樹原涼子ようこそピアノランドへ!

 
 
 


<< | >>

朝晩肌寒くなってきましたね。

 お元気ですか?


 昨日(25日)は、世田谷区立八幡小学校の家庭教育学級で、いのちの大切さを伝えるというテーマで弾き語りのミニコンサートを開いてきました。1〜6年生までの全校生徒が体育館のまん中に置かれたピアノをぐるりと囲み、キラキラの瞳で私の話に耳を傾けてくれました。ピアノランドから3曲親子連弾と、「君は君のままで」「光る星があったから」「どんな日も どんな日も」。午前中の1時間にも満たないコンサートでしたが、子どもたちの素直な反応と、来賓やお母さんたちの涙がとても嬉しく、あたたかい気持ちで家路につきました。PTAのお母さんたちと心を合わせて計画したのも楽しかったし、小学校の中、そしてテーマに沿った内容で、ピアノランドフェスティバルとはまた違った手応えがありました。


 その前日24日は、お彼岸の振替え休日にもかかわらず国立音大の授業。前回は二段階導入法について、今回はピアノランドの曲をどんどんみんなに弾いてもらうというもの。さすがに今の学生はみな美しいフォームで音もきれいですが、アンサンブルに慣れていないこと、積極性が今ひとつ、もっと思い切って表現していいのよ、とやや物足りなさも感じます。世界の6つのメソッドを2コマずつ学ぶという恵まれたカリキュラムも、受け身ではもったいない。そう思うのは、いつも現役バリバリの積極的なピアノの先生たちに講義しているからでしょうか。


 とは言え、感想には「2年の時教材研究でピアノランドを分析しましたが、こんなに楽しく使える教材とは気づきませんでした」(どの曲を分析したのかな?)とか「ピアノランドは私が思っていたよりも徹底して伴奏や連弾に力を入れているんだなと思いました。私がピアノを習い始めた時とは、今のピアノ教育は随分変化しているんだなと思いました」「私もピアノランドを4歳から弾いて育ち“ミステリーを追え”はなつかしかったです。伴奏がとにかく楽しいという印象が残っていて、やはり大人になってから聴いても楽しかったです」「今回初めてピアノランドを知りました。二段階導入法やミュージックデータなどすごく参考になりました。連弾や6手など聴いていても楽しかったです。弾きながら歌うこともすごく大切だなぁと思いました」「練習して来ない生徒への対応が参考になりました」など、少しは役に立てたようで嬉しく思います。


 みんなが社会に出て一人前のピアノの先生になったときに、また今日のことを思い出してくれたら嬉しい! 大学生、小学生と続けて触れ合い、「未来がある」ってステキなことだと思いました。みんな、今しかない“若さ”“若いときの時間”を大切に生きていってね!

2007年09月26日 樹原涼子
はてなブックマークに登録 Yahoo!ブックマークに登録 Buzzurlにブックマーク











過去の日記