こんにちは!
何かと行事の多い春、いかがお過ごしですか?
昨日は、投票を済ませるとすぐ、千葉の八千代市市民会館へ出かけました。3年ほど前に絵門ゆう子さんにライブの時にプレゼントしていただいた桜色のスカーフを持って、昨年2月に同じ舞台で「その手を胸に」を一緒に歌ったことを思い出しながら、葉桜になりかけた並木道を通って…。
一部は、ゆう子さんのだんなさま三門さんと主治医の先生、朝日新聞の連載コラム担当の記者、がん患者を支援するあけぼの会の方の4人で、“がんと一緒にゆっくり生きるには?”のテーマで座談会があり、早期発見の大切さ、治療法の変遷(今後は手術、抗がん剤治療は少なくなっていく方向とのこと!! )、まわりの受け止め方、支え方、賢い治療の受け方などについて、発病した人やその家族、病気でない人にとっても、とても有意義な時間でした。
病気であってもゆう子さんは、私と同じかそれ以上のハードスケジュールを楽しそうにこなしていました。病気になったからと人生をあきらめるのでなく、その中で自分の時間を精一杯生きる姿が、たくさんの人の共感をよんだのでしょう。今、病気で苦しんでいる方も、よい医師、良い治療法に巡り逢い、病気だけに捉われずに人生を大切に生き、支えてくれる温かい環境に恵まれ、またそのことへの感謝の気持ちを持つことができたら、と願わずにいられません。三門さん、ゆう子さんはきっと天国で喜んでいますね!
二部は、絵本「うさぎのユック」の朗読コンサート。昨年5匹のウサギ役をやった5人の子どもたちがそれぞれに成長しているのが嬉しく、大画面に映し出されたゆう子さんと一緒にすばらしいステージを見せてくれました。ゆう子さんが先輩と慕っていた青木裕子アナウンサーの朗読と司会で、しめっぽくない、明るい会になったのもよかった! 最後になったゆう子さんのエッセイのイラストを描いたエム ナマエ氏、ユックの絵を描いた山中翔之郎氏、ゆう子さんの衣装を制作していらした岡宗小夜美氏と私へ短いインタビューがあり、ラストは昨年共演した「その手を胸に」を歌うゆう子さんの大画面で幕に。ゆう子さんの生き方を象徴するような歌を作曲することができて本当によかった…。 最初で最後になった2人のハーモニーを聴きながら、何とも言えない気持ちで会場を後にしました。
桜の舞い散る帰り道、会場では泣かなかったのに不意に涙が溢れてきました。年上だったけど、妹みたいだったゆう子さん、いろいろありがとう。この日『絵門ゆう子 講演と朗読コンサート』のDVD(税別 ¥4,000)が発売され、その中に「その手を胸に」を一緒に歌ったシーンも収録されているとのこと。CDを待っている方、もう少し時間がかかりそうなので、よかったらこのDVDをご覧くださいね。
さて、ゆう子さんが天国へ行ってからの1年、私は何ができたかしら? 今やりたいこと、研究すべきこと、考えておかなくてはいけないことは大丈夫かしら? 「一日一日がいのちの記念日」という言葉を思い出しながら、私もしっかり生きて行こうと心に誓う、今日のスタートです。
そう思って手帳をめくってみると、4月16日は大阪市でテクニックのセミナー、17日は堺市でプレ・ピアノランドのセミナー、25日は名古屋市で話題の“The Four Seasons”のコードの連続セミナーがスタートします。
また、23日(月)は、熊本でのピアノランドマスターコースの記念すべき第1回め! 10時から1時まで上通りの同仁堂ビル4F スタジオライフで行います。この日は、マスターコースってどんなものか知りたい、見てみたい方のために、見学(無料)OKという初の試みをします。九州での開講は初めてなので、まずは、気楽にのぞいてみてくださいね。(見学の方もピアノランドメイト事務局に予約を入れてください)
それでは、4月もたくさんの方との出逢いがありますように!
どうぞお元気で!