オリンピックが始まりましたね!
3日間のツアーを終えて、しばしの骨休めをしながら週末は水泳や柔道をTV観戦しました。スポーツの試合には勝敗がありますから結果が全て…というのもわかります。でも、私は試合前の選手の表情、試合中の心の動きや集中力、試合後の選手の様子やコメントに注目しています。ぎりぎりまで他の人にできない努力を積み上げて来た人は、心まで磨かれているからでしょうか、勝っても負けても、心が凛としている人は本当にステキです。谷選手、内柴選手、中村選手、北島選手、おめでとうございます!
それにしても、今年の8月は長く感じます。1日の東京でのフェスティバルがもう1ヵ月も前のことのようです。東京での初日、盛り沢山のプログラムもきっちり時間通りに進行して、安心してツアーへ出かけましたが、所変わればピアノもホールもお客様も変わって、毎回どんな本番になるかワクワクしたツアーでした。
6日の名古屋では、満員な上に子どもたちのパワーがすごくて、ピアニスト体操のコーナーでは、舞台から飛び降りようとする男の子がいて(私が止めましたが)ヒヤリ! 爆笑レッスンのコーナーでは、小原さんも私もどんどんアドリブの調子が上がってきました。ピアノランド5巻の曲、合唱曲にした「森の夕暮れ」
「ともだちになりたい」、連弾の「子猫のワルツ」、「小犬のワルツ」などが好評。豪雨で新幹線が遅れて、9:30にやっとホテルへ。温泉付きでよかった!
7日の西宮は、開演前にメイクさんが「ホールもおしゃれですが、神戸の子どもは髪を結ってワンピースにソックスですねぇ」と、なるほど職業柄気づくことも違うんですね。ピアノランドからは「みかんころころ」「ロシアンダンス」「しんまいピエロ」など、連弾プラス小原さんの歌のハモリが入った曲が人気。ギロック、ミスチル、クラシックコーナーとアンケートにはいろんな曲が並びました。
2009年は、8月5日(水)に同じホールで開くことが決定!
8日の倉敷では、バスツアーで来てくれた子どもたちがいっぱい! アンケートを見ると去年感動したので今年も…と、リピーターが多くて嬉しくなりました。
3日間同じプログラムですが、毎回演奏のテイストが少しずつ変わっていきます。特に連弾はお互いにそこがおもしろくて本番が楽しみです。小原さんが弾くピアノランド5巻の「ソナチネ」も、毎回本当に聴き惚れてしまいます。
それから、個人的にはハンガリー舞曲の譜めくりがうまくいったので気持ちよく弾けて嬉しい!
どの会場でも、こんなにたくさんの子どもたちが「ピアノランド」の曲を大切に弾いてくれているんだなと思うと、嬉しさがこみ上げてきます。そして、それはたくさんのピアノの先生達が指導法を研究して努力してきてくれた成果でもあります。東京に戻って荷物を片付けながら、改めて感謝で胸がいっぱいになりました。
それに、毎日コンサートのアンケートが事務局にひっきりなしに届き、感激しています。みなさん、ありがとうございます!
まだまだ、22、23日の熊本と日田のツアーが続くので、暑さに負けないよう体調を整えつつ、秋からのロマン派のコード分析セミナーの研究と練習、「樹原涼子のみんなでコーラスともだちになりたい」のセミナー準備、レコーディングの準備、そしてお盆3日間は日頃できない遠方の生徒のレッスン。オリンピックを励みに、元気に過ごせますように。
みなさんも、心に残る楽しい夏をお過ごしくださいね。
P.S. 今日11日の朝日新聞朝刊の、絵本作家五味太郎さんの「私の視点」に共感しました。ぜひ、お読みください!