みなさんのお正月はいかがでしたか?
昨日は成人式(私のじゃないけど)。久しぶりに出かけた表参道は駅や街の様子もずいぶん変わっていてびっくり。振り袖姿も華やかなお嬢さんたちを見ながら、「20歳のときに将来なりたかった自分になっているかしら」と、ふと思いました…。音楽で身を立てていたい、というところはクリアしているからまあまあかも…がんばった20代を振り返り思い出したのが、両親の友人だったある方の言葉です。
「こうして年をとると手の甲に点々と シミができてくる。こういうシミができる前に寝ても覚めても必死に何かをやっていればものになるかもしれんな。悲しいかな若いときにしか身に付かんものがあるんだな」と。
そう、あれはとても印象的な言葉でした。しばらくは会う人ごとに“手の甲”をじっとみつめていました(笑)。
人前でピアノを弾くので手の手入れは丁寧にしていますからまだまだ行ける、大丈夫!と思うこの頃。でも、20歳の人もいくつの人も、シミがあってもなくても、“寝ても覚めても考えていること”はやっぱり実現すると思います。年の初めはそんなエネルギーが満タンなせいか、街の空気もいい感じですね。
で、なぜ表参道に行ったかというと、田代ユリさんのセミナーに出かけたのでした。私やユリ姉と同じく、ジャズピアニスト八城一夫先生の門下生だった作曲家の斉藤友子さんも誘って、セミナー後はちょっとした同窓会のようで楽しい一時でした。セミナーはもちろん勉強になりました! 客席に座って聞くセミナーはとても新鮮です。
斉藤さん曰く、「やってる曲は違うけど、この3人はどこか音使いが似てる」 そうなんです。ムダに音数が多くなくてラインがきれい、音の積み上げ方、響きがきれい…これは八城先生からいただいたみんなの宝物かもしれません。活躍している先輩たちに会って元気をいただいて、またまた曲を書きたくなってきました。
今週からピアノランドスクールのレッスンやお弾き初め、マスターコースが始まります。この大切な宝物をしっかり伝えていかなくては、と思います。