各地で大雨が降りましたが、皆さんの地域はいかがでしたか?
私も折り畳み傘を持っての旅の途中です。
先週は6月27日(火)に衛星放送朝日ニュースターの「ひとこと言わせて!」という番組に何回めかの電話生出演。ラジオ風な作りが地上波の番組にはない味を出していて、なるほど、チャンネルが増えるというのは、こういうチョイスが増えるということかと納得。放送では8/1〜10までの全国5ヶ所でのピアノランドフェスティバルのことや、7/14のいのちの電話のコンサートのこと、絵門ゆう子さんと作った曲を歌うことなどインタビューに答えました。さらに、この週は何故か“いい男”をテーマに質問することになっていたそうで、「自分勝手ではなくてまわりが見えて優しくできる人」とか、「自分の好きなことに没頭できる人」などと答えたのでした。
この10日間くらい、本の校正の嵐と、“ピアノランドの世界”の6本のビデオをDVDにするための大がかりな作業が同時進行している中に、ムジカノーヴァのプレ・トークのインタビューや先ほどのインタビュー、連載の執筆が隙間を埋めるように入り込んでいて、我ながらよく生きているなぁと思います。あ、ビタミンを飲もう。
昨日は原稿の束を抱えて新幹線で校正しながら広島に入り、夜中までホテルで校正。AMは久しぶりの広島でコードのセミナー! 「倉敷からバスを仕立てて生徒たちと大阪のピアノランドフェスティバルに行きますからがんばってください!」と、つまり倉敷から広島のセミナーに参加してくれた方もいて、その他アンケートには岩国市や福山市……。皆さんの声に励まされつつ午後は大阪でメルパルクOSAKAの下見と打ち合わせ。夜はピアノランドフェスティバルのボランティアスタッフと打ち合わせ食事会。
「先生、フェスティバルの帰りに、感動してピアノを買った人がいるっていう話ですが」と、ムジカノーヴァ7月号の記事の話で盛り上がったのですが、例年、フェスティバルで小原孝さんとの演奏を聴いた生徒と、行けなかった生徒の“ピアノに対する気持ちの差”が秋に出る! だから、できるだけいっぱい生徒を連れて行こうという話に。
その後、今はホテルの部屋で「中田選手引退!」のニュースを見ながらこれを書いているところです。それにしても、ニュースはこれ一色。やはり、サッカーがずば抜けてうまいだけでなく、海外のクラブで力を発揮して、イタリア語や英語でインタビューに答え、自分の意見を発信し続け、サッカー以外の面でも自分を表現できる、いわばスポーツマンの枠に収まり切れない人。今までの日本のスポーツ選手にはない新しいタイプの“才能”を見せてくれたことが大きな魅力だったのだと思います。29歳の若さでここまで到達するなんてすごいことですね。いろいろなフィールドに、中田選手のような“壁を取り払える人”が出てくるといいなと思います。
さて明日は、名古屋でボランティアスタッフと打ち合わせ食事会をしてやっと東京へ。各地で、たくさんの方々に支えていただいてフェスティバルの準備が進んでいくことに、感謝の気持ちでいっぱいです。
中田選手を見て、全国のサッカー少年が憧れるように、小原さんの『ピアノランド』の演奏を聴いて「あれが僕の習ってるピアノ!?」と衝撃と憧れを子どもたちにプレゼントできたらと心から思います。
それではみなさん、お元気で。