樹原涼子ようこそピアノランドへ!

 
 
 


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子どもの頃の夏休みといえば、西瓜、プール、花火、旅行、宿題…

 終わらないほど長くて楽しかった覚えがありますが、今の子どもたちの夏休みはどうなのでしょう?

 私はラッキーなことに子どもの頃にたくさんのコンサートに連れて行ってもらったことで、音楽への夢を持つことができました。目の前で繰り広げられるすばらしい演奏にワクワクしながら、私だって練習したらあんな風に弾けるようになれるかもしれない!と、コンサートのあとは興奮してその気になって弾きまくったものです。(今でも、いいコンサートの後は、夜中でも弾いてしまいます…)

 そういえば、うちの生徒にも昨年のピアノランドフェスティバルの後、4時間弾き続けた子がいて、とても上手になったのを思い出しました。「キャンプに行く間、ピアノが弾けないのが悲しい」なんて、音楽好きに育ったものです。

 毎年秋には、ピアノの先生たちから「フェスティバルで聴いた曲を発表会で弾きたいと、生徒たちがすごく頑張ってます!」とお便りをいただき本当に嬉しい! 小原孝さんが子どもたちの“ピアノのお兄さん”に変身して、どんな子どもの心にもくっきりと鮮やかに音の色が見えるように弾いてくれるおかげで、みんないつも自分が弾いている曲の“本当の輝き”に出逢って感激するんですね。「文句なく楽しいね!」という時を過ごし、そして会場のみんなで作る感動のバイブレーションの中に身を置くことで、心の中の音楽の扉が開くのです。そして、一度全開になった扉はもう閉じない!

 今年もその日が近づいて来て本当に嬉しいです。“生”でしか味わえないこの喜びを、たくさんの子どもたちに伝えたい一心で私の夏は全速力です。8月1日 東京、6日 名古屋、7日 西宮、8日 倉敷、22日 熊本、23日 日田。全国の子どもたち、どこかの会場にぜひ遊びに来てください! おうちとレッスン室の往復だけではわからない、“音楽の輝き”を見て、聴いて、歌って、動いて、合唱しましょう!

 茂木健一郎さんの『すべては音楽から生まれる』という本を読んでいて、私がしていることは、音楽で人生が豊かになる、そのきっかけ作り、出逢いのインパクト作りなんだなと改めて思いました。そう、このフェスティバルをきっかけに、コンサートへ足を運ぶ家族が増えることは私の大きな喜びです。その全てをみんなと分かち合える幸せを噛みしめつつ、もうひとがんばりです。
 
 それでは、みなさんお元気で!

2008年07月24日 樹原涼子
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