樹原涼子ようこそピアノランドへ!

 
 
 


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みなさん、どんなクリスマスをお過ごしでしたか?

 私は、抜けきらない風邪をかかえて年末進行のあれこれに押しつぶされそうになりながらも、“本番には元気”という才能をいかんなく発揮しました(笑)。

 今年は、セミナーとコンサートで随分いろいろな所へ行きましたが、このところ恒例のハーモニーホールでのクリスマスコンサートは、会場の“気”が、他とはちょっと違うのを感じます。あたたかいとかアットホームというだけでなくて、集まってくれる方々がみんなそれぞれの人生の節目としてそこに参加しているというのでしょうか、まるで自分の人生を見つめ直すために私の音楽を聴きに来てくれたような、そんな空気を感じます。

 アンケートやメール、手紙にもそれはハッキリ表われていて、以前は多かった個々の曲の感想よりも、コンサート全体から自分は何を受け取ったか、ある曲をきっかけに自分はどう変わったか、来年コンサートに来るときの自分はどうなっていたいかなど、私の曲やメッセージと、みなさんの人生の重なった部分についてのコメントが圧倒的に多くなってきました。こうして、心を開いて音楽に浸ってくれる方々の前で演奏できるのは、本当に恵まれたことだと思います。

 そして、昨年のクリスマスコンサート絵門ゆう子さんがゲストで、ステージで「光る星があったから」を歌ってくれたこと、「その手を胸に」を初演したことなどが思い出されて目頭が熱くなる瞬間がありました。けれども、ゆう子さんの心がしっかりとこの2曲の中に生きていて、この曲を歌っていくことが彼女と一緒に生きていることではないかと思えて、彼女の死を悲しむことより、みんなでこの曲のように生きていくことをこそ喜んでもらえるのではないか、と思うようになりました。ゆう子さん、本当にすばらしい作品をありがとう。

 ごきげんバンドは本当にごきげんな音でわたしを支えてくれました。来年も、一緒に音楽を紡いでいこう!!

 今年、いろんなコンサート、セミナーに足を運んでくださったみなさん、そして、ここへ遊びに来てくれるみなさん、本当にありがとうございました。

 それではみなさん、どうぞお元気でよい年をお迎え下さい。

 音楽に乾杯!

2006年12月28日 樹原涼子
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こんにちは!

 ノロウィルスが流行っているそうですが、お元気ですか?

 私は、大阪のホテルで熱が出たものの、気合で(?)一晩で下げて、12日は元気にセミナーをやってきました。

 “ピアノランドでおさえておきたい5つのポイント”というテーマで、初めて私のセミナーを受講する方には、メソッドの全体像が見えてわかりやすい内容です。たくさんの曲紹介もする、という欲張りな内容ですが、具体的にどんな曲で何を学ぶのか見ていただくのが一番なのです。来年2月と4月にもテクニックのセミナーが決まっているので、継続して勉強していただけたら嬉しいなと思います。

 14日はマスターコース、そして15日はごきげんバンドとリハーサル。直前までピアノランドメイトを書いていて目一杯のスケジュールでしたが、なんとか印刷に間に合いました。今回はソロの他に1ダースもの曲をバンドと一緒に演奏するので(前回は7〜8曲)さぞや大変かと思いきや、お互いの呼吸もスムーズですごくいい感じ。今年作った新曲も熟して来ました。クラシックの曲もそうだけれど、一応弾けたと思ったずーっとその先に音楽的なゴールがある、そこへ一緒に旅してる感じがしてきました。同じメンバーで回を重ねるというのはこういうことなのですね。

 そして初めて歌う“Tea for two”は、「ジャズってハスキーな人とかエラみたいな声でなきゃと思ってる人多いけど、樹原さんみたいな声でジャズ歌うといいよねぇ」と、ベースの高尾さんに言われてちょっといい気分。お世辞でも誉められると嬉しい! リハではまだ鼻声なので全開で歌えなかったのですが、それが幸いして他の人のプレイがよーく聴こえて、実はおもしろかったのです。体調が万全でなくても、かえって勉強になることもあるのですね。でも、ギターの中村さんに、「休むのも仕事のうちだよ」と言われて納得。風邪が抜けそうで抜けないのも休んでないからだと反省しました。

 とは言うものの、16日は『バイオリンランド』共著者の安部慶子先生の教室の発表会にお手伝いに行く約束。何曲かかわいらしいおちびさんたちの伴奏をして来ました。『バイオリンランド』で学んでいる子どもたちは、はじめから全弓をのびのび使ったボウイングで、音もきれいなので、一緒にステージに立つのが楽しいのです。何年か前に安部先生と奮闘努力して本を作った日々が懐かしく思い出されました。

 そして、やっと今日、一日オフで、〆切りを忘れて(明日がんばる!)ゆっくり休みました。ほとんどしゃべらなかったので、のども少しは快復してきたようです。

 それではみなさん、23日には元気な声で歌います。
お元気で!

2006年12月17日 樹原涼子
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こんにちは!

 お元気ですか?

 このところ、いつもセミナーに出かける直前に書いていますが、今日もこれから大阪に出かけるところです。これが、今年最後のセミナー出張。今年は、我ながらよく旅をして働いたものです。すでに来年もかなりのセミナーやコンサートの予定が入っているので、まずは健康第一! そして新しいアイディアも、作りたい作品も、じっくりあたためる時間が必要なので、来年はスケジューリングをよく考えて…と思うこの頃です。

 広島はちゃんと冬で(笑)、天気予報を見て出かけたので大丈夫。楽しく『樹原涼子“The Four Seasons”ベスト・セレクション』のコードネームの連続セミナー3回めを終えてきました。まだコードを使い慣れていない方も多いので、戸惑う表情も見られましたが、続けて勉強している方はだんだんに力をつけて、反応も少し早くなってきました。来年は、公開レッスンを含む実践編3回シリーズに伺うことになりそうです。

 国立では、全国に先駆けて、その実践編3回めを12月7日木曜日に行いました。『樹原涼子“The Four Seasons”ベスト・セレクション』のピアノソロ曲はかなり難易度が高いのですが、3人の受講生は頑張って弾いてくれました。音数が多くリズムが複雑な曲ばかりですが、テンポ、リズム、ドライブ感、コード変化、ペダル… などなど、レッスンが進むにつれいろいろな要素が整理されてステキに変身!

 『ピアノランド』の公開レッスンの時には、もう、ピアノランドは私の手を離れて“みんなのピアノランド”になっているなと思うのですが、『樹原涼子“The Four Seasons”ベスト・セレクション』の曲たちは、今、まさに私からみんなに手渡しているところなのだなと思います。こんなに一生懸命、これらの弾き語りやソロの曲を演奏してくれる方が各地にいるのは、作曲者冥利につきます。発表会やステージで、楽しんで弾いた様子を報告してくれる方が増え、改めてセミナーの大切さを思います。

 12月23日のクリスマスコンサートが近づき、バンドのメンバーとアレンジの打ち合わせなどしていると、こうして、毎年私の音楽活動を支えてくれている人への感謝の気持ちが溢れてきます。ごきげんバンドの高尾さん(ベース)海沼さん(パーカッション)中村さん(ギター)くーこさん(コーラス)、ピアノランドやhara hara倶楽部の活動では小原孝さん、プロデューサー、事務所のスタッフ、エンジニア、ピアノランドスクールの先生や生徒、その家族、マスターコース、コード塾に通ってくれるピアノの先生たち、お世話になった出版社や楽器店のみなさん、メールやお手紙で励ましてくれるみなさん…。

 大変なことはたくさんあったけれど、みんなが喜んでくれる顔が見たくて今年も頑張って来れたと思います。ありったけの感謝を込めて、コンサートでお返ししなくては! 1年間の“ありがとう”と“お疲れさま”を、ハーモニーホールで演奏します。

 お忙しい年末、たっぷりの睡眠と心にも栄養を! お元気で!

2006年12月11日 樹原涼子
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こんにちは

 先週の九州ツアー(11/27,28,29)では、めずらしく天気予報も見ないで飛び出すように出かけたのですが、長崎空港に着いたら雨(傘がない!)。そして暑い! 半袖の若者を見たときは絶句…寒い心配をして、真冬のスーツを持って来た…。

 そんなわけで、初日の長崎は上着を脱いでのセミナー。スポンジに水がしみ込むように熱心に話を聞いてもらって、「プレピ2」のセミナーがグレードアップしました。
セミナーもコンサートも、出演者だけではなく会場の人たちと一緒に作っていくのだと実感。

 続く博多と小倉では、長崎のセミナーのあと、井筒屋で買った秋物のワンピースを着て軽やかにセミナー。ツアー中に風邪もすっかり治って、ずっとテンション高く話をしてきました。

 今回はタッチの話が中心だったので、休憩時間と終了後にたくさんの受講生に囲まれて、フォームのケアをしてきました。
“昔習ったとおり”ではなく、合理的に考えて自分の手に合った自然なフォームを作る大切さをわかっていただけたと思います。

 でも、技術的なことだけではなく、ピアノを教える人には愛と熱意を持って欲しい、そして、自ら演奏して生徒に感動を伝えられる人でいて欲しい…と、時間と体調が許す限り、各会場で演奏をしています。今回は子どもを残して天国に行った友に捧げた「どんな日もどんな日も」を歌ってきました。いつも、曲のラストあたりでハンカチを取り出す方が多いのですが、小倉では一番が始まったとたんに泣いている方もあって、アンケートに「もう、泣かせないで下さい!」と。
でも、そういう柔らかい心を持っている先生たちの生徒は幸せだと思います。みなさんも、生徒にたくさん演奏してあげてくださいね。

 今日はこれから広島へ出かけて、明日はコードネームのセミナー。話題のCDビートルズの“LOVE”を聴きながら荷造りをして書いています。それにしてもジョージ・マーチン親子はすごい! うーん、すごい!
新たな感動に震えながら、「いってきます!」

2006年12月 3日 樹原涼子
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