Merry Christmas! お元気ですか?
22日(土)、小雨の中ハーモニーホールでのクリスマスコンサートを終えました。風邪は完全には抜けきらず鼻声ではありましたが、おかげ様で何とか歌うことができました。
朝、起きたときに「ああ今日はコンサートだ! 嬉しい! 大丈夫、心で歌うのだから声は出る」と決めて会場へ。声を使い過ぎないよう慎重にリハを終えて迎えた本番。客席のあたたかさが身にしみました。みなさんからのエネルギーをいっぱいいただいて、予定の曲を思いっきり演奏することができました。どうもありがとうございました!
前半ラストは、絵門ゆう子さん作詞の「光る星があったから」と小原孝さん作詞の「願い〜クリスマスの日に〜」を、会場のみなさんと声を合わせて歌ったのですが、お客様のハーモニーとごきげんバンドが溶けあって、とてもステキな時間でした。ゆう子さんのだんな様三門さんが「みんなで歌っていただいて感動しました」と言ってくださったのがとても嬉しい…。
そして、「小原孝さんの昨日のリサイタルでも、“願い”を歌って、今日もここで歌いました! 」と何人かの方から聞きました。hara hara倶楽部のCDに入れたこの2曲は、本当に特別な曲になったなと感慨深く思います。みなさんに愛され、歌いつがれていく曲を、大切に育てていくのも作者の仕事なのですね。
後半は、新曲“pray”をドキドキしながら初演。作詞してくださった澁谷利秀さんが、帰りにニコニコしながら「そうきたかぁ」。気に入っていただけたようで嬉しい!
歌い方のアドバイスをもらってふむふむ、とピンときたので、早く次のステージで歌いたくなってしまいました。もちろん、今度はもっといい声で!
それにしても、ずっと続けてきたクリスマスコンサートですが、一度として同じステージはないなと感慨深く思います。どの本番からも学ぶことは多いけれど、今回は特に発見がありました。日本語と英語の曲では無意識に発声を変えていたのね…とか(この体調では英語の方が楽だったのでびっくりしました!)いろいろ。
ごきげんバンドは不思議なバンドで、それぞれのバックグラウンドがちがうのがとてもいい形に表われています。メンバーとの出逢い、スタッフとの出逢い、お客様との出逢いを感謝せずにはいられません。
冬休みにはゆっくり休んで元気な身体になって、もっともっと作曲しよう!
それではみなさま、お元気でよい年をお迎えくださいませ。みんなで良い年にいたしましょう!
P.S.前にもお知らせしましたが、「願い〜クリスマスの日に〜」の楽譜は日本合唱指揮者協会から出版されています。楽譜が欲しい方は、コピーはしないで人数分お申し込みいただくお約束で、樹原のHPを見たと日本合唱指揮者協会へご連絡いただければ1部350円で分けていただくことができます。
日本合唱指揮者協会
TEL:03-3952-7207 FAX:03-3952-7218
急に冷え込む日が多くなりましたね。
いかがお過ごしですか?
毎年この時期になるとクリスマスの飾りで街はきれいですが、各地を回っていて今年はブルーの飾りが増えたように思います。それから、一般の家庭の電飾が「お店?」と勘違いするくらい凝ったところも増えましたね。思わず立ち止まって眺めたくなる玄関やベランダの飾りつけを見ながら、子どもの頃初めてツリーの飾りつけをして楽しかったことを思い出しました。
先週月曜日には熊本、木曜日には東京のマスターコースが終わり、やっと仕事が一区切りつきました。講義を終えた後はいつも自然に拍手が起こるのですが、年末には1年分のみんなの気持ちがこもっているようであたたかい気持ちになります。私からも、それぞれの状況の中でコツコツ勉強を続けているみんなに、心からの拍手を送りました。
喉の具合は相変わらず悪く、みんなに心配をかけてしまいましたが、結局はゆっくり休養してたっぷり寝ることにまさる治療はなし…と思う今日この頃です。でも、あきらめきれずに譜面を書きつつ、ビタミン、漢方、ハチミツ、温湿布、指圧などあらゆることにトライしております。そうそう、リハーサルのときは作りかけだった新曲が何とか間に合いそうです。できたのはやたらと臨時記号(♯や♭や)が多い上、1番と2番で転調していて、その上たくさん借用していて…あ、セミナーみたいですね。ギターが入るとスパニッシュみたいだし、自分の詞ではないと曲の世界も予想外のところへいくことがあっておもしろいなと思います。『サカナヨ』と同じく、澁谷利秀さんが詞を書いて下さったのですが、今回もとても深い詞で、何ヶ月かあたためてやっと曲になりました。
何かを作るのは本当に楽しいことです。他人の作品に出逢うのも楽しい。先日、熊本滞在中にたまたまのぞいた画廊でユニークな車の絵に出逢って、なんだかウキウキしてしまいました。アクリルで描いたとてもきれいな色の楽しい車たち。作者の轟友宏さんにはお会いできなかったけれど、また個展があれば行ってみたいものです。それから、垣内礒子さんの新作の絵本をプレゼントしていただいた「いわしぐもをつかまえろ」がまた楽しいお話で、何回も読んでしまいました。
こうして、ものを作る人たちは自分の知らないところで誰かを励ましたり楽しませたりしているんですね。
それでは、22日(土)PM5:00に中野坂上のハーモニーホールで、私もがんばってきます! お元気で!
お元気でお過ごしですか?
街のイルミネーションが華やかになりました。12月は、駆け足ですね。
12月4日は大阪で、5日は名古屋でセミナー。大阪では、みなさんの反応がダイレクトで正直でとても楽しい! アンケートもおもしろいんです!
コードネームは和声の変化を具体的に感じられるツールだと、大部分の方にわかっていただけたようで、ホッとしました。シリーズ1回目より2回目で人数が増え、熱心な保護者の受講もあり、熱気を感じます。
名古屋ではピアノソロの公開レッスン。弾く人が、和声変化をどれくらい意識できているかで、客席に伝わる演奏の質が変わることを実感していただけたかと思います。
今年も数えきれないくらいセミナーに行きましたが、それでもまだまだ北海道や東北、沖縄など、ほとんど行った(招かれた)ことのない地域も多くあります。人口の多い都市でないと集客のリスクがあるのでしょうが、ピアノを習う子どもは全国各地にいるのだから、何とかできればいいな、と思います。
そして、いよいよクリスマスコンサートまであと10日!
セミナーで喉を使い過ぎて2ヶ月近く調子が戻らないので、漢方の煎じ薬を飲みつつ体調を整えているところです。どの曲達も、作ったときから時を経て少しずつ深い表現ができたらと思いますし、新しい曲は生まれたての輝きを放てたら嬉しいし、スタンダードからの1曲“But not for me”は楽しんでいただけたら…と、想いはこぼれそうです。
この時期、音楽家仲間はみんなそれぞれに忙しくベストを尽くしている頃。お客様にとっても特別な日になるよう、精一杯やりたいと思います。
今日はこれから熊本でのマスターコースです。私にとっては“先生”と“演奏家”を行き来するのは結構大変なことで、できれば一定の期間で分けられたらどんなにいいかと思います。でも、両方やっているからこそ見えてくるものもあるはず、と信じて音楽の神様に身を委ねましょう。
それではみなさま、インフルエンザに気をつけて!