樹原涼子ようこそピアノランドへ!

 
 
 


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九州に何日か滞在すると、暑さにも身体が慣れてくるようです。お元気ですか?

 11日にコード塾、12日は小原さんとリハーサル、その夜熊本へ飛んで13日は熊本の中学校での講演打ち合わせ、14日は熊本マスターコース、フェスティバル打ち合わせ昼食会、そのまま大分県日田市へ移動してホールの打合せ、ピアノ選定後楽器店の方と夕食をして1泊。15日に戻ったときはやせたかも…。


 そして昨日16日の午前中はムジカノーヴァ取材記事の校正。6月29日のレクチャーコンサートを見逃した方は、9月号をご覧くださいね。バンドメンバーのアドバイスや、メロディの時代別編曲例など出ています。
 午後からは私がプロデュースしているプライベートコンサートの本番。
 17日今日は、これからマスターコース&クリニックへ! 
 移動が多く目が回るような数日でしたが、内容はどれも“音楽”そのもの。一本道をたどっていると思えばテーマが異なっていてもそう大変ではありません。同じスケジュールを、10年前の私ならこなせなかったかな…と思います。体力は伸びなくても、要領がよくなったり、心の使い方が少し賢くなったりと、年を重ねるのも悪くないなと思う今日この頃です。


 “現在”を大切にした結果が“未来”なのかな、と。あれこれ思い悩む間に何かをやり続けていく方がずっといい、失敗してもやらないよりずっといい! でも、失敗したくないから集中するとうまくいく。よい循環を、教育の中に取り入れていけるよう、やっぱりピアノランドフェスティバルは大成功させたいと思います。


 先日のリハでは、久しぶりに小原さんと演奏してとても楽しく、勉強になりました。お会いする度、いつも前より進化していると思える友達でありピアニスト。「ピアノランド」は、本当に恵まれています。次のリハまで私もがんばろう!
 それでは、前回お約束の6月29日のアンケートからいくつか抜粋しますのでご覧ください。お元気で!



「樹原涼子とごきげんバンドのレクチャー/コンサート」セミナー アンケート

 「ふたりのカノン」をテーマに時代時代によって変身していったのがよくわかり、それぞれ別の曲のように味わえてとてもよかったです。Ⅴ7については、ベーシスト、ジャズマンからの説明もありよりわかりやすくⅤ7―Ⅰ 演奏者側の感じ方もきくことができ説得力もありとても参考になりました。
 ピアノの音だけでなくバンド演奏などあまり聴く機会もないのでとてもよかったです。「哀しい戦士」の連弾は大好きな曲ですが今日はとても新鮮に、こうに弾くんだ、とまた新たな発見がありました。和声を感じて演奏することの大切さ、楽しさよくわかりました。自分でもそんな演奏ができる、感じられるよう勉強していきたいです。

群馬県Aさん

 ふたりのカノンの変化がすごく面白かったです。自分もチャレンジしてみたいです。「バロックによせて」のバンドバージョンは涙が出そうでした。すばらしい曲で譜がほしいです!

埼玉県Bさん

 シンプルな和音から色彩豊かな和音に変化する様子が、「ふたりのカノン」でよくわかりました。最近、ソナチネをレッスンの教材で使う時、和音の内容や変化に以前よりも注目するようになりました。ロマン派の曲に自分がなぜひかれるのか…きっとコードの使い方が大きく影響していると思います。次回9/11が楽しみです。
 ギタリストとパーカッショニストのお二人による連弾がとても印象的でした。伴奏の左手の裏拍が正確で、リズムに安定性があり、ポイントのアクセントが効果的で、メロディは、左手の動きがよくわかり、音の厚みと和音の重なりがとてもきれいでした。今まで自分で弾いたり、聴いたりした「哀しい戦士」とは違う印象でした。「バロックによせて」もピアノだけのシンプルコードの演奏と、ごきげんバンドの多彩な音とリズムの演奏の違いがおもしろかったです。

群馬県Cさん

 「ふたりのカノン」という素材を使って、それぞれの時代の良さがしっかり伝わりました。バロックから古典へはシンプルで一見つまらなそうに見えますが、とてもⅠ Ⅴの動きがシンプルで美しく聴こえました。「Ⅴ7の考察」はとてもよかったです。時代や曲調により選択肢がたくさんあることを勉強しました。
 楽しい贅沢なレクチャーコンサートだと満足しました。それぞれの楽器の弾き手の細やかな工夫、曲やアンサンブルでの配慮が分かり、曲を聴く楽しみが倍増しました。コードを風景や模様のようにとらえて見ているパーカッションは、センスが感じられ、リズムを刻むだけではない楽しい様子がガンガン伝わってきます。先生、すばらしい企画をいつもありがとうございます。先生の衣装がいつもステキで、サービス精神旺盛、完璧です!

埼玉県Dさん

 「ふたりのカノン」の8小節を時代に合わせた作曲の手法で演奏してもらい、とてもわかりやすかったです。
 パーカッションやギターの方の正確なテンポ感が本当に素晴らしい! パーカッションの方の和声の色彩感、ベーシストの方のⅤ7→Ⅰ の解決する前のところを意識していること、とても印象的でした。Ⅴ7の形が分析するとあんなにたくさんあることも正直驚きでした。それから、樹原先生が「さまざまなⅤ7の中でどれを使うかに作曲家のはっきりした意図がある」とおっしゃったことが、これから曲を解釈する上で、とても重みのある言葉になりそうです。
 楽曲の中で、和声といってもただ分析するだけで、どんなことに着目したらよいかがよくわからなかったのですが、その糸口がつかめた気がします。今日「The Four Seasons」を買ったので、また読んで勉強したいです。先生方の演奏が楽しそうでうらやましい!あんな風に弾けたら本当にいいです。

東京都Eさん

 「哀しい戦士」のデュオ、すばらしかったです! 特に海沼さんのセコンドパートのリズムを聴いて、全身からウロコが落ちました。

東京都Fさん

 いつものセミナーとはひと味違った雰囲気でとても楽しかったです。今後も、このような形のセミナーをぜひやっていただきたいです!「ごきげんバンド」のコンサートもぜひ行ってみたいと思いました。

Gさん



2008年07月17日 樹原涼子
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