樹原涼子ようこそピアノランドへ!

 
 
 


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急に寒くなりましたね!

 長袖の服を慌てて探してしまいました。

 9月28日は、春に卒業したコード塾一期生の、久々のクリニック。卒業半年で、どれくらい自分のものにできたか、それぞれ発表してアドバイスするという約束で迎えたこの日、それはそれは大きな成果がありました。
 「コードは苦手」とスタートした人達がスタンダードジャズを自分のアレンジで弾いたり、クラシック曲をコード分析して和声の色彩豊かに表現したり、「光る星があったから」や「お元気ですか」を耳コピして弾き語りしたり、講義でやった課題をレベルアップして弾いたりと、発表の内容も様々で本当に驚きました。できなかったことができるようになって喜んでくれる、教える喜びとはこういうことを言うのだとしみじみ思いました。
 卒業してからも、こうして時々みんなの勉強の成果を確め、新しいテーマを宿題にしていくことで「勉強をあきらめずに続けていける! 目標があって嬉しい!」と好評だったので、来年も集まることにして4時間近くの勉強を終えました。そして楽しいランチパーティー! この日のためにわざわざシカゴから帰国した人もあり、本当に盛り上がった一日でした。

 このようなコードの勉強の成果を見るにつけ、子どもの頃からコードを教えることの重要性を感じます。
 10月4日のピアノランドセミナーでも、生徒の年代別のコードの教え方について講義せねば! と改めて思いました。
 “和音に名前がついていることが当たり前”になって見える世界を広めていけたらいいなと思います。コードに偏見を持っている人は少なくなってきましたが、それがモーツァルトやショパンの演奏と、作曲や編曲とどう結びついていくのか、わかりやすく伝えていけたら、と思います。

 30日は、ピアノランドスクールの発表会のリハーサル。美しい音色、自然なタッチ、テンポ感、リズム感、和声感覚…私が求めてきたものが、きちんと伝わっているのがわかり、嬉しい一日でした。
 4歳から音大生までひとりひとりに、本番までどのように練習したらよいかをアドバイスしてリハーサルを終えましたが、“受け取る力”だけでなく“自分で考える力”がついてきたことを感じます。みんな本番で力が発揮できますように!

 それではみなさん、芸術の秋、楽しくお過ごしくださいね。

2007年10月 1日 樹原涼子
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