寒い上に雨。 風邪にご用心!
先週、国立音大のキャンパスで書いてから早くも10日間が過ぎ、年末に向けてのあわただしさが始まる前のあわただしさ(?)です。
17日、国立音大の特別講義の2回めは、ピアノランド3巻〜5巻の連弾曲を次々に学生さんと連弾しました。多分、音大ではソロ曲のレッスンが中心だと思うので、ミュージックデータや私の伴奏に合わせてのアンサンブルはとても楽しそう。中にはピアノランド全曲を子どもの頃にやってきた“ピアノランド育ち”も。みなさんとてもきれいな音で上手ですが、ロックやジャズ系のリズムは若いから大丈夫…というわけでもないようです。卒業までにいろんなことを吸収して、ガッツのあるステキなピアノの先生になって欲しいなと思いつつ、紅葉の校舎を後にしました。
20日は、国立楽器で新刊“樹原涼子のみんなでコーラス”のセミナー。「合唱団や学校でのコーラスだけでなく、普通の子が普通の声で楽しめるコーラスもあってよいのでは?」「コードや、他のパートを聴きながらハモる楽しさを!」「少し難しめのピアノ伴奏ですが、ただの伴奏ではなくコーラスと一体となっての表現を」など、4曲のポイントを押さえてから合唱したところ、 すばらしいハーモニー!! 歌ってみなくてはわからなかった楽しさと美しさで、感動を味わっていただけたようです。今までのセミナーで一番楽しかったという方もいて、“歌う”ことの力の大きさを改めて思いました。『ともだちになりたい』の手話つきコーラスはやはり一番人気で、『動物園は大さわぎ』の3パート、『つきよのうさぎ』の3、4パートなど、歌って嬉しいパートがたくさんあってよかった! 各地へも持って行きたいセミナーです!
そして21日はコード塾。25日は津山で、寒くてコートを着たままの The Four Seasonsコードセミナー。26日は名古屋で古典〜ロマン派のコードセミナー。今日27日は東京でマスターコース。どれも、強行軍でしたが体調もよく、本当に充実したセミナーができて胸をなでおろしています。とにかく、全部テーマも曲目も違うので、膨大な楽譜を持っての旅…。受講生のみなさんが頭も心も使いながら一生懸命ひとつひとつを積み上げているのがわかります。アンケートで、みなさんの力がついていてレッスンに反映されているのが嬉しい!
暗いニュースばかりの世の中ですが、ピアノの先生、子どもたちに音楽の美しさ、その美しさの秘密をステキに伝えていきたいですね。
12月1日は広島で「発表会で弾く名曲コード分析」(エリーゼのために、小犬のワルツ、トルコ行進曲をコード分析)、2日は大阪で The Four Seasons コードセミナーの2回め。お近くの方はぜひいらしてくださいね!
それでは、どうぞお元気で!
美しく色づいた樹々を眺めながら、国立音楽大学のキャンパスで書いています。
お元気ですか?
先週は、マスターコース第11期の1回目の講義がスタートしました。『ピアノランド1』が発行されて17年、『プレ・ピアノランド3』が2002年に出てメソッドの体系が整ってから6年。
こうして、楽譜を出版し続けながら(ピアノランドメソッドはピアノランド5冊、テクニック3冊、併用曲集3冊、プレ・ピアノランド3冊、計14冊)マスターコースやセミナーを続けてきて、いつも現在進行形でやってきました。今も、全国を回りながら、そして各地の勉強会の様子を見ながら、“今、必要なこと”を考えながら、常に新しい提案を続けています。
その、“今”を一番近くで共有できるのがマスターコース! 情熱のある先生たちに囲まれて、新しいアプローチでの第1回が終わり、本当に「やるぞ!」とフレッシュな気持ちになりました。
かけこみで2人、追加の申し込みも…。がんばりましょうね!
そして、20日のセミナーの準備をしているところです。ピアノランドフェスティバルで「ともだちになりたい」や「動物園は大さわぎ」を合唱して大好評をいただきましたが、その曲たちを大解剖するセミナーです。「コード初めてなんですが…」と、乗り遅れている方も、安心していらしてくださいね。クラシック曲のコード分析など難しいものが続いたので、ここで改めてイロハのイからやります。
それに、「ともだちになりたい」の手話を、ご一緒にマスターしませんか? ピアノ教室や小学校の行事でさっそく歌いながらの手話をしているという報告をいただき嬉しいです!
たくさんの方と声を合わせてコードを感じられますように!
それでは、講義に行ってきます! お元気で。
いきなり冬支度になってしまいましたね。
お元気ですか?
今年の“樹原涼子とごきげんバンドのクリスマス”は12月23日、ハーモニーホール。チケットの発売もスタートしました。とびきりあったかいクリスマスコンサートをお届けします。ぜひ聴きにいらしてくださいね!
このところ、新しい仕事の打合せやら以前からお会いしたかった人と食事をしたりと、“人と会うサイクル”に入っているようです。連日楽しく勉強になり、刺激になり、インプットとアウトプットのバランスもとれて嬉しい!
11月10日は国立音楽大学のピアノ科の中にあるピアノ教育クラスで、ピアノランドメソッドの講義の前編。試験で選ばれた30名ほどの学生たちのためのカリキュラムの一環で、秋に特別講義を持つようになって、もう4年目です。
ピアノランドメソッド全体の成り立ちと内容を説明して、二段階導入法のピアニスト体操をいくつか、そして私とひとりずつピアノランドの曲を連弾していくという授業内容。全体におとなしい学生さんが多くて、もっともっと自分を出して主役らしい演奏をするようアドバイスしましたが、来週の後編の授業で手応えがあると嬉しいなと思います。
音楽は無難にこなすものではなくて、感動を伝えるもの。『ピアノランド』が曲集教材と銘打っているのは、子どもたちに演奏会で弾けるようなステキな曲でピアノを学んでほしいからです。教える人の演奏が“熱く”ないと子どもの心は動きません。そこを伝えられるよう、がんばらなくては――。
12月には、東京ミュージック&メディアアーツ尚美のクラスにも招かれていますが、これからピアノの先生になる人達にお話ができるのは嬉しいことです!
11月13日はマスターコース11期の初日です。各地から集まってくるみなさんのプロフィールを見ながら、その熱意に応える講義を、と改めて思います。プロでありながら勉強を続ける大切さは、どの分野でも同じですね! どんな方とお会いできるのか楽しみにしつつ、今回のためのカリキュラムを練っています。
それではみなさん、お元気で!
秋の休日、いかがお過ごしでしたか?
先月は発表会やセミナーなど外に出ることが多かったので、3日間の休みは自分のために使おうと楽しみにしていました。
いつもは車で出かける美容院にゆっくり散歩がてら出かけたら、ちょうど椿の花が美しく咲いていたり、ケヤキの大木に出逢ったり、めずらしい建物に出くわしたり、近所でもいつも歩かない道というのは驚きに満ちていて楽しいですね。
別の日には、ぽっかり空いた時間に青山の骨董通り近くを散策してちょっとアートな気分を楽しみ、クリスマスのオーナメントを買ってきました。そう、“散歩”ってステキ! A地点からB地点への移動というのは散歩じゃないのよね…と、目的もなく歩いていることに感動しました。駅や空港へ急ぐばかりの日常から少しの時間でも離れることで、心がうるおいました。
あとは、気になっていた片づけに着手。植木バサミで小枝を落とし、楽譜棚も整理…。『ピアノランド1』の「どどどど どーなつ」の手書きの原稿が出てきて懐かしい!
これからの仕事をスムーズにするために古い資料をどっさり捨てて、新たなスペースを確保しなくては…と思いながら、億劫でずっとできなかったことを始められて、嬉しく有意義な休日でした。これも、散歩で気分転換できたからかもしれません。
今週は、イベントや番組の企画などいつもと違う仕事が。来週から2週続けて国立音大でのピアノランド特別講義、マスターコース11期のスタート、20日は国立で新刊「みんなでコーラス」の楽譜のコードセミナーなど続きます。深呼吸できてよかった!
それではみなさんも、秋の小径を散歩に出かけませんか?