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国立駅前の桜並木は、本当に綺麗でした!
4人の小学生それぞれが、異なる時代、異なる国の曲で、進度もそれぞれだったのがよかったようで、曲のレッスンの中での調性の教え方、コードのみつけ方、強弱との関係、アウフタクトの教え方、拍子感を持つことの大切さなど、いろんな局面を見ていただけました。
はじめは緊張していた子ども達も、カウンセリングレッスンでコミュニケーションを持ちながら進めていくと、人前でもよく考えて音楽に集中していきます。作曲家は楽譜にしか自分の考えを記せませんから、楽譜にある全ての情報をきちんと読み取るためには楽典の知識が必要です。今回は、技術的な上達だけでなく、音楽の中身が成熟していくための基礎作りにあたる、作曲家とのコミュニケーションがテーマでもあるので、とりあえず曲をまとめることよりも、その曲の本質に近づく手助けができればと心を砕きました。
多くの方から参考になった、生徒の演奏が変わったと感想をいただきましたが、参加した子ども達が次に新しい曲に出会うときに、楽譜に向き合う姿勢が少しでも変わっていれば嬉しいです。
先生方には、音符を弾かせる前に、どのように曲と出会わせるかを考えていただくきっかけになったでしょうか。
翌日は、ニューヨークで活躍中のジャズピアニスト、白崎彩子さんの帰国ライブへ。ニューヨークでピアノを教えるために教材を探していてピアノランドに辿り着いたとかで、ごきげんバンドの高尾さんからの紹介で初対面。
この日は、ベースとドラムとのトリオで、本当に楽しかった! ピアノの音色が美しくて、しかもドライブ感もセンスもあって、オリジナル曲もよかったし、音楽への愛と情熱もしっかり伝わってきて、見ていて気持のいいライブでした。そう、ジャズっぽく弾きたいと夢見ているピアノの先生達、こういう演奏を聴いて、浸ってみましょうよ。あと数回、日本でのライブも予定されています。
1部の最後に、お客さんの中から7歳の女の子がとび入りで「TAKE FIVE」をトリオと演奏して拍手をもらっていました。一生懸命弾いているかわいい姿が前日の公開レッスンに重なります。これくらいのときに何を吸収するか、どんな風に勉強するか、本当に大切ですね。子ども達の可能性を引き出すには、と、つい考えてしまう私です。
日曜日は、自分の練習や諸々の仕事を片付けて、大阪のセミナーに出かける準備を...と思っていましたが、とても疲れたのでお休みに。そう、お休み、という概念がこのところなかったので、身体がストライキを起こす前に休まなくっちゃ。
スタッフも花粉症や風邪でちょっと大変なこの頃。みなさんも、どうぞお元気で。これから、大阪に出発です!