みなさん、どんなクリスマスをお過ごしでしたか?
私は、抜けきらない風邪をかかえて年末進行のあれこれに押しつぶされそうになりながらも、“本番には元気”という才能をいかんなく発揮しました(笑)。
今年は、セミナーとコンサートで随分いろいろな所へ行きましたが、このところ恒例のハーモニーホールでのクリスマスコンサートは、会場の“気”が、他とはちょっと違うのを感じます。あたたかいとかアットホームというだけでなくて、集まってくれる方々がみんなそれぞれの人生の節目としてそこに参加しているというのでしょうか、まるで自分の人生を見つめ直すために私の音楽を聴きに来てくれたような、そんな空気を感じます。
アンケートやメール、手紙にもそれはハッキリ表われていて、以前は多かった個々の曲の感想よりも、コンサート全体から自分は何を受け取ったか、ある曲をきっかけに自分はどう変わったか、来年コンサートに来るときの自分はどうなっていたいかなど、私の曲やメッセージと、みなさんの人生の重なった部分についてのコメントが圧倒的に多くなってきました。こうして、心を開いて音楽に浸ってくれる方々の前で演奏できるのは、本当に恵まれたことだと思います。
そして、昨年のクリスマスコンサートは絵門ゆう子さんがゲストで、ステージで「光る星があったから」を歌ってくれたこと、「その手を胸に」を初演したことなどが思い出されて目頭が熱くなる瞬間がありました。けれども、ゆう子さんの心がしっかりとこの2曲の中に生きていて、この曲を歌っていくことが彼女と一緒に生きていることではないかと思えて、彼女の死を悲しむことより、みんなでこの曲のように生きていくことをこそ喜んでもらえるのではないか、と思うようになりました。ゆう子さん、本当にすばらしい作品をありがとう。
ごきげんバンドは本当にごきげんな音でわたしを支えてくれました。来年も、一緒に音楽を紡いでいこう!!
今年、いろんなコンサート、セミナーに足を運んでくださったみなさん、そして、ここへ遊びに来てくれるみなさん、本当にありがとうございました。
それではみなさん、どうぞお元気でよい年をお迎え下さい。
音楽に乾杯!