樹原涼子ようこそピアノランドへ!

 
 
 


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海や山、海外に行かれた方も多かったことでしょう。

 夏を十分楽しまれましたか?

 スタッフの夏休みが終わり、21日から仕事モードに。フェスティバル後のいろいろな片づけや、秋からてんこ盛りのセミナー、コンサートの打ち合わせに、連載の原稿、取材記事の校正と、世界がいっぺんに動き出した感じです。先週一週間は、オフィシャルにはオフだったので、人との約束をしないでゆったり過ごし、好きなときにお礼状を書いたり本を読んだり、親戚と過ごしたり…本当に休まりました。そういう電話もファックスも来ない日は、肩の力が抜けて心のゆとりが生まれます。充電した分、当分土日もなく仕事が年末まで続くので、今から冬休みが楽しみです。生活にはメリハリが大切なんだなぁと思います。

 今週は、日焼けした10人の生徒とピアノの先生3人をみっちりレッスンしましたが、楽しかった!! やっぱり、レッスンは私のエネルギーの源。1時間のうちにみるみる上達して、その子らしい演奏に変わっていくのを見ていると、人間の可能性ってすごいなと思います。特に幼児は吸い取り紙のようです。小学校高学年になると、モーツァルトのソナタやショパンをしっかり分析してテクニックを使い分けて弾けるようになるので、手塩にかけた甲斐があります。レッスンに集中して紅潮した顔の子どもたちは、ただ指を動かすのではなく、自分の頭で考えて自分の心で感じたままを自分の身体をコントロールして“演奏”にしていく喜びを感じているのがよくわかります。本当にこの子たちの発表会が楽しみです。

 ピアノの先生たちのレッスンでは、いつも長い間に知らず知らず身についてしまった、自分では気づかない癖を直したり、こじんまりと無難に曲をまとめてしまいがちなのを、パーンと心の扉を開けて“表現する喜び”を味わってもらったりと、子どものレッスンとは違った“壁を取る”ための時間を使うことが多くなります。
大人になると、自分で「ここまで」と思い込んでしまう人が多いような気がしますが、自分で限界を作る必要は全くないのに、ともったいない気がします。 それに、自分の魅力に気づくことも大切なことです。そして、その魅力を出し惜しみしないで全開にできたらステキですね。

 週末はスタイリストと衣裳を買いに横浜に。 と言っても、下見をして的を絞ってもらったところに出かけたので、あっという間に終わって美味しい中華で乾杯。これも仕事のうちですが、何をどう見るべきか、その道のプロと出かけると本当に勉強になります。

 それではお元気で!

2006年08月27日 樹原涼子
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