こんにちは! お元気ですか?
初めてのコーラスの本「樹原涼子のみんなでコーラス〜ともだちになりたい」、こんな表紙です。実は、裏表紙まで入れて1枚の大きな絵になっていて、4曲のテーマがさり気なく散りばめられています。hara hara倶楽部のCDをお願いしたイラストレーター大林のぼる氏の遊び心が感じられる大作です。隅々までご覧くださいね。楽しい発見があると思います。
明日31日は、倉敷でのピアノランドフェスティバルのお知らせのため、山陽放送に生出演します。東京公演の前日に日帰りではありますが、岡山、香川県の方に広くご覧頂けるのなら行かなくちゃ! インタビューの他、岡山の小学生と番組中、1曲連弾もするので楽しみです。
山陽放送 午後3:55より“イブニング Don Don”という番組です。ご覧になれる方はお楽しみに!
それにしても、プログラムを見るとすごい曲数! 普通の歌のコンサートで2時間で14〜18曲くらいですが、その数倍はあります。『ピアノランド』の初めのほうの巻は曲が短いとはいえ、1曲は1曲。1曲の世界を丁寧に表現していくには集中力が必要です。これが、子どものレッスンにとてもよいのですね。だんだん調子が出てくるのでは間に合わない。いきなり曲の本題から弾く気でないとあっという間に終わっちゃう…。
音楽は時間の芸術ですから、音楽は必ず時の経過とともに進行していきます。その、花火のような、吹いていく風のような、けして後戻りできない運命が好きです。「今を生きる」ことの連続が音楽。
それではみなさん、まずは東京、蒲田の大田区民ホール アプリコ大ホールで8月1日にお会いしましょう!
暑中お見舞い申し上げます。
嬉しいことの報告です!
その1「樹原涼子のみんなでコーラス〜ともだちになりたい」(音楽之友社)の楽譜が刷り上がり、見本が届きました。なんてきれいな本!
最後まで細部にこだわって作った甲斐がありました。フェスティバルで「ともだちになりたい」を手話付きで合唱しているシーンを思い浮かべて幸せな気分です。
その2 嬉しいメールをいただきました。2年前のフェスティバルで、私の「花」を聴 いた当時小学校6年生の女の子が、その日に買った“The Four Seasons”の楽譜(難しいんです!)を2年がかりでコツコツと練習して、中学2年生の今、発表会でステキに演奏できたとのこと。作曲者としてこんなに嬉しいことはありません。先生、親御さんもさぞ嬉しかったことでしょう。そんな風に誰かの心に一生残るような曲を、これからも書いていきたいと心から思います。
その3 前回のホームページの私の日記を、プリントアウトして生徒さんや友達に渡している方があちこちにいるそうです! 嬉しいです!
本番は近づきますが、レッスンのやりくりや先の仕事の打ち合わせや校正が相次いで、てんやわんやの毎日。みなさんからのたくさんの励まし、応援に心から感謝申し上げます!
子どもの頃の夏休みといえば、西瓜、プール、花火、旅行、宿題…
終わらないほど長くて楽しかった覚えがありますが、今の子どもたちの夏休みはどうなのでしょう?
私はラッキーなことに子どもの頃にたくさんのコンサートに連れて行ってもらったことで、音楽への夢を持つことができました。目の前で繰り広げられるすばらしい演奏にワクワクしながら、私だって練習したらあんな風に弾けるようになれるかもしれない!と、コンサートのあとは興奮してその気になって弾きまくったものです。(今でも、いいコンサートの後は、夜中でも弾いてしまいます…)
そういえば、うちの生徒にも昨年のピアノランドフェスティバルの後、4時間弾き続けた子がいて、とても上手になったのを思い出しました。「キャンプに行く間、ピアノが弾けないのが悲しい」なんて、音楽好きに育ったものです。
毎年秋には、ピアノの先生たちから「フェスティバルで聴いた曲を発表会で弾きたいと、生徒たちがすごく頑張ってます!」とお便りをいただき本当に嬉しい! 小原孝さんが子どもたちの“ピアノのお兄さん”に変身して、どんな子どもの心にもくっきりと鮮やかに音の色が見えるように弾いてくれるおかげで、みんないつも自分が弾いている曲の“本当の輝き”に出逢って感激するんですね。「文句なく楽しいね!」という時を過ごし、そして会場のみんなで作る感動のバイブレーションの中に身を置くことで、心の中の音楽の扉が開くのです。そして、一度全開になった扉はもう閉じない!
今年もその日が近づいて来て本当に嬉しいです。“生”でしか味わえないこの喜びを、たくさんの子どもたちに伝えたい一心で私の夏は全速力です。8月1日 東京、6日 名古屋、7日 西宮、8日 倉敷、22日 熊本、23日 日田。全国の子どもたち、どこかの会場にぜひ遊びに来てください! おうちとレッスン室の往復だけではわからない、“音楽の輝き”を見て、聴いて、歌って、動いて、合唱しましょう!
茂木健一郎さんの『すべては音楽から生まれる』という本を読んでいて、私がしていることは、音楽で人生が豊かになる、そのきっかけ作り、出逢いのインパクト作りなんだなと改めて思いました。そう、このフェスティバルをきっかけに、コンサートへ足を運ぶ家族が増えることは私の大きな喜びです。その全てをみんなと分かち合える幸せを噛みしめつつ、もうひとがんばりです。
それでは、みなさんお元気で!
九州に何日か滞在すると、暑さにも身体が慣れてくるようです。お元気ですか?
11日にコード塾、12日は小原さんとリハーサル、その夜熊本へ飛んで13日は熊本の中学校での講演打ち合わせ、14日は熊本マスターコース、フェスティバル打ち合わせ昼食会、そのまま大分県日田市へ移動してホールの打合せ、ピアノ選定後楽器店の方と夕食をして1泊。15日に戻ったときはやせたかも…。
そして昨日16日の午前中はムジカノーヴァ取材記事の校正。6月29日のレクチャーコンサートを見逃した方は、9月号をご覧くださいね。バンドメンバーのアドバイスや、メロディの時代別編曲例など出ています。
午後からは私がプロデュースしているプライベートコンサートの本番。
17日今日は、これからマスターコース&クリニックへ!
移動が多く目が回るような数日でしたが、内容はどれも“音楽”そのもの。一本道をたどっていると思えばテーマが異なっていてもそう大変ではありません。同じスケジュールを、10年前の私ならこなせなかったかな…と思います。体力は伸びなくても、要領がよくなったり、心の使い方が少し賢くなったりと、年を重ねるのも悪くないなと思う今日この頃です。
“現在”を大切にした結果が“未来”なのかな、と。あれこれ思い悩む間に何かをやり続けていく方がずっといい、失敗してもやらないよりずっといい! でも、失敗したくないから集中するとうまくいく。よい循環を、教育の中に取り入れていけるよう、やっぱりピアノランドフェスティバルは大成功させたいと思います。
先日のリハでは、久しぶりに小原さんと演奏してとても楽しく、勉強になりました。お会いする度、いつも前より進化していると思える友達でありピアニスト。「ピアノランド」は、本当に恵まれています。次のリハまで私もがんばろう!
それでは、前回お約束の6月29日のアンケートからいくつか抜粋しますのでご覧ください。お元気で!
「樹原涼子とごきげんバンドのレクチャー/コンサート」セミナー アンケート
「ふたりのカノン」をテーマに時代時代によって変身していったのがよくわかり、それぞれ別の曲のように味わえてとてもよかったです。Ⅴ7については、ベーシスト、ジャズマンからの説明もありよりわかりやすくⅤ7―Ⅰ 演奏者側の感じ方もきくことができ説得力もありとても参考になりました。
ピアノの音だけでなくバンド演奏などあまり聴く機会もないのでとてもよかったです。「哀しい戦士」の連弾は大好きな曲ですが今日はとても新鮮に、こうに弾くんだ、とまた新たな発見がありました。和声を感じて演奏することの大切さ、楽しさよくわかりました。自分でもそんな演奏ができる、感じられるよう勉強していきたいです。
ふたりのカノンの変化がすごく面白かったです。自分もチャレンジしてみたいです。「バロックによせて」のバンドバージョンは涙が出そうでした。すばらしい曲で譜がほしいです!
シンプルな和音から色彩豊かな和音に変化する様子が、「ふたりのカノン」でよくわかりました。最近、ソナチネをレッスンの教材で使う時、和音の内容や変化に以前よりも注目するようになりました。ロマン派の曲に自分がなぜひかれるのか…きっとコードの使い方が大きく影響していると思います。次回9/11が楽しみです。
ギタリストとパーカッショニストのお二人による連弾がとても印象的でした。伴奏の左手の裏拍が正確で、リズムに安定性があり、ポイントのアクセントが効果的で、メロディは、左手の動きがよくわかり、音の厚みと和音の重なりがとてもきれいでした。今まで自分で弾いたり、聴いたりした「哀しい戦士」とは違う印象でした。「バロックによせて」もピアノだけのシンプルコードの演奏と、ごきげんバンドの多彩な音とリズムの演奏の違いがおもしろかったです。
「ふたりのカノン」という素材を使って、それぞれの時代の良さがしっかり伝わりました。バロックから古典へはシンプルで一見つまらなそうに見えますが、とてもⅠ Ⅴの動きがシンプルで美しく聴こえました。「Ⅴ7の考察」はとてもよかったです。時代や曲調により選択肢がたくさんあることを勉強しました。
楽しい贅沢なレクチャーコンサートだと満足しました。それぞれの楽器の弾き手の細やかな工夫、曲やアンサンブルでの配慮が分かり、曲を聴く楽しみが倍増しました。コードを風景や模様のようにとらえて見ているパーカッションは、センスが感じられ、リズムを刻むだけではない楽しい様子がガンガン伝わってきます。先生、すばらしい企画をいつもありがとうございます。先生の衣装がいつもステキで、サービス精神旺盛、完璧です!
「ふたりのカノン」の8小節を時代に合わせた作曲の手法で演奏してもらい、とてもわかりやすかったです。
パーカッションやギターの方の正確なテンポ感が本当に素晴らしい! パーカッションの方の和声の色彩感、ベーシストの方のⅤ7→Ⅰ の解決する前のところを意識していること、とても印象的でした。Ⅴ7の形が分析するとあんなにたくさんあることも正直驚きでした。それから、樹原先生が「さまざまなⅤ7の中でどれを使うかに作曲家のはっきりした意図がある」とおっしゃったことが、これから曲を解釈する上で、とても重みのある言葉になりそうです。
楽曲の中で、和声といってもただ分析するだけで、どんなことに着目したらよいかがよくわからなかったのですが、その糸口がつかめた気がします。今日「The Four Seasons」を買ったので、また読んで勉強したいです。先生方の演奏が楽しそうでうらやましい!あんな風に弾けたら本当にいいです。
「哀しい戦士」のデュオ、すばらしかったです! 特に海沼さんのセコンドパートのリズムを聴いて、全身からウロコが落ちました。
いつものセミナーとはひと味違った雰囲気でとても楽しかったです。今後も、このような形のセミナーをぜひやっていただきたいです!「ごきげんバンド」のコンサートもぜひ行ってみたいと思いました。
窓を開ければ
ちょっと涼風が…。
フェスティバルの日も、これくらいだといいけれど。
お元気ですか?
7月1日、大阪のセミナー、4日の倉敷レッスンパーティーが終わり、やっと自宅に腰を落ち着けての1週間。たまっている案件をひとつ片づけるたびに深呼吸をしないと、息をするのを忘れそうです。そんな訳で、ここ数日早起きモードに切り替えて、午前中に1日分の仕事を終え、午後も1日分…と、1日で2日分の猛スピードで頑張っています。スタッフも目が回る忙しさですが、みんな笑顔でテキパキとこなしてくれて助かっています。
合唱の本も楽譜はほぼ出来上がり、手話のイラストをつめるところまで来たので、あと一息で完成です。この、印刷屋さんに入る前の最後の粘りが、結構大切なんですね。目を皿のようにしての校正作業は、作品への愛情も試されていると、いつも思います。「本当にこれでミスはない」というレベルでは満足できなくて「譜面(フヅラ)も美しく、イラストもぴったりで、本の全てが作品」と言えるまで隅々まで磨きたい凝り性のワタクシ。それには、編集、デザイン、イラスト、写譜、校正全てのチームワークが必要で、しかも目指す高さが同じでなくてはなりません。そして、時間との戦い。
今回、とても“チーム”に恵まれて進行しているので、このチームでシリーズ化できたらと、終わらないうちに思っています。早く、みなさんの手に届けたいな!
そして今週末は、小原孝さんとのリハーサル! フェスティバル6ヶ所とも、たくさんのピアノの先生たちが生徒を連れて来てくれるようで、チケットは順調な売れ行き(のよう)です。なんといっても「昨年来てくれた生徒がまた聴きたいと言っています」という声が一番嬉しいです。今年はもっと曲がいっぱいでゴージャスですからもっともっと来てね!
あ、6/29のアンケートから選ぶ時間がなくてごめんなさい。今回、アンケートを出した人には私の手書き資料(編曲サンプル)を差し上げます、と言ったらものすごい回収率ですごく嬉しかったのですが、どれもびっしり書いてあって…もう少し待っててくださいね。
それでは、また!
みなさんこんにちは!
あわただしい日を送っていたら、カレンダーは7月。もうすぐ七夕ですね。
6月29日のレクチャーコンサートは、ごきげんバンドのメンバーのおかげで、とても充実したものとなりました。8小節のメロディーをバロック、古典、ロマン派、現代の樹原涼子スタイル、ジャズ、と5通りの編曲で聴いていただくコーナーが大好評! 9月のロマン派の前にやったことが、6回シリーズの全体像を捉えやすくする効果もあったようでホッとしています。
後半のコンサートも、すっかり快調になった声でいつものライブに増したテンションで楽しくできました。ごきげんバンドってみんなレクチャーもピアノも達者で、ほんとにすごい人達です。
次回この日のアンケートからいくつかご紹介します。
そして、翌30日は大阪へ移動。そして7月1日は“レッスンにコードネームを取り入れよう”の応用編セミナーで、ブルクミュラーやソナチネ、テクニック教材などで和声の変化を味わい、演奏に役立てる内容。大阪では3ヵ月に1度くらいのペースで連続セミナーをやっているので、受講生のレベルがぐんぐん上がっているのが手に取るようにわかり、特に今回は大きな手応えがありました。
秋からも、大作曲家の小品分析も入れた “The Four Seasons” のシリーズ6回、そのあとも東京のあとを追いかけてどんどん開いていただけることになったので、これから勉強しようという方も秋から、一緒にスタートできます。
積み重ねていく喜びを味わっていただける連続セミナー、いくつか拠点ができて本当にラッキーです。
セミナー後、ピアノランドフェスティバルのボランティアスタッフとの打合せ昼食会、名古屋に移動して夕食会を開いて深夜に帰宅しました。いずれも和気あいあいと楽しく、先生達のレッスンでの悩みやセミナーの感想なども聞けて、とても有意義でした。
さて、今日3日はこれから岡山へ飛び、山陽放送で打合せ、倉敷で夕食会、明日4日はレッスンパーティー(公開レッスン)、楽譜の校正の山をかかえていってきます!