樹原涼子ようこそピアノランドへ!

 
 
 


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お元気ですか?

 仕事始めとはいえ、今週はまだエンジンがかからない人も多いようですね。七草粥を食べて、重箱も片づけて、年賀状の整理も終わり、お正月気分もこれでおしまい! でも、元旦に誓った気持ちを忘れないように早寝早起き、一日一日を大切にしようと思います。

 年末年始は、クリスマスコンサートの感想を綴った手紙やアンケート、ピアノランドメイトに寄せる想いなど、みなさんからたくさんいただいたメッセージにゆっくり目を通すことができました。今回はコンサートの感想で何人かの方から、コードセミナーやコード塾で勉強した成果が出て、「今までと違う耳で深く曲を味わうことができました」と嬉しいメッセージが! 音楽の聴き方、聴こえ方が変化してきた人は、自分の演奏でも気をつけるポイントが変わっているはずです。和声感覚とか色彩感覚というと持って生まれたものという感じがしますが、磨けば伸びていくということがわかっていただけて、努力する人が増えて、本当に嬉しくなります。

 また、年末のメイトに「教えながら勉強するということ」というエッセイを書いたのですが、たくさんの方から「涙が出るほど嬉しかった、ありがとうございます」「これで私も先生でいていいんだと光が見えました」etc.お便りをいただきました。こうして、自分の発信したことの手応えが山びこのように返ってくるとき、私もまた励まされて次の一歩へのエネルギーになっていく…この心の交流、循環しているあたたかいものに感謝しながら、今年も私の中から湧き出てくる新しい“いろいろ”を発信していきたいと思います。


 昨日は、ピアノランドスクールの初レッスン。ひとりの休みもなく、週末の“お弾き初め”に向けて元気な笑顔を見せてくれた子どもたち。2週間会わないくらいで少し大人びたり、とても上達していたりと、伸び盛りの子どもたちには驚かされることばかり。年明けに演奏のチャンスを作るのは、適度な緊張感があってペースも乱れず、子どもたちにとってとてもよいなと思います。


 それから、「クラシック曲分析セミナーは6回シリーズですが、興味のあるところだけ受講してもいいですか?」「2回めから受けてもわかりますか?」「和声とコードには暗いので予習できませんが、ついていけるでしょうか?」等、お問い合わせをいただいています。
1)もちろん、時代ごとに進めていくので古典派だけ聞きたい、バロックだけ聞きたいという場合はそこだけ受けてもOKです。ただ、時代ごとの違いを感じていただくためには、比較できた方がおもしろい、ということはあると思います。
2)3)途中、興味のあるところ、予定の合うところだけでも受講できますが、“その方がわかるかどうか、ついていけるかどうか”は個人差が大きく、保証しかねます(笑)。もちろん、1回めから続けて6回受けたからすべてわかった、予習したからパーフェクトだった…というのは理想ですが、そもそも伝えたいことが100%わかってもらえるセミナーというのは存在するのかしら…とも思いますし。

 コードと機能を結びつけて分析していく方法は、これまでにも初心者用の曲から発表会で弾く名曲までたくさんやってきましたが、今回は時代ごとにスポットを当てていきます。毎回、はじめの方で分析の手法を解説しますし、取り上げる曲はト長調のメヌエットのように耳馴染みのよいシンプルなものから始めて少しずつグレードアップしますから、初めての方でもその日の曲すべてちんぷんかんぷんということはないと思いますヨ! それに、知らなかったことに出逢ってなるほど!と思うことがあれば収穫ではないでしょうか?

 ちなみに、1回ずつの受講券はいつでもお申し込みできますが、6回の通し券は締め切りがあるそうですから、お早めに手続きをなさってくださいね。

 さて、東京ではあまり寒くない、温暖化を感じる冬ですが、みなさんのお住まいではいかがですか? 冬は、演奏家や音大受験生にとっては大変な時期ですよね。ピアノに限らず、楽器の練習をする方は、練習の前に深呼吸をしたり、脱力して筋肉をゆるめたり、ストレッチをしたりと、演奏のためのウォーミングアップをしてから始めるといいですよ。筋肉を痛めないために、冷たい手のままで弾かないよう、気をつけましょう。


 それではみなさん、お風邪を召しませんように!

2008年01月10日 樹原涼子
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