樹原涼子ようこそピアノランドへ!

 
 
 


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風邪が流行っていますが、お変わりありませんか?

 このところ、寒暖の差が大きくて身体がびっくりしそうですね。

 先週は、おけいこ始め、今年初のマスターコース、ピアノランドスクールのお弾き初めと続きました。お互いに新しい気持ちだからでしょうか、去年と同じメンバーなのにちょっとグレードアップしたような気がするのが不思議です。

 マスターコース9期生は、もう1年以上一緒に勉強中なので、ひとりひとりがどう変化してきたか手に取るようにわかります。家庭のことをたくさんかかえ、あるいは遠方から、本当に自分のための勉強がしたくて集まった方が多いので、学生気分で呑気な人はいないんですね。すでに教えている中堅、ベテランの域に入って、まっさらな気持ちで新しいやり方を学ぶのには勇気が必要だったことでしょう。だからこそ、自己紹介タイムで自分が勉強してどれだけ変わったか、生徒がいかに変わったかを話すとき、みなさんの顔は明るく自信に満ちていて、スタート時とは別人のように輝いてステキです。いくつになっても、好きなことは続ける、やりたいことは思い切って始めてみることで、人生がどんなにおもしろくなるか、マスターコースのみなさんに教えられた気がします。“大変なときこそ、音楽が支えてくれている”のを見て、“強さ”を感じるこの頃です。

 それから、お正月明けの土曜日は幼児〜低学年、高学年〜受験生の2つの部に分けて“お弾き初め”をしました。お弾き初めは発表会と違って保護者の見学は遠慮していただいて、子どもたちだけののびのびとした会にしています。

 小さい生徒はピアノランドやブルクミュラーやギロックなど、大きい生徒はいろいろな作曲家の小品やソナチネ、ソナタなどを演奏。“レパートリー作りアンケート”の中から、各自が着々と自分のものにしていっています。

 どの子も自分の音色を持ち、その曲を楽に弾く実力をつけてから挑戦しているので、変に緊張せず、よい意味での緊張感、集中力を持って弾いています。はじめに手を抜かないで根気強く基礎力をつけておいた甲斐があったと、嬉しい気持ちで全員に拍手を送りました。うちの生徒たちは本番に強く、たとえミスをしてもミスと感じさせない演奏で、4人の講師たちもホッとした表情(笑)。

 小さい生徒の時間では最後に伝言ゲームをして大いに盛り上がり、大きい生徒の方では久しぶりに指の体操を超高速で挑戦させたり、演奏に必要な全身の脱力と柔軟性を高めるエクササイズをしたりと、とても有意義な一日でした。

 前日にねんざをした生徒が、雨の中遠くから電車に乗って遅れてたどり着いた根性にびっくり! とにかく、初めてのソナチネをみんなのいるこの特別な空間で弾きたかったのですね。

 今年もこの生徒たちのためにがんばらなくっちゃ!

 そして、もうすぐ2月2日には、今年初めてのセミナー「感じるコードネーム! 心を伝えるコードネーム!」があります! ずっとずっと前からこんな風にアプローチしたら絶対うまくいくはずと、練りに練ったピアノの先生のための“コードネームがわかって演奏できるようになる”ための3回連続セミナーです。使用テキストは、もちろん発売2ヶ月で増刷になってめでたい!「樹原涼子“The Four Seasons”ベスト・セレクション」。コードは初めてだから難しそう…と尻込みしている人も、3回に分けての解説編ですからどうぞ安心していらしてくださいね。(3/9、5/11いずれも木曜)

 各地の楽器店でも、このテーマで呼んでいただけたらすぐに飛んでいきたいのですが、まだ先のことはわからないので、まず、ここで一緒に勉強しましょう! 何しろ10年あたためて実現した楽譜集なので、伝えたいエネルギーがあふれていて、早くやりたくて大変です(笑)。

 それでは、みなさんもお風邪に気をつけてお過ごしください。そして、雪の多い地域の方はどうぞお気をつけてお過ごしくださいね。

2006年01月16日 樹原涼子
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