本当にありがとう!
そして27日は津山で森の中のセミナー。どんぐり…じゃないお店のまわりで拾った栗を茹でてお土産にいただいて帰りました。セミナー受講生のレベルがどんどん上がって、しみ込んでいくような感じで嬉しい! そしてわが家で一泊。やっとピアノランドメイトが印刷屋さんへ!
今日29日は名古屋で古典のコード分析セミナー。高岡、大阪、静岡…遠くからもたくさん集まってすごい…。東京で大好評だったシリーズ、順調に進んでいます! ベートーベンの11のバガテルの分析が、とてもきれいな曲だと大好評でした。ベートーベンは、小品もとても味わい深いんです。
さて、これから新幹線に乗ります。明日はプライベートコンサー ト。音楽の秋、芸術の秋はまたたく間に過ぎていきます。
お元気で!
みなさん、どんな秋をお過ごしですか?
先日、ジャズピアノ6連弾(サントリーホール)に行って来ました! 6人がそれぞれのスタイルで自分らしく輝く姿はさすがです。楽しさも演奏も益々パワーアップしていて、たっぷりエネルギーをもらって帰って来ました。
その後プライベートコンサート、マスターコースとその卒業レッスンが2日間、コード塾に講師の研修と続き、今週は19日早朝の飛行機で熊本へとび、恩師八戸澄江先生の講演会「わが感動の日々」にゲスト出演、弾き語り4曲とお話をしました。
八戸先生は89歳とは思えないお声の張り、エネルギーで、激動の人生の数々のエピソードをお話しになり会場は大きな感動に包まれました。
お誘いしたピアノの先生や、先月講演に伺った熊大附属中学校の保護者の方々も来場されて、一緒に貴重な時間を持てたことが嬉しい! もし、またこのような機会が持てたなら、もっともっとたくさんの方に聞いて頂きたいと心から思いました。
そして20日はマスターコース熊本。来月は2週にわたり国立音楽大学での特別講義があって熊本は休講なので、この日は4時間の講義。疲れると思いきや、ペダルや速いパッセージなどのテクニックについてまとめてじっくり解説できたので、話す方も聞く方も集中できてかえってよかったようです。
終了後、 大分へ高速で3時間弱、着いてすぐお店の方と食事会。翌21日は“ピアノランドメソッドのすべて”というテーマでセミナー。大きな都市に比べてどうしても情報が少ない中、熱心な先生達が集まってくれて嬉しい! これを機会に大分でも勉強会が始まりピアノランドの輪が広がっていくといいなと思います。興味のある方はお問い合わせくださいね。
あちこち飛び回っているうちに、11月13日開講の東京でのマスターコース11期は札幌、栃木、石川、群馬、茨城、神奈川、千葉、東京、愛知…など、各地からの申し込みが相次いでいます。と同時に「私についていけるか不安で迷っています」「ピアノ科出身ではないので大丈夫でしょうか」等々の相談もたくさんいただいて、「迷っているのならご一緒に勉強しましょう! 受講しないで後悔するより、少しでも進歩した方がいいでしょ?」とお話しています。
人の目を気にしないで、自分の器なりに成長していこうと思えばよいのではないかといつも思います。ついていけないと迷惑をかける…というのは、登山ではないので大丈夫! それより、自信のないまま教える方が生徒にとって迷惑ではないかと思うのです。自意識を捨てて勉強する、演奏する…一回しかない人生は自分のために使いたいですね。それが、結果的に生徒のため、家族のため、地域のため…と広がっていくのではないかと思っています。
マスターコース11期は、あと少し余裕がありますので、ご希望の方はお早めに!
この一週間で思ったことは――。
誰も、時間とともに等しく年を重ねていくということ。誰かの時間だけ止まったり、ゆっくり過ぎたりはしないということ。八戸先生の89年間を思うとき、私はまだまだ何の苦労もしてないなぁ、としみじみ思います。これからの“私の時間”について考えるよいきっかけをいただきました。
それでは、みなさんの時間も、どうぞ大切にお過ごしくださいね。お元気で!
P.S.
27日は津山、29日は名古屋でコード分析のセミナーです。連続セミナーですが途中からでもOKです。お近くの方はどうぞおいでくださいね。
こんにちは! お元気でお過ごしですか?
先週、ピアノランドスクールの発表会を終えました。ピアノデビューの生徒から小中学生、音高・音大生まで、それぞれがそれぞれの精一杯の力を出した、ステキな一日になりました。始まってしまえば約3時間のステージですが、ひとりひとりが数分間の曲をピカピカに磨き上げるまでのプロセスには、それぞれドラマがありました。
約一ヶ月間、全員のレッスンをじっくり見て嬉しかったのは、生徒たちが曲のイメージを細部までしっかり持っていて、「こう表現したい」というプラン、理想に近づこうと努力していく姿を見られたことです。曲にどれくらい近づけたかを、生徒自身が感じられれば、今何が足りないか、どんな練習をしたらよいかがわかります。先生に質問する力もつきます。テクニックも自分から磨きたくなります。そして何より、自分の演奏に責任を持つ意識が育っていきます。今回の発表会では、自分の演奏を楽しみ、音をよく聴いて味わっている生徒が増えました。
こうして毎年、少しずつ生徒が育ち、入れ替わっていきますが、新米先生だった頃の私を育ててくれたのは生徒たちだったのだな、と思います。
今回のゲストは、ピアノランド誕生時にお世話になった元編集者で“効果音バイオリニスト”の早川きょーじゅ。“楽器はともだち”というテーマで、おなじみ名曲と楽しいパフォーマンスを見せていただきました!
このところ、発表会のレッスンに加えて、マスターコース10期生全員の卒業レッスンをしているので、本当にレッスン、レッスンの毎日です。ピアノランドメイトの原稿がほぼ書けているにもかかわらず、仕上げの時間がとれなくて発行が遅れています(涙)
それにしても、レッスンが好きでよかった! スタッフ、仲間に恵まれてよかった…。みんながいなければ今頃過労で倒れていたかもしれません。
今日は、めずらしくオフ。
これから、ジャズピアノ6連弾のコンサートにでかけます。これで元気がもらえそう!
それでは、また!
秋の果物はどれも美味しいですね!
9月29日、津山で The Four Seasons を題材にしたコードセミナーの1回めは、森の中の、本当に森の中の楽器屋さんの小さなホールで行いました。前日の飛行機は大揺れで着いた時はぐったりしていたのですが、森の中のフィトンチッドがよかったのでしょうか、すっかり喉の調子ももどり、みっちり2時間半のセミナーを元気に終えました。同じテーマで各地でやってきましたが、今回からは参加型で、よりコードを実感できるセミナーを目指しています。みなさんの反応がよかったので、多分バージョンアップは成功かな?…と、翌日は大阪へ!
大阪でも連続受講の人が多く、レッスンでコードネームを使える人がどんどん増えてきている様子。楽曲分析とメリハリのある演奏のために、とても役立っているとのアンケートにニッコリ! 時代は動いている、と実感するこの頃です。初参加の人もセミナーを楽しんでいただけたようで、次回が楽しみです。
旅から戻り、同じ日本でも各地で時間の流れ方が違うな、と改めて思いました。津山では、午前中、午後、夕方、夜、夜中…と、ざっくり時が流れていました。やっぱり、森のせいでしょうか…。大阪はいつも分刻みなのが、今回は雨のせいで少しゆっくりめに感じました。東京は秋の気配が濃くなり、窓を開けて風を感じながら仕事をしているので、9月中よりゆったり。きっと、自然を感じながら生活していると時間に追われない…ということかもしれませんね。そう、9月は忙し過ぎたから、景色を感じる間もなかったと反省。
さて、来年のフェスティバルの日程調整をしていると、いよいよ今年も残り少ない気がしてきます。生徒の発表会準備も大詰め。そして、明日は地元の小学校でのイベント出演。
みなさんも、森へ出かけましょう!
お元気で。