あけましておめでとうございます!
昨年中は、たくさんの応援をいただきましてありがとうございました。今年もどうぞよろしくお願いいたします。2008年がみなさんにとって、よい年でありますように!
年末は声帯の先生に診ていただき、一日毎に薄皮をはぐように声も快方に向かっているようです。「乾燥したところで喋り続けないこと。声帯も筋肉なので休めること」確かに思い当たることばかりです。痛めたままで毎日セミナーを続けていたので、治りも遅いはず…。今年は今までに増して体調管理に気をつけなくてはと思います。ご心配くださったみなさん、ありがとうございました。
そんな訳で、友達との忘年会も新年会も開かず出かけず、なるべくしゃべらず、静かなお正月を過ごしました。たまにはのんびりするのもいいな、ゆっくり深呼吸。そう、深呼吸です。クリスマスコンサートや年末に、マスターコースの卒業生や友人からいただいたお花が、ずっときれいに咲いて励ましてくれているようです。一輪ずつ水切りしながら見とれていると、何だか笑顔に包まれているようで幸せな気持ちになります。
元旦は、近くの親戚宅でバッハとモーツァルトを弾いてスタート。ピアノが好きだから弾く、好きな曲を弾くというピュアな気持ちで弾くと楽しい! なんて当たり前のことですが、今年は昨年にも増していろいろな仕事が増えるので、この気持ちを忘れないでいこうと心に誓いました。
1月31日から始まる、国立でのクラシック曲のコード分析6回シリーズも、「ねぇねぇ、この曲ってこんなハーモニーでできていてここがステキでしょ。聴いてみて! ね、弾きたくなるよねぇ。え、あなたはそこが好きなの?うんうん…」と、友達とワイワイピアノを囲む気分で好きな曲をアナリーゼ(分析)しようというのがそもそものアイディア。
そういえば、冬休みに見た「のだめカンタービレ」の中に、のだめがフランスでアナリーゼの授業を受けてちんぷんかんぷんで「日本の音大で勉強してこなかったの?」と言われ悩むシーンがありました。これって、曲だけどんどん弾かせてアナリーゼは後回し、の日本のピアノ教育に対する痛烈な皮肉かも…と思い、作者の取材力に感心してしまいましたが、ピアノの先生たちもこれからはこの部分にしっかりとスポットを当てていけるといいですよね。そう、曲の中身がわかるとおもしろいし、もっともっと弾きたくなる! 難しく考えないで小さい頃からアナリーゼをレッスンに取り入れていきましょう!
のだめのおかげで、ますます1月のバロック時代のアナリーゼが楽しみになってきました。昔々の音楽ってカビ臭いと思っている方もあるかもしれませんが、バロック音楽はとても生き生きとしていて音楽の推進力、ドライブ感がすごくあって、喜びにあふれているんです。そんなことを言ってたらワクワクして、またピアノを弾きたくなってしまいました!
それでは、みなさま、今年もどうぞよろしくおつき合いくださいませ!